hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

楽天オープンでテニスを見る

2018年10月08日 | 趣味

 

錦織が決勝で敗れ、シュンとなってしまった楽天オープンだが、10月5日の準決勝、武蔵野の森総合スポーツプラザへ行った。

 

知人が都合が悪くなったとして、急遽チケットをいただいた。テニスがあると、いつもWOWOWを録画して見ていて、膨大な時間を費やしているのだが、プロの試合を見るのは初めてだ。ワクワク。

 

はじめての京王線の飛田給駅下車。

 

数分で武蔵野の森総合スポーツプラザが見えてきた。

 

右手に味の素スタジアムを見て、手荷物検査を通過し、チケットを見せて中に入る。

 

各種グッズの店やテニス関連企業の展示が並ぶ。

とれた10月5日のチケットは残念ながら錦織の登場するナイトセッションではなく、デイセッションの2試合だ。席は3階席。会場を見下ろす。審判の背中側だ。

席は4階まであり、4階に上がってみると、隣には練習場(ダブルスの試合場?)があった。

 

キョロキョロしながら、パチパチと。

 

 

最初は、人気の19歳のシャポバロフとストルフの準々決勝だ。ストロフは196cmあるので、183cmの右側のシャポバロフが小さく見える。

球を強烈にこすり上げる左腕のシャポバロフは私が従来から注目している選手なので、サーブをパチパチと。

試合は拮抗する好試合で、見どころも多かった。

結局、マッチポイントを逃し、逆転されて敗れたストルフ。

勝利のあいさつするシャポバロフ

松岡修造が出てきて、場つなぎ

 

次は、2度優勝している錦織のライバルのラオニッチとメドベージェフの準々決勝。196cmと198cmの戦いだ。

ラオニッチのパワフルなサーブ。


絶対ラオニッチの勝ちだと思ったが、なかなかミスしないメドベージェフも強い。

強烈なサーブの応酬が目立ち、淡白な試合で面白みは少なかった。

ラオニッチは矢のようなスライスを混ぜるなど工夫をしていたが、メドベージェフは確実に自分のテニスをするだけ。結局、2度のタイブレークを制した22歳のメドベージェフが勝利。

 

テニス自体を見るなら、TV観戦の方がよく見ることができるが、選手の動き、観客の反応、打球音(屋内なので)など臨場感は実物にかなわない。私の席からは、球の落ちたところがはっきり見えにくく、高くあがった球もライトのせいなのか距離感が失われて、見やすくはなかった。横からは見にくいのかもしれない。4階席の選手の後ろ側から見てみたが、こちらの方が球の落ちた場所がはっきり見えて、TV観戦と同じでなれているせいか、テニス自体はよくわかった。

 

TV観戦していると、観客が出たり入ったりして試合を邪魔したり、飲み食いしたりして試合を見ていないことが、とくに全米オープンで多い。「本当にアメリカ人って奴は!」と、TVの前で寝っ転がりながら腹立たしく思っていた。

実際観戦してみると、たとえば4時間も座ったままではいられない。気分転換で通路を歩いたりしている自分にふと気が付いた。でも、いくら12時開始の試合とはいえ、匂いのきつい物を食べるのはやめてほしい。

 

この後、メドベージェフは準決勝でシャポバロフを、そして決勝で錦織を破り優勝し、賞金4,400万円をゲットした。時代は錦織を追い越して行ってしまうのか?

なお、メドベージェフはロシアの首相とは無関係とどこかで読んだことがある。

 

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ご無沙汰のマンホール

2018年02月06日 | 趣味

 

たまプラーザの「瑞亭でランチ」からの帰り道。


久しぶりにマンホールに目がいった。
何故横浜市がカバ?

横浜市の「環境創造局」の水環境のキャラクターがカバの「だいちゃん」だそうだ。ちなみに「下水道事業」という名を嫌って「環境創造局」と命名しているのだが、局名を見ても何が何だかわからん!

これは前にも見たベイブリッジ。絵的にもいいんじゃない!


私の趣味はかねてから”マンホール”なのだが、最近一部でブームになっていて、「素人が!」と苦々しく、嫌気がさしていた。

マンホールが初めてこのブログに登場した2008年の「下を向いて歩こう」を覗いてみたら、「ベイブリッジ」は登場したが、「カバ」は無かった。

しかし、2010年、初孫が生まれた新横浜の病院へ行った帰り道の「下を向いて歩けば」には「ベイブリッジ」も「カバ」も登場していた。うかつなことに忘れていた。


最近は安価な地方創生策としてマンホールに凝る自治体も多いが、私は既に2015年に海外視察(?)でマンホールの重要性を指摘している(?)。「ドナウ河クルーズ (21)完結編 人のマンホール好きを笑うな


もう一つおまけ。

たまプラーザ駅前で見たミニパトカーに「息子はサギ?!」の字??

