その138「爆弾」はこちら。
あれはなんのドラマの番宣だったんだろう。「ケイゾク」だったかな。ローカル局のために、オンエアする局ごとにCMを作成するパターンってあるじゃないですか。山形であれば「TUYで」とか。主演女優がせいいっぱいがんばっているのに、そばに立っている渡部篤郎は、よほど眠かったのであろう、もうろうとして今にも倒れそうだった。これ、放送事故じゃないかと思うようなレベル。プロ意識ないのか渡部!(笑)
しかし「外事警察」における渡部篤郎はプロ意識のかたまり。スパイ天国といわれる日本を、水際で守っている感じをうまく出していた。
外事警察……ソトゴトと呼ばれる彼らの捜査手法は、「協力者」という名の情報提供者を“運営”することだ。
しかしその協力者が暴走を始め、ソトゴトたちが翻弄されてしまい……しかしそう見えて実は、な展開はさすが古沢良太脚本だ。むやみに面白かったっす。確かに、その男に騙されるなだよな。あ、ちょっとネタバレ。“その男”とは誰かが最後に明かされる。そう来たかあ。
ソトゴトに尾野真千子、片岡礼子、北見敏之、滝藤賢一、渋川清彦、山本浩司……渋いところをそろえたなあ。誰が裏切り者であってもおかしくない感じがいい。
協力者はドラマ版が石田ゆり子、映画では真木よう子とこれまたいい感じ。上司が石橋凌で、内閣官房長官が余貴美子。彼女のメイクが誰かをモデルにしているのがまるわかりで笑えました。
その140「香港警察東京分室」につづく。
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