事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

うまい店ピンポイント検証篇その10~口細ガレイ

2008-09-27 | 食・レシピ

龍上海篇はこちら011_ryouri1

 さて、今回からいよいよわたしの地元の店を紹介していきましょう。すでに「グリーンハウス再建計画」の一環でフレンチレストラン「ル・ポットフー」「欅」、情痴事件(笑)がらみで「ゆず」、椎名誠関係でワンタンメン「川柳」は紹介済み。

 食関係での酒田の強みといえば、そりゃ当然海があることだ。で、山(鳥海山、月山)もあり、川(最上川、日向川)もあると。ル・ポットフーを日本一のフレンチにした佐藤久一が、自分で海岸に出かけて岩牡蠣を採ったり、川マスを吟味していたことを考えてもらうとわかりやすいと思う。

 でも生まれてからずーっと酒田にいると、その「ありがたみ」ってものがどうもわからない。内陸の人からは「庄内は新鮮な魚が食べられていいねえ」とよく言われるが、そのたびにわたしはこう返している。
「でもオレらだってヤマザワ(内陸系のスーパー)で買い物してるんだぜ?」と。それどころかわたしがいつもおつまみに買って帰るのはシベリアのホッケだったりモーリタニアの酢だこだったりするのだ。変わらないじゃん。

 でも、意外なところで酒田の特徴を思い知らされるときがある。“生まれてからいちばん多く食べた魚の種類”の統計なるものがあって、たとえば関東はアジだったりするのだが、わたしはその結果に驚いた。「え?みんなカレイを食べてるんじゃなかったの?」どう考えてもわたしが生涯でいちばん数多く食べた魚は口細(くちぼそ)ガレイなのだ。酒田の人間はまずまちがいなくそうだと思う。だから全国どこでもそんなものだと思いこんでいたわけ。ものを知らないにもほどというものが(^o^)。

 で、その口細ガレイは他県ではなかなかお目にかかれないし(ウチの多国籍軍たちは酒田で初めて食べたと例外なく言う)、年をとってきたらあの美味さはこたえられん。やっぱり、恵まれているのかもしれない。

 そんな酒田でお薦めの魚料理の店といえば、
富重 酒田市本町3-5-16

・板前工房 よしだ 酒田市中町2-4-21 

志幡 中町店 酒田市中町2-1-16 山居町店 酒田市山居町1-2-5

だろうか。3000円も出せば食いきれないほどのお料理が供され、しかも常にうまい。志幡の山居町店は、名のとおり山居倉庫の真裏にあり、高名な欅並木が借景になってます。

次回はその富重篇です。画像は「志幡」山居町店のお料理。先日も法事で行ったんだけど食べきれないってば(笑)。北海道からの客も「まだ出てくるのお料理!」と驚きながら喜んでいた。

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