その141「黒石」はこちら。
横山秀夫の原作はもちろん読んでいる。鑑識を主人公にすえるという発想は、ドラマとして絵面が地味ではないかと懸念される。でもテレビ朝日は「科捜研の女」にしても、そのあたりをクリアする自信があったのだろう。わたしはテレ朝のドラマは苦手なので見ていなかったけれども。
さて、そのテレ朝と歴史的に関係深いのが東映だ。東映といえば昔は時代劇中心の会社だった。その伝説は生きています。内野聖陽だけではない大仰な台詞回し、最終的にお涙頂戴で観客を納得させる展開……この劇場版はまさしくそのとおりの作品。だからこそ高齢者が多いとされるテレ朝ドラマの視聴者たちは安心して見終えることができるわけだ。
その143「可燃物」につづく。
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