事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

2009総選挙

2009-09-01 | 国際・政治

山形新聞の漫画、遠藤陣営が抗議 自転車遊説に皮肉 /山形

 山形新聞が29日付朝刊に、自転車で支持を訴える立候補者を皮肉る4コマ漫画を掲載し、自転車で運動を続けてきた1区の自民、遠藤利明氏の陣営が同日、山形新聞に「配慮に欠ける」と電話で抗議した。山形新聞の大井祐一総務部長は毎日新聞の取材に「特定候補はやゆしていない。そう取られるとは考えなかった」と釈明した。

 漫画「ゴンちゃん」は、自転車の立候補者が「最後の最後まで自転車でがんばります。よろしくお願いします」とアピール。だが、当選後、黒塗り高級車で初登院するというもの。通信社の配信。

 遠藤氏は7月の事務所開き以来、主に自転車を使い、支持を呼びかけてきた。陣営関係者は「これは遠藤を批判した漫画ではないか、と支援者から声が寄せられ、抗議した。新聞は何を書いても良いのか」と語った。【釣田祐喜】

衆院選:森氏が地元紙以外を締め出し…石川の事務所

元首相で自民前職の森喜朗氏(72)が民主新人の田中美絵子氏(33)の猛追を受け、からくも議席を守った石川2区(小松、白山市など)。森氏の事務所では、森氏が地元紙以外の報道陣をシャットアウトして支援者と異例の万歳をした。「(当落が決まる)瞬間は(写真に)撮ってもらいたくない」。午後11時、事務所に到着した森氏は報道陣に、地元紙以外は事務所内部での取材を拒否すると通告。その最中、テレビ報道で森氏の当確が伝えられた。全国紙などの取材を拒否して万歳した後、取材に応じた森氏は「さんざんマスコミにふりまわされた」と話した。【堀文彦】

……記事はいずれも毎日新聞のもの。かたや地元紙にケンカを売り、かたや地元紙との癒着が歴然に。

 自民党の末期症状がここに如実にあらわれている。遠藤利明陣営にしたって、こんなときでもなければ全国に配信されている四コマ漫画(しかもあの微温的なゴンちゃんだぞ)が“遠藤を批判した”なんて考えるはずがない。森喜朗にいたっては、じゃあ地元紙とあんたの関係は何なのだと勘ぐられても仕方がないのに、言わずにおれなかったのだろう。

 自民党の仕事が“与党であること”なのは何度も指摘してきた。細川連立のときとは違い、今回の民主党はなにしろ数が圧倒的なので再逆転への道はかなり険しい。しかしここでしっかりと踏ん張れるのか、あるいは民主党にすりよるのか、自民党(と一部の民主党)を有権者は見つめている。あくまで、冷静に。

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