近くで見ると、

オレオレ詐欺の警告だった。

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今年も「コンサート・自由な風の歌」を聴く

2017年08月02日 | 趣味

 

2017年7月23日、セシオン杉並で開かれた「コンサート・自由な風の歌」を聴いた。

このコンサートは、卒業式などでの国家斉唱のとき起立しなかったり、ピアノの伴奏をしなかったため処分された教職員の裁判を支援するために始まり(*1)、今年12回目になるが、現在、収益の一部は、東日本大震災で被災した子ども達への支援などにも使われている。

私は 2009年から連続 8回参加で、このブログでも、2009年2010年2013年と既に 3回報告している。
    


今回のプログラム

1.チェロ 三宅進  (「裸の島」の主題によるパラフレーズ」林光)
 
  チェロの音は、静かで、考え深そうで心に沁みる。曲は新藤兼人監督「裸の島」のための曲。


2.ピアノ崔善愛/クラリネット ダヴィト・ヤジンスキー/チェロ 三宅進(ピアノ三重奏曲 第4番「街の歌」変ロ長調 作品11 ベートーヴェン)

  クラリネットとピアノ、チェロ、街の雑踏のようにそれぞれ別に主張しているように聞こえた。


3.ピアノ 崔善愛(バラード第一番 ト短調 作品23 ショパン)

  情熱的で激しい演奏。シューマンは「ショパンの音楽は花々の中に隠された大砲のようだ」と評したという(パンフレットより)。


4.クラリネット ダヴィト・ヤジンスキー(鳥たちの深淵 メシアン)

  現代音楽はどうしてもなじめない。この曲、鳥類学者でもあるメシアンがドイツ軍の収容所内で作曲したという。「私たちは戦争し、鳥たちは歌う」


5.画 壷井明/ピアノ 崔善愛(絵画「連作祭壇画 無生物」から、ピアノ・ソナタ バルトーク)
  
  スクリーンの映し出される福島原発事故の傷の諸相を描いた作品群とピアノ演奏。こんな組合せもありかな。


6.自由な風の歌12合唱団 合唱指揮&バリトン 飯村孝夫

  原爆の歌や日本国憲法の歌は、音楽として楽しむには少々無理があると感じた。毎回演奏される「鳥の歌」(カタルーニャ民謡 カザルス編曲 北川フラム訳詞/林光編曲)はなじんだせいか、イメージが湧き上がる。

 

心を静めるチェロ、私にわずかに残る情熱を呼び起こす激しいピアノの音。やはり、もう一つ身体を震わせるヴァイオリンが欲しい。


崔善愛さんが、こんなことを話した。
オーケストラの演奏が始まる前に、オーボエがラの音を鳴らし、それに各楽器が合わせるのが伝統的方法だ。なぜオーボエなのかというと、オーボエは音程が不安定で、簡単にその場でチューニングできないからだという。
不安定なオーボエに、オーケストラ全体が合わせる、なんとなくいい話に思えると崔善愛さんは語った。

 


*1:私は、かったるい君が代も、血の色に思える日の丸も好きでないが、国歌と決められているので、いろいろあっても、歌われるときには起立すればいいじゃないかと思う。しかし、どうしても起立したくない人に、強制し、処分までするのは、そういう人を排除したいからで、そのための踏み絵として神聖な国歌を利用しているのだ。


崔善愛(チェ ソンエ)は、愛知県立芸術大学&大学院修士課程修了後に米国インディアナ大学大学院留学。ピアニストとしての演奏活動のかたわら、「平和と人権」をテーマに講演をおこなっている。今回の企画・構成も担当。
著書に「自分の国を問いつづけて―ある指紋押捺拒否の波紋」

三宅進は、桐朋学園、インディアナ大学で学ぶ。群馬交響楽団首席チェロ奏者を経て、ながくフリーで活躍したが、現在、仙台フィルのチェロ首席奏者。

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お待ちしていました

2015年12月07日 | 趣味

いつ頃、購入申し込みしたのか覚えていないほど時間が経って、やっと送られてきました東京駅100周年記念スイカ。

101年記念になってしまいました。

東京駅年表のパンフレットが一緒でした。


かなりな数のカードコレクションがあったが、ほとんど寄付に回してしまったので、このスイカもとって置かずに使うことにした。

スイカ導入の最初から(2001年?)使っていて、ボロボロになっている古いスイカと交換しようと、最寄りの私鉄駅で聞いたら、「JRの駅で」と当然のことを言われれた。

JRの駅へ行ったら、古いスイカの金額を新しいスイカに移すことはできず、古いスイカを使い切って、デポジットの500円を受け取ることになると言われた。

ちょうど0円まで電車代で使うのは難しいのでコンビニなどで使い切らねば!

