(前回の続き)ここらでコンペティター(ライバル)について述べておかなければならないと思います。お客さんから新聞広告で見ましたが同じものですかという電話をよくいただきます。その広告文を見るとホームメイド・ケフィアのコンセプトとそっくり同じですから、お客様の間違われるのも当然だろうと思います。過去2回のブームすなわち「ヨーグルトきのこ」と「カスピ海ヨーグルト」もホームメイド・ケフィアの販売に大きな影響がありましたが、この新聞広告の影響はその比ではありません。その広告によると小学校の先生をしていた女性がケフィアヨーグルト(彼女達はそのように呼んでいます)に出会い、そのおいしさに魅せられて普及活動を始めたと書いています。
大手スーパー(GMS)からホームメイド・ケフィアの発注があり、応じ切れないと判断してお断りしたことは前に述べましたが、大手スーパーとヨーグルトで取引のあった乳業会社が同じ注文を受けて、カナダの乳酸菌製造会社(ローゼル社とは別)から、ホームメイド・ケフィアと類似のケフィア菌を輸入したらしいのですが、「ヨーグルトきのこの素」と言う商品名で発売してまもなく「ヨーグルトきのこ」ブームが終息して、結局大量の在庫を抱えてしまったようです。
彼女が出会ったのはこの「ヨーグルトきのこの素」であったようです。最近まで新聞広告で発売10周年記念と宣伝していましたが、ホームメイド・ケフィアは発売から15年、大手スーパーの注文を断ってから11年ですから、時期的にも乳業会社が大手スーパーでの販売が中止された時期と符合しています。最近の情報に寄れば乳業会社からの仕入をやめ、直接カナダから輸入しているようです。
新聞広告を見ると「牛乳パックで種菌を使い切りにする」「牛乳パックに巻きつけて温度を管理する」コンセプトは独自に考案したかのように書いていますが、このコンセプトはホームメイド・ケフィアとそっくり同じです。牛乳パックに巻きつけて温度管理する器具にいたっては、弊社のケフィアサポーターを開発した同じ電器メーカーから仕入れたものです(現在は中国製?)。
自由経済社会ですから類似商品の販売を差し止めることは難しいが、商品コンセプトがそっくり同じ商品を大量の宣伝広告によって、しかもダンピング価格によって販売することは許されるとは思いません。不当競争防止法に抵触することは間違いありません。
ホームメイド・ケフィアは、発売以来15年間お客様の紹介によるクチコミ販売が主であり、宣伝費を抑えて利益をお客様に還元するように努めてきました。1面全部を使った新聞広告を出せるほど儲かる商品ではありません。しかし、コンペティターは新聞広告からテレビコマーシャルまで大量の宣伝広告費をかけて販売しています。この広告宣伝がケフィア市場を牽引して来た面も否めませんが、当然どこかに無理がかかっているはずです。
私の心配はホームメイド・ケフィアとの競合よりもむしろこのような無理な宣伝活動が行き詰まったとき、ケフィア市場全体に対する消費者の信頼が失われてしまわないかと言うことです。(次回に続く)
大手スーパー(GMS)からホームメイド・ケフィアの発注があり、応じ切れないと判断してお断りしたことは前に述べましたが、大手スーパーとヨーグルトで取引のあった乳業会社が同じ注文を受けて、カナダの乳酸菌製造会社(ローゼル社とは別)から、ホームメイド・ケフィアと類似のケフィア菌を輸入したらしいのですが、「ヨーグルトきのこの素」と言う商品名で発売してまもなく「ヨーグルトきのこ」ブームが終息して、結局大量の在庫を抱えてしまったようです。
彼女が出会ったのはこの「ヨーグルトきのこの素」であったようです。最近まで新聞広告で発売10周年記念と宣伝していましたが、ホームメイド・ケフィアは発売から15年、大手スーパーの注文を断ってから11年ですから、時期的にも乳業会社が大手スーパーでの販売が中止された時期と符合しています。最近の情報に寄れば乳業会社からの仕入をやめ、直接カナダから輸入しているようです。
新聞広告を見ると「牛乳パックで種菌を使い切りにする」「牛乳パックに巻きつけて温度を管理する」コンセプトは独自に考案したかのように書いていますが、このコンセプトはホームメイド・ケフィアとそっくり同じです。牛乳パックに巻きつけて温度管理する器具にいたっては、弊社のケフィアサポーターを開発した同じ電器メーカーから仕入れたものです(現在は中国製?)。
自由経済社会ですから類似商品の販売を差し止めることは難しいが、商品コンセプトがそっくり同じ商品を大量の宣伝広告によって、しかもダンピング価格によって販売することは許されるとは思いません。不当競争防止法に抵触することは間違いありません。
ホームメイド・ケフィアは、発売以来15年間お客様の紹介によるクチコミ販売が主であり、宣伝費を抑えて利益をお客様に還元するように努めてきました。1面全部を使った新聞広告を出せるほど儲かる商品ではありません。しかし、コンペティターは新聞広告からテレビコマーシャルまで大量の宣伝広告費をかけて販売しています。この広告宣伝がケフィア市場を牽引して来た面も否めませんが、当然どこかに無理がかかっているはずです。
私の心配はホームメイド・ケフィアとの競合よりもむしろこのような無理な宣伝活動が行き詰まったとき、ケフィア市場全体に対する消費者の信頼が失われてしまわないかと言うことです。(次回に続く)