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ブルガリアヨーグルトの父、グリゴロフ博士のこと

2009年02月25日 14時41分12秒 | Weblog
ブリゴロフ基金の主宰者ジュリア・グリゴロフさん(グリゴロフ博士の姪)と私、肖像画はグリゴロフ博士

ブルガリアヨーグルトの発見者としてメチニコフ博士のことはよく知られています。フランスのパスツール研究所のノーベル生理学賞受賞者メチニコフ博士がブルガリアを旅行したとき、当地に長寿者が多いことを知って、その原因として当地の人々はヨーグルトを常食しているためであると考え、彼自身もヨーグルトを作って食べるとともに、ヨーロッパにヨーグルトを広めたと伝えられています。
しかし、私はこの2月の初旬にブルガリアを訪れ、メチニコフ博士の前にブリゴロフ博士がいたことを知りました。

ブリゴロフ博士は、ブルガリアの発酵乳からその発酵菌であるブルガリア菌を発見し、メチニコフ博士は彼の功績を讃えて、パスツール研究所に招待して彼に講演を依頼したということです。つまりメチニコフのヨーグルトによる健康長寿説はブリゴロフ博士の研究が礎になっていたのでした。ブリゴロフ博士は1945年に他界しましたが、生前ブリゴロフ基金(Foundation "Dr.Stamen Grigorov")を設立し、乳酸菌研究の後進の育成に努めていました。私はブリゴロフ基金を主催しているブリゴロフ博士の姪御さんのジュリアさんにお会いして、ブリゴロフ博士の故郷や彼の人となり、ブルガリア菌の発見の逸話を聞かせていただきました。

次回から、ブリゴロフ基金で出版している書籍によって、ブリゴロフ博士の功績を紹介したいと思います。
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