あなたのケフィアはプロバイオティクスですか

最近、商品名にケフィアと付いている商品が多いように思いませんか？
弊社のホームメイド・ケフィアに類似した牛乳を発酵させるタイプの製品の他に、カプセルタイプの製品、缶入りの清涼飲料タイプの製品など、まさにケフィアが巷に溢れていると言っても過言ではありません。

しかも、いずれのケフィア製品もロシアのコーカサス地方の発酵乳ケフィアの流れを汲むと宣伝していますので、消費者はどのケフィアが正統だろうかと混乱しているのではないでしょうか？
それではケフィアを選択するための一つの基準を提案したいと思います。
その基準は「あなたのケフィアはプロバイオティクスですか」と言うことです。

プロバイオティクスは、ヨーロッパの乳酸菌研究者等によって提起された概念ですが、ある学者は「健康に役立つ生きた細菌を含んだ食品」と定義しています。また別の学者は「腸内細菌のバランスを改善することによって、宿主動物に有利な影響を及ぼす生きた細菌を含んだ食品であり、それは発酵乳製品やチーズの形で供されている」と述べています。

プロバイオティクスの定義に従えば、生きた細菌を含んでいるということが大切な基準です。テレビの宣伝でよく見かけるカプセルタイプのケフィア製品も、スーパーやコンビニあるいは最近ではベンダーでも見かけるようになった缶入りの清涼飲料や殺菌乳酸菌飲料タイプのケフィア製品も乳酸菌や酵母を殺菌しています。いずれも生きた細菌を含んでいません。つまりこれらの製品はプロバイオティクスではないのです。

コーカサスでは牛乳にケフィアグレインと呼ぶ乳酸菌と酵母の塊を加えて牛乳を発酵させてケフィアを作っています。発酵と言う現象は生きた乳酸菌や酵母の生命の営みです。その生命の営みを私たちは健康に役立てているのがケフィアです。ホームメイド・ケフィアは生きた乳酸菌や酵母の生命の営みによって、私たちの健康を保とうとするプロバイオティクス製品です。