hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

町田康「破滅の石だたみ」を読む

2008年08月29日 | 読書2
町田康(まちだこう)著「破滅の石だたみ」、2008年6月、角川春樹事務所発行を読んだ。

最近10年の間に書いたエッセイを4部に構成したものだ。

Ⅰ「偶然の土石流」は、パンク歌手時代から作家の現在までの日常生活記録。
文章に、「イエイ」や「うくく」などが頻繁に出てくる割りに、意外と真面目な人のようで、午前中はきちんと業務(小説書き)をしているし、他人への礼もつくしているようだ。書評を書くのにも、「暦に印をつけ自分の仕事の速度と受注量に鑑み、あらかじめ計画を立てその計画に則って仕事をこなしており、ぎりぎりになって読みはじめるようなことはしない」と書いている。

Ⅱ「ときめきノーフューチャー」では、デビュー作誕生の経緯に続き、「自分は誰もやらなかったことをやろう」と今でも不安を抱えながら小説を書き出すと語る。
谷崎潤一郎賞を受賞した「告白」執筆の裏側や、会話を書く難しさ、など私にはここが一番面白いところだった。
あとは、面白かった本の紹介が続くが、その基準は最低でも十回以上読んだというものだから驚く。著名な著者のそれほど有名でない本が多いが、少年の頃から桁違いに本を読んでいるようだ。パンク歌手なのに、やはり。

町田康の「私のオールタイム文庫ベストテン」は、
村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」、
村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」、
野坂昭如「真夜中のマリア」、
三島由紀夫「豊饒の海」、
大江健三郎「叫び声」、
筒井康隆「脱走と追跡のサンバ」、
ドストエフスキー「死の家の記録」、
カート・ヴォネガット「ジェイルバード」、
ウディ・アレン「羽むしられて」、
梅崎春生「ボロ家の春秋」。

うーん、私は1冊しか読んでいない。

Ⅲ「実にいい」も面白い本の紹介。

Ⅳ「伊八のいる風景」は、パソコンのマックの音声認識・楽譜作成ソフトのでたらめぶりの紹介。

著者は、1962年大阪府生まれ。パンク歌手、詩人、俳優で、作家。1996年に発表した処女小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年「土間の四十八滝」で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年「告白」で谷崎潤一郎賞を受賞と輝かしい戦績。

この本の題名は、京都北白川あたりにあるというその上を歩いた者は必ずや破滅するという石畳から。



私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)

多少ふざけた文章が苦手の人にはお勧めできないが、パンク歌手の名に恥じる(??)根は真面目な人のようで、本も良く読んでいるし、他人と違ったことをやろうとリスクをとる考え方も気に入った。

以前、付いていけなくて途中で投げ出した記憶があるが、もう一度この著者の本を読んでみたくなった。



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映画「SEX AND THE CITY」を見る

2008年08月27日 | 日記

映画「SEX AND THE CITY」を見た。映画館には、夏休み中にもかかわらず、当然ではあるが、子どもの姿は見えなかった。若い女性、昨日まで若かった女性、夫婦50のカップルなど月曜日の昼前という時間帯のせいか、館内は人がチラホラだった。

TVシリーズを見た人も、初めての人も、気楽に楽しめるだろう。H度もとくにきつくなく、あこがれのニューヨークの生活、ファッションも楽しい。
しかし、何と言ってもこのTVシリーズ、映画のテーマは4人の女性の友情だろう。共に喜び、悲しみ、場合によっては恋人より大切な友。傷ついたキャリーを必死のかばい、守る3人。女性の友情は、いざというときだけでなく、日常の細かなやりとりや、おしゃべり、率直な感情表現があり、楽しいものだと知った。

「SEX AND THE CITY」(SATC)は、WOWOWで全6シーズン・94話を放送し、大部分を見て、8月20日のブログ「TVシリーズSEX AND THE CITY」に書いた。


「SEX AND THE CITY」は、ニューヨークに暮らす30代独身女性4人のセックス・ライフを大胆に描き、最先端のファッションなど都会暮らしの喜怒哀楽や女性同士の友情を盛り込んでいる。
アメリカのケーブル局HBOで、1998年から2004年にかけて放送された全6シーズンの連続テレビドラマだが、今回、最終話から4年後の設定の映画版が8月23日から公開されている。

映画版もTVシリーズとまったく同じ設定で、4年の経過を感じさせるのは子どもが大きくなっていることだけだ。したがって、ストーリーはほぼ想定の範囲内で、見ている人も「おやおや、どうなるの?」と、わざとうそっぽく驚き、そして結局、「やっぱりね」と安心して楽しめる。水戸黄門シリーズ現象だ。それはそうだろう、94話も積み重ねてきたそれぞれのキャラクタ、話の流れを壊すわけにはいかない。

TVでなく、映画ということで、恐れていた(?)より過激なシーンはなかった。また、このTV、映画のロケ地を巡るマンハッタンのツアーがあり、人ごみを避けるために、偽装ロケも実施したそうだが、ニューヨークの町並みが出てくるシーンは思ったほど多くなかった。残念。
しかし、大画面でみるファッションは迫力があるし、キャリーが大きく傷つき、落込むシーンの大写しでは、はっきり歳を感じさせた。

キャリー役のサラ・ジェシカ・バーカー (1965年生まれの43歳。97年マシュー・ブロデリックと結婚、一児の母)。
サマンサ役のキム・キャトラル(1956年生まれの52歳。映画の中で50歳の誕生祝がある。)
シャーロット役のクリスティン・デイヴィス(1965年生まれの43歳)。
ミランダ役のシンシア・ニクソン(1966年生まれの42歳)。



