伊豆・西海岸の恋人岬から南端の下田、さらにその突端の野水仙の群生地、爪木崎へ行った。
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ゲートをくぐると、看板には、「静岡の自然百選第三位当選」とある。それはそれはすばらしいことで、おめでとうございます。
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わずかに盛を過ぎて寂しげだが、一面の水仙、なかなかのものだ。順路を逆に降りて行くと、水仙が一列に並んでいるところがある。群生地?
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石碑があり、「抱かねば 水仙の揺れ やまざるよ 岡本眸 昭和59年1月作」とある。
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素養のない私は存じ上げなかったが、岡本眸(ひとみ)は、東京生まれの俳人で現在82歳と高齢のご婦人だ。ウィキペディアには以下のようにあり、権威ある方のようだ。
句集『朝』で俳人協会賞、『母系』で現代俳句女流賞受賞、1994年紫綬褒章受章、2007年、『午後の椅子』で第41回蛇笏賞受賞、2008年、『午後の椅子』で毎日芸術賞受賞。
さらに進むと灯台がある。灯台の土台に「海の『もしも』は118番 海上保安庁」との看板があった。118番は知らなかった。もっとも119番もかけたのは1回だけだから、まあ、縁がないか。
灯台の右手に見える島は、伊豆七島の1つ、利島だ。
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ここからは、大島、利島、(鵜渡根島)、新島、三宅島、御蔵島、(式根島)、神津島と伊豆七島のうち、八丈島以外が見える。なお、( )は伊豆七島に含まれないらしい。
一番西側に灯台のある島が見える。南10kmの沖合にある神子元島(みこもとじま)で、日本最古の洋式石造り灯台だ。
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沈む太陽を背に、北川(ほっかわ)温泉の宿に向かった。
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