ホームメイド・ケフィアを好きな方のために

ホームメイド・ケフィアをこれから始めたい方、すでに始めている方のブログです。ケフィアについての感想や質問をお書き下さい。

やっぱり冬はホットケフィアです

2007年01月24日 16時12分08秒 | Weblog
昨年の冬はホームページの「冬はホットケフィアをいかがですか」と言う記事にたくさんのアクセスがありましたが、今年は暖かいせいか風邪の流行もなく、アクセスが少ないようです。しかし用心しておいた方が良いと思いますので、今年も皆さんにホットケフィアを勧めています。

昨晩、NHKのテレビを見ていると佐伯チズという方が登場して、肌の手入れについていろいろとアドバイスをしていました。私が興味を持ったのは彼女の出したクイズです。「私がいつもかばんに入れて持ち歩くものは何ですか」という質問に他の出演者が答えるクイズですが、答えは生姜でした。彼女は生姜をすりおろして小瓶に入れて持ち歩いているそうです。「ヨーグルトにかけて食べています。美味しいですよ」「体が温まっていい」と話しておられましたが、わが意を得たりと思いました。

ホットケフィアは、土生姜をすりおろして砂糖とお湯を入れた生姜湯をケフィアに混ぜて出来上がりです。「ケフィアは冷たくて冬は食べにくい」とおっしゃる方、ぜひホットケフィアを試してください。

土生姜をすりおろして生姜湯を作るのが面倒な方は、スーパーで買える「生姜湯の素」を利用して下さい。私は杉丸物産の「しょうが湯」を利用しています。これは手軽に生姜湯が作れて安い(5袋で290円)。コップ1杯のホットケフィアを作るのに半袋もあれば十分です。
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ケフィアと健康(1)ケフィアで虫歯の予防?

2007年01月18日 20時03分30秒 | Weblog
国内国外を問わず最近報告された学術論文から、ケフィアと健康に関するトピックを選んで紹介しようと思います。

その1回目として、ケフィアから分離されたプランタラム菌のバクテオリシン(抗菌物質)について紹介します。この乳酸菌の作るバクテオリシン(抗菌物質)は、制菌効果を発揮できる細菌が少ない(制御できる微生物の幅が狭い)が、その中に虫歯の原因菌と言われているラクトバチルス・サリバリュスが含まれていることが注目できます。すなわちケフィアを食べて虫歯を予防できる可能性が示唆されています。
ホームメイド・ケフィアにもプランタラム菌が含まれていますが、残念ながらこの研究はホームメイド・ケフィアを材料にした研究ではないことをお断りしておかなければなりません。
論文のタイトルと著者は次の通りです。
Charactrization of bacteriocin ST8KF produced by a kefir isolate Lactobacillus plantaram ST8KF.
J.E.Powell, R.C. Witthuhn, S.D. Todorov, L.M.T. Dicks
International Dairy Journal 17 (2007) 190-198
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老化防止はホームメイド・ケフィアで

2007年01月08日 19時01分02秒 | Weblog
「40代、50代だと太りすぎが生活習慣病を招き健康を害することになるが、高齢者になるとむしろ食が細くなり低栄養が大きな問題になる。最近の研究では栄養不足になると老化を早めることもわかってきた。」(日経新聞 2007.1.7)

上記の文章は昨日の日経新聞から引用しました。同記事によると血液中のタンパク質「アルブミン」が栄養状態の「ものさし」であると同時に老化の「ものさし」であるということです。アルブミンは血液中を流れるタンパク質の約60%を占め、血液1デシリットルあたり4g以下だと栄養状態に「黄信号」ですから、動物性タンパク質の多い食事を摂るようにしなければならないそうです。

血中アルブミンが0.2g低下した人は握力が約6Kg落ちたが、動物性タンパク質を摂取してアルブミン値を改善すると握力の低下が約5Kgに抑えられ、人間総合科学大学の熊谷教授は「栄養状態を上げるほど、老化の進行を遅らせることが可能」と述べています。

老化を遅らせるための食生活指針の主な項目は、
○3色のバランスをとり欠食を避ける。
○動物性タンパク質を十分に摂る。
○魚と肉の摂取は1対1程度。
○油脂類の摂取は不足しないように。
○肉は様々な種類を摂取して、偏らないように。
○牛乳は毎日200ml以上飲むようにする。
○緑黄色野菜、根菜類などを毎日食べる。
○食欲がないときはおかずを先に、ご飯を後に食べる。
(出典:日本公衆衛生雑誌)

但し、栄養改善は一朝一夕にはならず、毎日の習慣が大切だということです。
この記事を読むと、毎日ホームメイド・ケフィアで牛乳を発酵させて食べる習慣がこの理論に適っていると思います。またコーカサス地方には100歳を越える健康な長寿者が多いこともうなずけます。牛乳をそのまま飲むよりも発酵させて飲む方が乳酸菌の整腸効果も期待できますし、発酵によって部分消化された吸収の良い乳タンパク質は血中アルブミンを高めて老化を防止することも理解できます。多少我田引水のそしりを免れませんが、健康に役立つ記事だと考え紹介しました。
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年頭の所感

2007年01月05日 19時23分49秒 | Weblog
わが国に乳利用文化が育まれなかったのは、温暖多湿の風土的制約にあったことは既に何回か述べてきました。しかし牛乳の殺菌技術と包装技術の進歩によって生まれた殆ど無菌に近い紙パック牛乳の普及と、微生物のの純粋分離培養技術の進歩によって生まれた乳酸菌カルチャーが、わが国の風土的制約を克服出来ていることに想いを致す人は少ない。それは明治以降わが国の乳業が商業資本によって発展してきたことと無関係ではない。つまり乳業会社にとってヨーグルトもチーズも商品に過ぎないからです。しかし消費するだけの食生活では食文化は育たない。自分で牛乳を発酵させてみて、さらにそれを搾ってチーズを作り、いろいろとレシピを工夫して料理を作ってこそ、牛乳消費の裾野が広がり、わが国の食生活に根ざした乳利用文化が育まれるものと思います。高活性ケフィア菌を紙パック牛乳に加えるだけで、誰でも簡単に牛乳を発酵できることをもっと多くの人々に知ってもらわなければいけない。健康長寿の伝説の地、コーカサスの発酵乳ケフィアが、わが国の食卓にもっと親しまれるようになれば、高齢社会を迎えたわが国の健康管理にも役立つに違いない。何よりも牛乳を家庭で発酵する食習慣が定着すれば、牛乳の需要が増え、酪農業の発展にも寄与できるのではないかと思います。年頭に当たりホームメイド・ケフィアの普及こそ私のライフワークであるという思いを強くしました。
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新年明けましておめでとうございます

2007年01月04日 18時31分46秒 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

写真は私の郷里淡路島の花桟敷公園から大阪湾を隔てて眺めた金剛葛城山脈から昇る初日の出です。上空には棚引くような薄雲がありましたが、山の端には雲がなくきれいな朝日が眺められました。今年の運気を象徴するような清々しい初日の出でした。(2007.1.1撮影)

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