詳しい情報は「SEX AND THE CITYオフィシャルサイト」「映画「SEX AND THE CITY」公式サイト」にある。



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身の回りの整理 (3)その他

2008年08月26日 | 老後
本、書類、アルバム以外で整理しているのは、以下だ。

衣服
背広は2着だけ残し、退職時に一気に捨てた。ネクタイも捨てたが、趣味で集めていた百個ほどのネクタイピンは、小さいものだからと理由を付けて、箱に入れてとってある。
同じような衣服は一つあれば十分として、かなり整理したが、まだまだ捨てきれず残っている。どうしても惨めに見えがちな年寄りは、こざっぱりして気に入った衣服を常に身に付けていたいと思うのだが。

整理法はこうだ。例えば夏物のシャツ類をクローゼットに掛け、使った後で右端に掛ける。これを繰り返す。夏の終わりに、左端にあるいくつかのシャツは使わなかったか、ほとんど使わなかったのだからと捨てる。これが私の衣服の超整理法だ。

家具
使ってない家具はいくつか捨てたが、中味が入っていたり、上に何か置いてある家具は捨てられない。やはり、中味の整理が第一だ。
変わったテーブル、古い鏡台や、立派なテーブルは二束三文で売った。2つある桐のタンスは一つ余分で、使ってくれる人がいれば譲ったのだが、再加工の材料にするという業者があったので1000円で売った。大正時代のものだそうだが、大正初期以前の桐のタンスならとくに価値があるという。

食器
引き出物や、お返しでいただいた食器類がたまっていた。もう大勢のお客様を迎えることもないだろうと、いただいた方の顔を思い出しながら、捨てたり、リサイクル店に持っていったりした。

切手コレクション
小学生の頃から切手を集めていた。とくに金をかけて収拾したものでなく、子どものうちは自然に手に入るものを集め、多少のお金が自由になるようになってからは記念切手の発売日に郵便局で2,3枚買ったりしてこつこつ集めたものだ。家に来る手紙などの切手もすべて切り取り、通常切手は寄付し、残りはすべて集めていた。誇るほどのコレクションではないが、50年以上続けているので、数はかなりある。

一時期、他人が集めていない、何か特徴のあるコレクションにしたいと、地図や地球が書いてある内外の切手を集めた。しかし、図書館で、地図切手に関する本が2,3冊あるのを見てやる気をなくした。

テレホンカードコレクション
テレホンカードの初期のものから、金箔付き、香り付きなどかなりな数にのぼる。数えるのもいやになる位だ。図書カード、各種プリペードカードも山になっているが、自分で使用した仕様済みのものなので価値はないだろう。

コインコレクション
ギザ付き10円コイン、百円銀貨など通常コインが山になっている。ただし、きれいではないので、ほとんど価値はないだろう。また、外国へ行ったとき購入したコインセットもいくつかある。

以上、切手、カード、コインのコレクションは、正当な評価をしてくれる売り先を求めていて、ダンボールに入ったままだ。売れたらそのお金はどこかに寄付したいと思っている。

つりかわコレクション
結婚したときの私の持参品が、たしか、自分の布団と、コタツ、そして電車のつりかわだった。ごく普通の電車のつりかわだ。「何でつりかわなの?汚くない?」と奥さんに言われて、押入れの奥の奥に入ってしまった。
コレクションといっても5本ほどしかないが、これだけはいまだ手放せない。今では、奥さんは、「棺おけに入れてあげる」と言っているので、理解してくれているのかな??

断っておくが、これらは買ったものではなく、取れて電車の棚に置いてあるのを拾ってきたものだ。だから5本も集めるのは大変な時間がかかっているのだ。
もちろん、ちゃんと付いているのをナイフで切ったりしたことはない。ただし、一本だけは、ほとんど切れそうになって下がっていたものだ。誰かがぶら下がったとたん切れて怪我でもするといけないので、ほんの少々力を入れて試験してみたら、偶然切れた。しかたなく回収した。 




まだまだ、シンプルな生活には程遠い。今後とも、ほっとけば増えていく物を、それ以上のペースで捨てていかねばならない。



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身の回りの整理 (2)本、書類、アルバム

2008年08月25日 | 老後
とりあえず実行している整理作業は以下の通りだ。
押入れや、棚の奥からダンボールなどを引っ張り出してどんどん捨てている。この家に入居してから13年。徐々に高密度実装になって行き、押入れ、棚の中から長年のあかのような荷物がどんどん出てくる。捨てるのも大変なエネルギーが必要だ。元気なうちに整理しておかねばと思う。


本好きな私は、これまでは本を捨てることができなかった。もう読まれることはなく、ただ置いてある本は、本にとっても不本意だろうと考えることにした。
したがって、残す本は、原則として、未読で近々読もうと思っていた本や、お気に入りで何回でも読む本だけにした。残った本は、基本的に整理してしまうという乱暴な方針だ。
原則として新たに本は購入しないで、図書館で借りて読む。
本棚や棚を捨てる。入れ物があれば自然と中味も増えていく。

黄色くなって、内容が今では古い情報になって価値がなくなり、もう読まないだろう本をまず整理した。通信、情報関連の技術の本が多い。
次に、とくに思い入れのなく、読み飛ばした小説、一度読めば二度と読む必要のない技術概説解説本などを整理した。
同時に、古本屋で売れるだろう本は誰かに使ってもらおうと売った。

