事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

日本の警察 その109「百舌落とし」 逢坂剛著 集英社

2019-10-29 | 日本の警察

その108「福家警部補の考察」はこちら

腰巻きによれば、33年間に渡って続いてきた百舌シリーズの完結編だとか。そうかあ、逢坂さんはいろんなシリーズの幕引きを図っているみたい。娯楽小説家としての矜持なのかな。

このシリーズの白眉はもちろん「百舌の叫ぶ夜」。初めて読んだときの衝撃は忘れられない。というか今でも逢坂さんの最高傑作はあれだと思う。

えーと、ネタバレになるのでつらいところだけど、ドラマ「MOZU」で西島秀俊が演じた倉木がああいうことになって、えーと真木よう子が演じた美希と香川照之演じた大杉が……えーいとにかくこのシリーズはあれを読まないことには始まりません!

そして、公安というものの在り方を世間に広めたのもこのシリーズの貢献。つき合いづらい人たちだけど、悪人だらけというわけでもありません。善人だけというわけでももちろんないけれど。

その110「我らが少女A」につづく


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 追悼八千草薫 | トップ | うまい店ピンポイント 普通... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本の警察」カテゴリの最新記事