成分調整牛乳

　　　　　　　　　　　　　　画像は朝日新聞（2010.4.17）からの引用です。

最近、低脂肪牛乳を買うと成分調整牛乳と表示しているものがあります。
法令（乳等省令）によると、低脂肪牛乳の乳脂肪分は、0.5％～1.5％と規定されています。
ところが、成分調整牛乳には乳脂肪分の規定がありません。従って、成分調整牛乳の乳脂肪分は自由に決められるので、乳脂肪分を2.0％程度に調整しています。乳脂肪が1.5％以下だと牛乳の風味にコクが欠けるので、牛乳の風味を損なわない程度に乳脂肪を減らし、ダイエット志向にも適応できるということで、なかなか好評のようです。
　しかし、成分調整牛乳は牛乳から脂肪分を除くだけでなく、上図に示すように水分を除けば高濃度牛乳もできますので、いろいろな成分濃度の牛乳ができます。牛乳の消費不況を吹き飛ばす美味しい牛乳ができればいいですね。牛乳が美味しくなると、ケフィアも美味しくなります。