まず読まないが高価だった本。良書と評判だった科学・技術の本。簡単に売れるとも思えない本。一時期、よく読んだ小説や、専門書。思い出はいっぱいあるが、もう読むことはない本。未練は残るが、まとめて捨てた。一冊の本を何度も何度も繰り返し読んだ子どものころを思うと、哀しい。



仕事関連の書き物
会社勤めのときに書いた論文、報告書、特許、データなどいずれ何らかの形でまとめたいと思って整理しながら蓄えていた。しかし、退職したとたん、あっと言う間にその気が無くなった。退職直後に、文献類はすべて捨て、自分で書いた書類は、記念碑的な意味でごく一部だけ保存し、残りはまとめていっぺんに捨てた。

古い文書の多くはワープロのオアシスのファイルだった。3.5インチのフロッピーディスクFDDになっていて一応パソコン用のMSワードに変換できたが、変換は完全ではない。何代かパソコンを代えるうちにおかしくなったものもある。読み返すこともないだろうと、MSワードのものも含めてすべてのファイルを破棄した。

時代は激しく変わる。とくに技術の分野では、画期的、歴史的価値があるもの以外の一昔のものは何の価値もない。今回まとめてすべて捨てた。紙のものは、シュレッターが無いので、破くのが大変だった。


アルバム
並べて2mもあるアルバムは、イメージ・リーダーで読み込んで、パソコンに保存し、HDDにもバックアップした。この話は、「子どもは3歳までに親孝行を終える」に書いた。
 


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身の回りの整理(1)考え方

2008年08月24日 | 老後

生活をシンプルにしようと、物を整理している。気に入ったものだけに囲まれたすっきりした生活がしたい。
また、そう遠からず同居している息子が出て行くことになるだろうから、そうなれば我々夫婦も便利な東京のマンションにでも移ろうと思っている。いずれは、大幅に荷物を整理しなければならないことになる。

そもそも、整理する必要性は年取るとますます増加する。
年取ると整理しないかぎり、必然的に長年積もり積もった物がたまってくる。
棚に仕舞ってあり、数年使わないものは基本的に不要と考えて良い。利益を生み出すことが目的の企業ほどでないにしても、家庭でも有効利用できない資産を保有していることは場所も食うし無駄である。
棚の奥の方に仕舞ってあるものを取り出そうと思うと、いつの間にか高密度実装になっていて、取り出すのに苦労する。面倒で使わないで済ませたり、あることを忘れてしまったりする。

父や母の死後、多くの荷物の整理で苦労した。まとめていっぺんに捨てるわけにもいかず、わけの分からないものを一応一つ一つ見て、とって置くべきものを判断するのは面倒な作業で、同時に申し訳ない気持ちになった。自分にとって価値あるものでも、子どもには不要な場合が多い。私もそろそろ少しずつ身の回りをすっきりさせておきたい。

もちろん、整理と同時に、持っている物は長く使い、なるべく新しい物は買わないことも必要である。しかし、効率化で消費電力を少なくした新製品、とくに冷蔵庫、ポットなど長時間通電する機器は新しいものに買い換えた方が経済的でエコとなる場合もある。



どんなものが整理対象かと言うと、以下がある。
1. 多分使わないと思うが、なんとなくもったいないと考えて保存してあるもの。
2. 何かのときのために保存してあるもの。使う確率は低いので、どうしても必要になれば新たに買えばよい。
3. 使わないが、記念品や、苦労して集めたものなど心情として捨てがたいもの。
これらのものは、一応別にしておいて、1年でも経過してから再判断する。ワンクッション置くことにより、気持ちの整理ができて、捨てることができるようになる。

具体的には以下のものがあげられる。
1. 本、書類、アルバム
2. 使用していない家具
3. 古い、あるいは気に入っていない衣服、カバンなど
4. しまってある台所用具、食器類

整理の優先順位は以下の通り。
1. ただでも誰か使ってくれる人がいれば、差し上げる。
2. 中古屋で売れるものは安くても売る。
3. 可能なものはリサイクルに回す。
4. 捨てる。
ただし、写真や、メモ、本などで、必要な情報があれば、デジタル記録してから捨てる。
また、心情的に捨てがたいものは、どうしてもと思うところだけ残し、他は整理する。そして、時間を置いて、あきらめが付いたところで、残したものも整理する


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雷さんと虫歯菌

2008年08月22日 | 昔の話2

昨日の夜はけっこうカミナリがひどく、340m/秒 * 2秒 = 約700m位まで近づき、地響きがした。

子供のころ、カミナリがなると、「おなかを出してるとおへそを取られるわよ」などと注意されたものだった。おなかが冷えることへの注意だったのだろう。
そう言われると、皮のパンツをはいて、クルクルのパーマ頭の鬼が雲の上で太鼓を叩いている姿が目に浮かんだものだ。最近は雷さんの鬼の出番は少ない。


そういえば、歯を磨かないでいると、虫歯菌にやられる光景が目に浮かび、あわてて歯を磨きに行ったものだった。
とんがり帽子をかぶり黒い服を着た痩せこけたいかにもバイキンといった虫歯菌が、つるはしを持って、歯をキンコン、キンコンを壊している絵を良く見かけた。歯を磨かないと、この虫歯菌が歯を壊しているような気がして、歯が実際に痛いように感じたものだった。
今はミュータンス菌という名前で科学的に解明されていて、黒いとんがり帽子の針金のような虫歯菌の絵も見かけなくなってしまった。


「食べたばかりでゴロゴロしてると、牛になるわよ」とも言われた。今の子どもにこんなこと言っても、「ちゃんと理由を説明してよ」といわれるか、頭から馬鹿にされるかだろう。


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TVシリーズSEX AND THE CITY

2008年08月20日 | 日記
WOWOWでは8月8日(金)~17日(日)まで、TVシリーズ「SEX AND THE CITY」(SATC)全6シーズン・94話を一挙放送した。
途中1シーズンぬかしたが、夜中の放送を録画し、暇にものをいわせてほぼ全部見た。



「SEX AND THE CITY」は、アメリカのケーブル局HBOで、1998年から2004年にかけて放送された全6シーズンの連続テレビドラマ。
ニューヨークに暮らす30代独身女性4人のセックス・ライフを大胆に描き、大人の女性の本音に迫ったセリフの数々、最先端のファッションなど都会暮らしの喜怒哀楽や女性同士の友情を盛り込んでいる。
エミー賞を7回、ゴールデングローブ賞も8回受賞。
最終話から4年後の設定の映画版が8月23日から公開予定。



ニューヨーク在住のライターキャンディス・ブシュネルが週刊誌ニューヨーク・オヴザーヴァーに連載していたコラム「セックスとニューヨーク」の同名の書籍化が原作。
TVシリーズでも、毎回最初の方で、主人公のキャリーが、パソコンに恋愛に関する疑問を打ち込む。例えば、
“いつになったら、「探すこと」をやめるだろう?”
“ロマンス・アレルギー?”
“なぜ理想を優先してしまうのだろう?”
のように。



キャリアーを確立しながらも、20代女性に引け目を感じ、知人の結婚や出産に焦り、それでも日夜最新の話題の店にでかけ、ニューヨークを愛する4人の30代女性。
4人の女性は、なにかと言うと集まり、きわどく、あからさまな本音トークをかわす。ときには自分の恋愛も投げ打って、友の危機に駆けつける。恋愛と女性の友情と、そして、なによりも4人のそれぞれの明解な個性を発揮した掛け合い漫才が楽しい。おまけとして、流行を作り出したというファッション。
彼女らは、「ニューヨークには未婚のストレートな30代男性はほとんど残っていない。かっこいいのはゲイばかり」と嘆く。そのゲイの友達もときどき登場し、話しにいろどりを添える。
一挙に見るには94話と異常に長いが、30分完結で、話はテンポよく進む。



いささかあからさまなセックストーク、まったく我慢しないで、あまりにも安易に相手を取替える。同じような話の繰り返しに途中うんざりして中断した。しかし、やがて彼女達が迷いながらも1人の相手を中心に、自分と相手にとって何がもっとも大切かを考え、相手に合わせるようになってから、話が多少落ち着いてくる。

しかしそれにしても、アメリカ女性はうるさくて自己主張が強く、ウザイ。痛快といえば痛快なのだが、30分も一緒にいたらうんざりするだろう。日本人でよかった。
理想の相手は居るのではなく、互いに作っていくものだと思うのだが。もっとも、実際は、作っていくというより、半分以上、妥協していくものだろうが。

4人のファッションは話題を呼び、身につけたブランドが流行を作り出したそうだが、私にも分かるほどたしかに洗練されている。ただし、主人公キャリーのびっくりするようなファッションは、彼女のキュート、コケテッシュで、わざとらしくも思えるしぐさにぴったりだが、飛びすぎていてエレガント好みの私は付いていけない。まあ、私はまったく関係ないと言えばそれまでだが。
ファッションチェックがWOWOWオンラインにある



映画が楽しみだ。
参考にした詳しい情報は「SEX AND THE CITY」にある。



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昼寝から覚めて

2008年08月19日 | リタイヤ生活

若い頃はめったに昼寝などしなかった。たまに昼寝して、死んだようにぐっすり寝て目が覚めたとき、なぜこんなに明るいのか、混乱し、一瞬、何が何だかわからなくなったものだった。
今は、毎日のように昼寝するので、目が覚めたとき明るくても驚かなくなってしまった。


ぐっすり眠ろうと、アイマスクを付けて昼寝した。目が覚めたとき、明かるいはずなのに、目を開いても目の前が真っ暗で、「アッ!目が見えない、何故なんだ!」と一瞬パニックになってしまったことがあった。
以来、アイマスクを付ける時は、「良いか、アイマスクだぞ」と、自らに確認する癖がついた。




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「介護施設にだまされるな」を読む

2008年08月17日 | 老後
窪田望著、湖山泰成監修「介護施設にだまされるな! -かかる費用と選び方がわかる-」2007年10月、ダイヤモンド社発行 を読んだ。

「はじめに」から
在宅介護は地獄となる場合が多い。しかし、良い介護施設、ここでは有料老人ホーム、はなかなか分からない。役所はリストをくれるだけだし、ケアマネージャーは在宅支援専門で施設の実情は良く知らない。そこで、有料老人ホームを探す際にこれだけは知ってほしい情報をまとめた。

特別養護老人ホーム(特養)は200-300人、数年待ちで、介護度合の低い人は入れない。介護老人保健施設(老険)でも半年待ちが普通。グループホームも認知症の人としか受け付けないし、定員が少なく入所待ちとなる。
結局、有料老人ホームしかないが、実態が不透明で、料金もピンキリだ。

なおこの本は、有料老人ホームに限定しているが、「「60代からの住み替えを考える本」を読む」2008.5.15や、「老後の住まい」2008.5.3 の私のブログで、もう少し広い観点での老後の住まい探しや、施設の種別解説を行っている。



パンフレット、ホームページのあいまいさの注意点

「介護付き」とある場合は、「○○県指定介護保険特定施設」との記載ありをチェック

「終身介護」は、条件、部屋の広さ、金額をチェック

「要介護へのサービス」は、ホームか、外部サービスかチェック

「24時間対応」は、看護師、医師は?別事業の事業所では?

