ホームメイド・ケフィアを好きな方のために

ホームメイド・ケフィアをこれから始めたい方、すでに始めている方のブログです。ケフィアについての感想や質問をお書き下さい。

腸内細菌で過剰な免疫反応を抑える

2010年12月24日 11時13分11秒 | Weblog
先日紹介しました乳酸菌学会設立20周年記念シンポジウムで講演した東京大学の本田先生の腸内細菌による免疫抑制の記事が、本日の日経新聞(2010.12.24)に掲載されていましたので下記に紹介します。

「東京大の本田賢也准教授らとヤクルト中央研究所の研究チームは、過剰な面歴反応を抑える細胞が腸内細菌の働きで増えることをマウスの実験で突き止めた。炎症性大腸炎などの治療につながる成果という。米科学誌サイエンス(電子版)に24日掲載される。
 正常マウスの腸内細菌約500種類を調べると、「クロストリジュウム属細菌」がいた場合に、免疫の暴走を抑える免疫細胞「Treg細胞」が多かった。この細胞を腸内細菌がいない無菌マウスに飲ませると、Treg細胞が約4倍に増え、正常マウスと同じになった」

腸内で生きている細菌と宿主の健康の関わりを研究する学問をプロバイオティクスと言いますが、従来プロバイオティクスの主役であったビフィズス菌や乳酸菌に加えて、クロストリジュウム菌がプロバイオティクス細菌として登場してきたことを、先の乳酸菌学会のシンポジュウムの紹介で書きましたが、今後ますます乳酸菌学会や腸内細菌学会で発表される研究が注目されるようになるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする