上田「村に魔の物が生まれ出る……」
山田「魔の物?なんでしょうか魔の物って……きゅうりとか、くらげとか、もずくとか」
上田「そりゃ酢の物だっ!」
トリックというシリーズの特徴は、上田につっこまれた瞬間も、山田は反省するのではなく得意げな表情のままだということ。
本来、かっちりしたドラマづくりが求められる“劇場版”で、金曜夜のオンエアと同じようなゆるさを、いまだに保っているのは立派だ。まあ、そのゆるさと夏帆のトリックのくだりの落差には笑えますが(結局、劇場版1作目と今回は同じ構造?佐藤健と夏帆のコンビはよかったですー)。
阿部寛の巨根、仲間由紀恵の貧乳、生瀬勝久のヅラなど、お約束の数々(笑ったのは野際陽子の書『紀伊半多』)も健在。どうしてテレビでもっと新作をやらないのだろう。