「2008年1月開設」でも、建物は古いこともある。



情報の集め方

東京都介護サービス情報公表システム」がお勧め(右下から各都道府県の介護サービス情報公表システムに入れる)

老人ホームマップ」の口コミ情報も有用(ただし、書き込み件数が少ない)
   
老人ホームお探しサイトは単なる比較のみ

資料請求は、パンフレットのほか、重要事項説明書(必須)と財務諸表も請求する。



重要事項説明書

全国で形式が統一されているので施設間の比較が容易。

「運営主体」の項目で、公的機関か私的機関(不動産会社など)かわかる。

「施設概要」をチェック。職員体制は、2:1で合格、1.5:1なら手厚い。   

「従業員に関する事項」では、夜勤の人数が30人に1人なら合格、20人に1人なら安心、1年間の退職者数、採用数が多いと問題あり。

「サービスの内容」で、協力医療機関に内科以外があるか?契約の解除に長期入院があるか?入居率が80% 以上か?退去先が自宅やその他の人が1割いると問題。居室は13m2あれば安心。

「利用料」で、初期償却は頭取りで返ってこない金額。10-30%が安心ライン。保全処置は倒産時に保証される金額で、500万以上。



その他、一番関心のある「かかる費用と相場」について、詳しい説明の章と、さらに食事時の11時を狙うなど「ホーム見学のポイント」の章がある。
最後に、1万人が選んだ、「有料老人ホームベスト50 」のリスト。



私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)

具体的金額や、細かいチェックポイントが書いてあり、実際に有料老人ホームを探している人、探そうと思っている人には有効。その他の人には具体的過ぎる。



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「3年で辞めた若者はどこへ行ったか」を読む

2008年08月16日 | 読書2

城繁幸「3年で辞めた若者はどこへ行ったか -アウトサイダーの時代」2008年3月 筑摩新書 を読んだ

表紙には、以下のようにある。
「・・若い世代に対し、昭和的価値観に従わず生きる人たちの仕事や人生観を紹介することで、若者が平成的価値観をはぐくむ手助けとしたい。彼らはどのような壁に直面し、何を目指してレールを降りたのか。そして今後、企業や社会が目指すべき改革とはどのようなものか。・・」

裏表紙には、「・・いまだに多くの会社で、昭和の時代から続く風習や決りごと、働き方が支配している。「若者はなぜ3年で辞めるのか?」でその状況を描いた著者が、辞めた後の、いわば「平成的な生き方」とは何なのかを指南する」


大手の会社を辞めた若者が、外資系、ベンチャー、NPO、作家などになった実例が、
最初からズラズラと並ぶ。その話の中に、戦後に確立した年功序列と終身雇用に代表される昭和的価値観(著者の造語だが、昭和と言ってもいろいろだ。ネーミングが悪い)がいかに現代の悪になっているかが語られる。しかし、しょせん少数派の個別の話であり、全体傾向はまったく話されない。これが、200ページほど続く。
肝心なのは最後の40ページほどの全体の話だ。

「昭和的価値観を成り立たしめたものは、やはり戦後に確立した年功序列と終身雇用の両制度である。転職市場が未整備で、・・・いかにレールの安定した会社に滑り込むかが最大の勝負どころとなるわけだ」とあり、
著者によれば、団塊の世代以前の古い人々が築いた昭和的価値観はもはや障害そのもので、彼らは日本変革への抵抗勢力だ。


以下、(  )は私のコメント。

(上記の論は極論で、年功序列と終身雇用などすでに崩壊しはじめているし、日本全体の閉塞感、先行き不安感が若い人をしらけさせたり、見かけの安定に走らせているのではないか。
すくなくともネットで見る限り、20-40代の若い人は、団塊の世代を含む現在の社会支配世代をゾンビと決めつけ、どうともならない絶望感を持って侮蔑の言葉を投げかけている場面を見かけることがある。
本当にそうなのか?我々の努力はもはや社会の障害そのものなのか?確かに、この先への展望は見えないが、築いてきたものの大半は、すくなくとも経済的には貢献したのではないか。そこまでボロクソに言われたくない。怒りに燃えるなら、闘え。たとえ勝利は絶望的であっても。
少なくとも団塊の世代は、若い頃には、閉鎖的社会に一度は戦いを挑んだ。たしかに、破れ、日和、その後、会社の奴隷になったにしても。)



最後の30ページほどに若者を中心に広まりつつあるという新しい価値観について述べられている。この部分は読み応えある。

日本の労働者は3階層に分かれる。最上位は、かっての定期昇給の恩恵で、20代の2倍以上の基本給の中高年正社員。次が、定期昇給を知らない団塊ジュニア以降の正社員で、上の階層より生涯賃金は3割は減少するだろう。そして一番下が非正規雇用労働者で、賞与、退職金も、雇用継続保証もない。
対策の方向性は明らかだ。同一労働同一賃金に向けて、正社員の既得権にメスを入れ、正社員と非正規雇用者の垣根を取り払えばよい。しかし、年齢給をやめ、完全な職務給に移行するのは、労働組合、既成労働者政党の抵抗が強く、実現困難だろう。

