【ノーカット】松井秀喜さん弔辞 長嶋茂雄さん告別式 「私は長嶋茂雄から逃げられません。それが私の幸せです。」
小林じんこ篇はこちら。
六大学のスターが巨人入り。日本のプロ野球を人気スポーツにしたのは文句なくこの人だ。ど派手なフィールディング、勝負強いバッティング、そして無茶苦茶な采配(笑)。ただし、選手は育てた。監督就任1年目にリーグ最下位となり、シーズン後の秋季練習の苛烈さはいまも伝説。あの松井秀喜が弔辞で泣かせた。何度も泣いた。素晴らしい弔辞だった。
「監督、きょうは素振りないですよね」
マンツーマンで彼をあれだけの打者に仕立て上げた功績は大きい。
終身名誉監督ではあるものの、病のせいであまり表には出てこなくなっていたので、こんな日が来るであろうことは覚悟していた。
アンチ巨人にも彼のファンはいて、若いころに友人と巨人ネタで飲んでいると、となりにすわったおっさんが
「巨人?あんなチームのどこがいいんだ。なんで巨人が好きなんだ?」
とからまれ
「…………ナガシマですかね」
「ん?……まあ、そりゃ仕方ないか」
現役引退の日の深夜放送で、あの吉田拓郎が
「テレビもたまにはいいのやるなあと思いました」
と語っていたのを今でもおぼえている。戦後最大のスターの退場。やはり、哀しい。
藤村志保篇につづく。
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