事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

前原再登場。

2011-09-09 | 国際・政治

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YouTube: Rhythm Heritage The Theme from SWAT

民主党の前原誠司政調会長が7日、ワシントンで、すべての武器輸出を禁じる武器輸出三原則の見直しや海外に派遣された自衛隊の武器使用基準緩和で踏み込んだ発言をしたことに対し、政府・与野党に困惑が広がっている。野田政権の政策決定システムは、前原氏率いる党政調の影響力が大きい。しかし民主党の外交・安全保障政策の全体像がはっきりしない中、事前の党内調整をほとんど経ない唐突な発言は、新たな党内対立の火種となる可能性もある。

米国は三原則見直しを期待しており、6月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)では、国際共同開発について「現在の検討を促進する。米国は日本の努力を奨励する」と明記した。前原氏は親米派で、日米同盟重視の姿勢をアピールし、今月の野田佳彦首相の訪米を地ならしする狙いもあったと見られる。

しかし、防衛大綱をめぐる昨年の党内議論では、平岡秀夫法相ら中堅・若手の護憲派でつくる「リベラルの会」が反対声明を発表。同会世話人の近藤昭一前副環境相は8日、毎日新聞の取材に「党内で議論してから言うべきで、既成事実みたいな発信はよくない。憲法9条の精神を大事にすべきだ」と反発した。党内には護憲派も多く「格好付けているだけ」(中堅)と冷ややかな反応もある。(毎日新聞9月9日)

……また?また彼はやっちゃったのか。外遊先でのコメントは本音であることが多いのが日本の伝統。リップサービスをワシントンに向けてどうしてもやっておきたかったのだろう。が、わたしはどうもわからない。“いま”こんな発言をしている場合なのか。

鳩山内閣の失策は、どう考えても解決するのに時間がものすごくかかる米軍基地問題を最優先したこと(きっとヒーローになりたかったのだろう)。菅直人の退陣にわたしはまったく納得していないが、彼の失策としてカウントできるのは、消費税やTPPについて、唐突に発言したことではなく、すぐに撤回したことの方だ。

野田内閣がその先例に学ぶとすれば、優先順位をキチンとつけ、粛々とその課題をかたづけること。となればその順位は

1.震災復興

2.景気回復

以外には考えられず、怒られそうだけどそれ以外の話は後回しにするしかないのである。それなのに、政調会長として民主党の政策について影響力を増したこの男は(スキャンダルが多そうだから閣僚にできなかったのだとは思うけど)、舞い上がったのか憂さを晴らしているのか、あいかわらず無責任な発言を垂れ流している。なんとまあ。

なにが怖いって、この男が首相になる可能性があったという事実。しかもそれは割と実現性が高かった。野党からも苦笑いされてすんでいるあたりが幸いなのか不幸なのか。

ほとんどギャグかと思った平野博文の国対委員長就任。およそ大臣の器とはとても思えない山岡賢次や小宮山洋子の起用……さーて最大のウィークポイントは誰?やれやれ。

本日の1曲は、リズム・ヘリテイジの「SWATのテーマ」。チャリこいでると、この70年代っぽさにテンションあがるんす!実はディスコってこれよ。

コメント
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