以下ますます激烈な主張となる。
非正規雇用者は、このまま行けば無資産・無住居・無職で60代になり、ホームレスに転落する可能性は高い。彼らが路上で息を引き取る時、彼らに代わって安楽な老後を手に入れた老人たちは、既に永眠していなければ、「改革なんて馬鹿なことをしようとしたから、あんな可哀想な人たちが生まれたのだ」と言うだろう。
それは断じて違う。構造改革とは、新たな利益再分配モデルを作り出すことである。国債をばらまいて老人だけが逃げ延びることでも、中高年の正社員だけに安定した雇用を保証することでもない。各労働者が正当な対価を受取れるように障害となる規制を取り払うことだ。そのためには、従来の左右の対立ではなく、世代間で対立しなければならない。



(最近一部で叫ばれているように、あまりにも正社員をクビにするための障害が高すぎる。そのしわ寄せを非正規雇用者が被っている面はある。この意味で著者の分析は正しいと思う。しかし、世代間対立は民族紛争と同じで不毛だ。
長い目で見れば、重厚長大企業、非効率製造業、兼業農家など新時代には生き残れないゾンビ企業、職業への政府補助を廃止し、付加価値の高い企業を伸ばすためにすべての規制を撤廃すべきだ。同時に最低限のセイフティネットは張る必要がある。
また、労働市場の流動性を高めることで格差の固定化を避け、各人の能力、特色に応じた賃金が受取れるようにする。ようするに、政府はセイフティネット以外は何もしないほうが良いということだ)



私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)

売らんかなの姿勢で反響を呼ぶための極端な決め付けが多いが、著者の主張の基本は納得できる。団塊の世代以上の人は、圧迫され、割を食っていると思っている中年や若い人の主張を何かの機会に聞いてみてほしい。
著者には、もっと冷静で、腰を据えた著作を期待したい。


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「非情人事」を読む

2008年08月15日 | 読書2
江上剛著「非情人事」、2008年5月発行、文春文庫を読んだ。

宣伝文句は以下。
――――――
サラリーマンにとって会社人生は人事がすべてと言っても過言ではない。転籍人事にかちんと来た実力副社長、リストラを完遂した途端に自分の首を斬られた人事部長、合併銀行の派閥を背景にした熾烈な社長レースなど、「非情人事」を拝命した企業人の複雑な思いと行動を、鮮やかな筆致で描いた文庫オリジナル短篇集。
―――――

著者、江上剛(エガミ ゴウ)は、1954年生まれ。旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。1997年第一勧銀総会屋事件に遭遇し、広報部次長として混乱収拾に尽力。2002年「非情銀行」で小説家デビュー。築地各支店長を経て2003年に退行。


人事に翻弄されることになる5つの短編。
「五分の魂」は、NTTドコモの社長人事のスクープをめぐり新聞社の記者と上司の軋轢。

「引き際」は、信用金庫の3行合弁後の頭取人事の争い。

「非情人事」は、リストラを強要された人事部長が、泥をかぶらされてクビになる。

「悪い奴ら」は、闇金融の社員が貸出先の老人を自殺に追い込む。貸金業規制法を作った後藤田正純衆議院議員(妻は水野真紀)がイケメンの悪徳議員として出てくる。

「追い落とし」は、西武鉄道グループの不良債権を巡る持ち株会社傘下銀行のトップ達の争い。


とくにびっくりする話はない。ある程度の勤務経験のある会社員ならよくある話と言うだろう。
登場人物も類型的。企業小説が好きなひとは、典型的話が多いので、さらりと読める。文庫本でもあり、電車の中などで読むには最適かも。また、モデル企業を知っていれば、楽しめるかも。



私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで)


個人的には、「五分の魂」が、事情を比較的良く知っていたので面白かった。小説は個人名を変えてあるが、ニュースなど覚えている人には、簡単に実名が分かる。

解説すると、NTT本体の言うことを聞かないNTTドコモにNTT本社は、副社長の立川敬二氏(現宇宙航空研究開発機構理事長)をドコモ社長として送り出した。ところが、立川社長は辞任に際し、ドコモの独自色を強めるべく、後任の社長として津田志郎ドコモ副社長を押し、新聞にまず確実と辞令が出た。

しかし、NTT本体の和田社長(当時)は、NTTグループから離れようとするドコモを引き止めるために、ドコモ生え抜きとも言うべき津田志郎氏の社長就任に反対し、結局、6年前にNTTからドコモの経理部長になった事務系の中村維夫( まさお)(現取締役相談役)をドコモの社長にした。
この結果、津田志郎氏は、ドコモ子会社のドコモエンジニアリング社長となった。

以上が事実で、小説も、新聞記者の話は創作だろうが、その他は、個人名以外はほぼ事実通り。しかし、この小説では、ここで終わっているのだが、この後もっと衝撃的ニュースがあった。


津田氏は、ドコモエンジニアリング社長就任から僅か2ヵ月後の2004年8月に退任。ドコモのライバルのボーダフォンに移り12月1日付で社長兼CEOに就任した。日本では珍しいトップのヘッドハンティングで、噂では、N年契約で、N億円との話だった。

しかしながら、業績低迷で僅か2ヵ月で会長に異動。さらに、ソフトバンクによるボーダフォン買収に伴い2006年4月、取締役を退任した。

事実は小説より奇なり??










