ホームメイド・ケフィアを好きな方のために

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日本酸化ストレス学会学術集会聴講

2023年05月26日 11時07分58秒 | Weblog
第76回日本酸化ストレス学会学術集会が5月24日~25日に神戸国際会議場であり、24日のシンポジュウムと、教育講演、学術賞受賞講演を聴講しました、
聴講した講演のテーマは次の通りです。

シンポジュウム1 農学系研究者と医学系研究者からの発信~連携に向けて~
S1-1 酸化ストレスと疾病と食事性抗酸化物質-縺れた糸を解くには?-
S1-2 抗酸化剤に起因する修飾シグネチャーの構造と機能
S1-3 フェロトーシスを視点とした鉄代謝制御
S1-4 超硫黄電子伝達による抗酸化防御とエネルギー代謝
教育講演 ミトコンドリア先制医療
学術賞受賞講演1 酸化ストレスを介する中皮細胞障害と発がん機構の解析
学術賞受賞講演2 視覚障害原因第1位-緑内障と酸化ストレス

いずれも興味ある講演内容でしたが、緑内障と酸化ストレスの講演について簡単に紹介します。
失明原因の第1位は緑内障であり、全体の40%を占めています。
緑内障の原因と考えられている第1位は眼圧であり、第2位は年齢です。
緑内障患者は高齢者が多いが、正常な高齢者は眼圧が低い。
正常者の眼圧は14.4ですが、緑内障患者の眼圧は15.5です。
現在眼科では緑内障の治療法がないので、演者は全身な酸化ストレスによる疾患が眼圧に影響するのでないかと考えた。
ビルベリー(野生種ブルーベリー)などの抗酸化サプリメントを緑内障患者に投与したところ眼圧が1.0下がり、緑内障治療の可能性が示された、

以上が講演内容の要約ですが、アロニア果汁はブルーベリー果汁の数倍の抗酸化力があるので、アロニア果汁の摂取が緑内障患者に光明を齎すのでないかと想起されました。



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アルツハイマー病における腸と脳の間のクロストーク:腸内細菌叢調節戦略の役割

2023年05月23日 13時26分20秒 | Weblog
腸内細菌叢は宿主の健康に影響を与える可能性があり、食事、薬物摂取、ライフスタイル、地理的な場所など、いくつかの要因が腸内細菌叢の組成を変更する可能性があります。腸内毒素症(dysbiosis:腸内細菌叢の異常)は、微生物叢 - 腸 - 脳軸を介して脳の免疫恒常性に影響を与える可能性があり、認知症やアルツハイマー病 などの神経変性疾患の病因に重要な役割を果たす可能性があります。腸内毒素症とアルツハイマー病の関係はまだ解明されていませんが、新たな証拠は、アルツハイマー病が腸の透過性と血液-脳関門を乱す可能性のあるリポ多糖類とアミロイドの分泌を促進できることを示唆しています。さらに、酸化ストレス、神経炎症、アミロイドβ形成、インスリン抵抗性、そして最終的には神経細胞死の原因など、アルツハイマー病の特徴を促進する可能性があります。貧弱な食習慣と老化は、腸内毒素症による炎症反応とともに、アルツハイマー病の病因に寄与している可能性があります。したがって、食事、プロバイオティクス、または糞便微生物叢移植による腸内細菌叢調節は、アルツハイマー病の潜在的な治療法となる可能性があります。このレビューでは、アルツハイマー病における腸内毒素症の役割と、アルツハイマー病における腸内細菌叢を調節するための潜在的な治療戦略について説明しています。(PCの方はこちらを、モバイルの方はこちらをクリックして日本語に訳した論文を読んでください)。
図は腸内微生物叢と脳の間のコミュニケーションに関与する双方向経路を示しています。それらは、迷走神経と脊髄神経を介して通信します。 短鎖脂肪酸、リポ多糖、ペプチドグリカン、γ-アミノ酪酸、微生物代謝産物、その他の神経伝達物質、内分泌細胞も関与しています。
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美術館巡り

2023年05月04日 13時46分22秒 | Weblog

コロナが始まって3年間、人込みを避けて殆ど外出を控えていたが、昨日久しぶりに大阪中の島の国立国際美術館で開催している「ピカソとその時代」展と、その隣の新しくできた大阪中の島美術館で開催されている「佐伯祐三回顧展」に出かけました。
ゴールデンウィーク中は郊外の行楽地は何処も人出が多いようでしたが、市内の美術館は比較的すいていたので落ち着いて観賞できました。
撮影不可のマークが付いている絵が一部にありましたが、撮影不可マークのない絵は撮影自由の様で、どちらの美術館でも鑑賞者がスマホで撮影していたのには驚きました。
私自身撮影を控えていましたが、魅力的な絵の前に立つとこれ一枚だけと思って撮影していました。
観光地へ行くと景色をよく見ないでカメラのファインダーばかり覗いてしまいますが、スマホを持つと絵の観賞も同じようになっていると反省もしましたが、会場で購入した画集よりもスマホの画像の方が色彩が鮮やかで、会場で受けた感動が甦ってきます。
見出しの絵はピカソの「緑色のマニキュアをつけたドラ・マール」と、佐伯祐三の「ノートルダム」です。
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