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北京五輪開会式の口パク

2008年08月13日 | 海外

TVで開会式を一部見たが、たしかに中国でしか作れない内容で、また大規模で見事に演出、統制されていた。なにしろ1000人もの人が演出とおりに一糸乱れず行動するし、映像との組み合わせも見事だった。TVで見ていると、映像なのか実物なのか判断がつかないときもあった。


会場上空の足跡の花火が、あらかじめ撮影した映像をLIVE映像にもぐりこませたものだったらしい。(ブログ「カナダde日本語」8月13日)による)

このあたりは、技術的制約からしかたなかったのだろうし、問題とも思わない。


しかし、考えさせられるのは、北京五輪開会式で歌った女の子が、実は「口パク」だったと新聞などでも報道された件だ。
選考の際、歌声が一番よかった子が少しふっくらとして歯並びが悪く、オリンピックの開会式という檜舞台にふさわしくないからと舞台裏で歌い、それに代わり、見た目がよりかわいらしい女の子が舞台で口パクしたという。

「Wold Class Fake(世界中を騙した偽り)」と世界中でニュースになったが、インターネット上でも「純粋な子どもにうそをつかせるのはよくない」と批判が出た。しかし、当局はネット上の批判を次々と削除しているらしい。

TVなんてもともとほとんどが、「やらせ」と言ってしまえばそのままだが、一体なにが「虚」で、なにが「実」なのか考えさせられる。


もともと中国では、LIVE映像でも30(?)秒前に撮ったものを検閲してから流しているが、五輪はそのまま流すことにしたとの報道があった。
情報公開が進んでいない中国の今後が心配ではある。



前述のブログ「カナダde日本語」では、「それにしても、二人の少女が大人になったらどう思うのだろうか。一人は、見かけが良いというだけで口パクをさせられ、もう一人は、見かけが悪いということで姿をみせずに歌だけ唄うなんて。二人の少女には、これがコンプレックスになることなく明るく生きて行って欲しい。」と多少取り越し苦労と思えるコメントをしている。


じつは、かくゆう私にも、トラウマになっていた口パク(?)の苦い思い出がある。
2007.2.25のブログ「昔の思い出 (6)音痴製造法」に書いたのだが、小学校の学芸会で、教師から、音痴な私だけ口パクを強要された。学芸会の当日、一番前の列の私は先生の言いつけを守り、声を出さなかった。ただし、意地になった私は、口は真一文字にむすんだままで。
あとで、先生から、「あなたって本当にいやな子ね!」と、えらく怒られ、トラウマを抱えた完全な音痴が出来あがった。


まあ、オリンピックと学芸会ではまったく違うので、中国の女の子は二人とも、誇らしく思っていることでしょう。







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母と裁縫箱

2008年08月12日 | 個人的記録

昔々、我家に裁縫箱があった。といっても、和裁用で、上蓋を開けると、針山とはさみなどが入っており、その下には3段くらいの引き出しがついている。横には穴があり、ものさしが斜めに刺さっている。もちろん鯨尺だ。
全体は幅40cm、高さ30cmくらいの木の箱で、表面に模様のある木の皮が貼り付けてあった。

母は良くこの裁縫箱の一番上の棒を立て、先端から延びたひもの先の物干しバサミのようなものに布地の一方を挟んで、針仕事をしていた。小学校に上がる前だろうに私の記憶にこびりついているということは、しょっちゅう内職でもしていたのだろう。

私はこの裁縫箱、というより母のまわりでよく遊んでいた。おもちゃらしいおもちゃがない時代だ。裁縫箱をおもちゃにして、引き出しを開け閉めし、針山の針を刺し直し、使われていないときには先端にひもと洗濯ばさみ状のものがついた四角い棒を起こしたり、寝かせて裁縫箱の蓋をしめたりした。洗濯ばさみ状のもので、こわごわ指を挟んだりもした。すずめの舌をちょん切った糸きりばさみ、指ぬき、くじらの骨でできたヘラもおもちゃ道具だった。

しかし、何と言っても良く遊んだのは、裁縫箱に斜めに刺してある鯨尺を刀にしての一人チャンバラだ。ズボンのベルトに刺したり、構えて正面の敵を切り、すぐ振り返って後ろの敵を切る。
あきると、なんだかだと、母のそばに行ってちょっかいを出す。

針を髪の毛に触れさせてから、針仕事をする若い母の姿が目の前に浮かび出る。昨日のことのようだが、もうあれから半世紀以上が過ぎてしまった。そして、母も今年が七回忌だ。
庭に花でもあれば摘んでくるところだが、久しぶりに仏壇に線香でもあげるとしよう。



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アレルギー検査

2008年08月11日 | 健康
私には花粉症があり、スギの季節は目がかゆく、鼻水がでる。しかし、スギの季節を過ぎても鼻が詰まるなど後を引いているので、ブタクサやホコリに対するアレルギーがあるのではと推定していた。
血液をとるだけで、アレルギーの原因を特定できる検査があると聞いて、受けてみた。26の原因物質についてアレルギーの判定がされる。

結果、アレルギーがあるのがゾロゾロ。( )はIgE値

花粉 :スギ(65.00)、オオアワガエリ(1.40)、ハルガヤ(0.49)、ブタクサ混合物Ⅰ(0.12)
ダニ、ホコリ : コナヒョウヒダニ(13.30)、ハウスダスト2(1.21)
ペット : イヌ上皮(1.07)、ネコ上皮(0.63)

スギに対するアレルギーが圧倒的だが、やはりスギの季節が終わってもイネ科が続き、おまけに一年中、ダニ、ホコリのアレルギーの素(アレルゲン)があると確認できた。おまけに、飼ったことはないのだが、イヌやネコの毛にもアレルギーがあったとは!
12品目についての食物アレルギーだけがまったく無かったのが残念のような気さえする。
病気自慢の年寄りのようで恐縮。



以下、この際とばかり、アレルギーについてざっと調べてみた。

年間200万件以上のアレルギー検査の依頼を受けているという(株)BML社のホームページを参考にした。




アレルギー
現在、日本人の1/3に何らかのアレルギーがあると言われている。アレルギーとは、本来、身体に侵入した異物を攻撃する「免疫」が過剰に働くことで引き起こされる。
アレルギーを引き起こす原因となる物質をアレルゲン(抗原)と言い、食物、ダニ、花粉、カビ、ペットなどがあり、保険で検査できるものは170種類以上もある。

アレルギー体質
アレルギー体質の人は、血液中のIgE抗体(免疫グロブリンの1種)の数が多いため、アレルゲンがマスト細胞の表面にあるIgE抗体と結合しヒスタミンが放出されアレルギー反応を起こす。
IgE抗体を作りやすいアトピー素因は、アレルギー疾患になりやすく、遺伝する傾向がある。
乳児期に湿疹や下痢、嘔吐を繰り返した子どもが、幼児期になるとぜんそくになり、思春期になると鼻水やクシャミに悩まされるといったアレルギーマーチがしばしば認めらる。


アレルギーと風邪の見分け方

  花粉症         風邪

鼻   目と鼻のかゆみ    鼻のかわいた感じ
鼻汁  水っぽい       粘りがあり色が付いている
のど  かゆみまたは痛み  つばを飲み込むときの痛み
季節  毎年決まった季節  季節にはよらない


アレルギー検査
ダニに対するIgE抗体はダニだけに、スギに対するIgE抗体はスギだけに反応する性質がある。RAST検査は、患者の少量の血液から、どのアレルゲンに反応するIgE抗体を持っているかを見つける検査だ。

治療
薬により症状を抑えることは(対症療法)大切だ。しかし、アレルゲンとの接触を避ける(原因療法)を行わないと、症状が繰り返し、重症化、難治化につながる。

減感作療法
反応を起こさない程度に薄めたアレルゲンを皮膚に注射することを繰り返し、徐々に濃度を高くしていく。これを続けていくとアレルゲンが入っても反応を起こさなくなる。長い時間、根気よく治療する必要がある。


コナヒョウヒダニ
日本の屋内では普通に見られる種類.その死骸や糞がアレルギーの原因物質(アレルゲン)となる。ハウスダストによるアレルギーはほとんどこれが原因と推定される。

餌はヒトの落とすアカやフケ。25度,湿度70%前後の条件でよく繁殖し、特に湿度50%以下では繁殖することができない。したがって,室内で増やさないためには,丹念に掃除をして餌となるアカやフケを取り除くとともに,室内の湿度管理が重要だ。

なぜか、福島県県中保健福祉事務所・福島県県中保健所がダニの退治方法などに詳しい。

 

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林真理子訳「P.S.アイラブユー」を読む

2008年08月10日 | 読書2

セシリア・アハーン著、林真理子訳「P.S.アイラブユー」2004年7月小学館発行を読んだ。

著者のセシリア・アハーンは1981年生まれの26歳。父はアイルランドの現首相。大学院で映画を専攻中に初めて書いた小説がこの小説で、28カ国で刊行されている。

宣伝文句はこうだ。
「幸福な人生」を信じて疑わなかったホリーに、突然襲いかかった夫の死。絶望にうちひしがれる彼女のもとに、ある日「ザ・リスト」と書かれた10通の封書が届いた。悲観にくれる妻が立ち直れるように、彼が遺していた手紙だった。愛に満ちた手紙のラストにはいつも「P.S. アイラヴユー」と。
最愛の人を失った悲しみと、最愛の人に出会えた幸せをかみしめながら、徐々に生きる力を取り戻していくホリー。林真理子翻訳で贈る、愛する人との永遠の別れと再出発を描いた感動作。


妻を亡くした夫はみるみるしょぼくれて、寿命を短くする。しかし、夫を亡くした妻は一年位は落ち込むが、その時期を過ぎるとやたらと元気になると良く聞く(昔は未亡人と言ったのに)。私にはそんなことが頭にあるので、読んでいても、主人公の深い悲しみは突き放して考えてしまう。
さらに、いまさらというか、もともとというか、お嬢様芸の純愛物など私が読んでどうするのかと思った。

しかし、一応手にとって読んでみると、出てくる人物も良くかけているし、話の展開も多少無駄なところはあるが、読者を飽きさせずに良くできている。
林真理子さんの訳文は読みやすいし、読んでいくうちに、3月から12月まで、月初めに開ける手紙が待ち遠しくなってしまった。

私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読めば)

純愛ものが好きな人にはお勧めだ。私は、ハーレクインなど読んだことはないが、話として良くできているし、人物も魅力的だ。冗長なところはあり、外国TVのやたら笑うコメディーのように多少付いていけないところはあるが、全体として軽く、面白く読める。

林真理子さんの訳者あとがきから、簡単化して、ぬきがきする。

ピュアーなラブストーリー。処女作だから、冗長なところが目に付き、会話など重複が多く、シロウトくさい。しかし、登場人物のキャラクターがいきいきして素晴らしい。

主人公の亡き人にたいするせつせつたる思いに、涙する。どうしても立ち直ることができない彼女に声援をおくりながら、同時に、「それでいい、そのままでいいのよ。忘れられないから苦しむんだもの」とうなずいている自分がいる。

さらに、林さんはこう語る。

桜内篤子さんがしっかりした翻訳をしてくださったので、私の仕事はこれに手を加え、小説を短く刈り込んだり、つけ足したりすることだと心を決めた。しかし、作品の持っているういういしさ、純なところは損なわないように極力努力したつもりだ。

はっきり実翻訳者の名を出したり、通常の翻訳ではそこまだしないと思われる編集までしているとは。

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