スイカで管理している交通費と物品代の金勘定がゴチャゴチャになるではないか! (私はそんなことしていないけど)


 

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鎌倉を巡る

2013年08月17日 | 趣味
鎌倉を巡る

もう60年は鎌倉通いを続けているだろう。子供のころは海水浴、成人してからはお寺や花巡り。そして、年とって腰が曲がって、下を眺めて歩く今は、マンホール巡り?

前回、前々回のマンホールの蓋の本には写真を載せられなかったので、今回は私の秘蔵の写真集から、鎌倉のマンホールの蓋の写真をご紹介。

まず、鎌倉らしい洒落た汚水蓋。道路の模様ときちんと方向を合わせてあるのは珍しい。



鎌倉市の市章は、村上源氏一門の家紋でもあった「ささりんどう」が中心にある蓋、2枚。





中心に「鎌」とある表面がコンクリートの古そうな汚水蓋



「鎌」の字が小さく、「汚水」の字が大きい蓋



逆に、「鎌」の字が大きく、「汚水」の字が小さい蓋



「県水道」とある「消火栓」



上と同様な模様。外周に「県水道」、右下に「仕切弁」「水のマーク」とあり、ユリ、波、イチョウなどをあしらったなかなか凝ったデザイン



水色鮮やかな「仕切弁」。「水マーク」も抜かりなく。



人が入れない仕切弁は厳密にはマンホールではないのだが、そこは「まあまあ」
こちらも、なかなか。「水マーク」がある。



「県営水道」「水マーク」があり、中心はユリの花らしき「空気弁」



最後に、なんだかわからないものを2つ。



斜めの線が気になる。



以上、お粗末でした。



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「コンサート・自由な風の歌」を聴く

2013年08月05日 | 趣味
このコンサートは、卒業式などで国家斉唱のとき起立しなかったり、ピアノの伴奏をしなかったため処分された教職員の裁判を支援するために行われている。一部は、東日本大震災で被災した子ども達への支援にも使われる。
このコンサートは毎年開かれていて、私は2009年から連続5回参加だ。


チェロの深い音は心を静かにさせるし、激しいピアノの音はわずかに残る情熱を呼び起こし、軽やかなヴァイオリンは身体を震わせる、震える?。
懐かしのフォークも、ビートルズも良いが、たまにはクラシックも聴かなければと思った。

純粋に音だけを聴くならジャズも良い。来週は、猛烈にスイングするという二見勇気の渡米直前ライブ(13日(火)Tokyo Tuc)を聴きに行こう。そういえば、私が最初に買ったレコードはオスカー・ピーターソンだった。



そうそう、今回のコンサートで、バラの花言葉、愛だの情熱だのが紹介されたが「小輪の黄色バラ」の花言葉は、なんと、「笑って別れましょう」だそうだ。バラの花束をもらったら、良く確かめないと。もらうことないか。



プログラム
第1部
1. アヴェ・マリア?J.S.バッハ/C.グノー  チェロ・三宅進、ピアノ・崔善愛(チェ・ソンエ)
2. 無伴奏チェロ組曲-G.カサド  チェロ・三宅進
3. 歌4曲  バリトン・飯村孝夫、ピアノ・崔善愛
4. ピアノ五重奏曲より第1楽章-J.ブラームス ピアノ・崔善愛、ヴァイオリン・竹原奈津・戸島さや野、ビオラ・大島享、チェロ・三宅進

休憩

5. ラッキードラゴン・クインテット-林光 ヴァイオリン・戸島さや野・竹原奈津、ビオラ・大島享、チェロ・三宅進、ピアノ・崔善愛
6. ピアノ協奏曲第1番より第2楽章-F.ショパン/B.コミネーク編曲 ピアノ・崔善愛、ヴァイオリン・竹原奈津・戸島さや野、ビオラ・大島享、チェロ・三宅進
7. 歌5曲 自由な風の歌合唱団 指揮・飯村孝夫、ピアノ・崔善愛、チェロ・三宅進

ラッキードラゴン・クインテットは、1954年ビキニ環礁でアメリカの水爆実験により被爆した第五福竜丸をテーマに林光さんが作曲した。新藤兼人監督の映画「第五福竜丸」の音楽が第1部で、約50年後に廃船となって東京へ曳航される第2部「曳航」を創り、3年後「調和の海へ」を創った。

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「コンサート自由の風の歌」を聞く

2010年07月21日 | 趣味
「コンサート自由の風の歌」を四谷区民ホールで聞いた。7月17日のことだ。
このコンサートの入場料は破格の2000円だが、卒業式などで国家斉唱のとき起立しなかったり、ピアノの伴奏をしなかったため処分された教職員の裁判を支援するために使われる。*1

昨年も開催されて、ブログを書いたのが6月15日で、「これで最後になりそうだという。残念だ。」とあるが、今年も開催された。
今年の会場は四谷区民ホール。新宿御苑入口のすぐそばにある。





9階に上がると、新宿御苑が一望だ。代々木のドコモのビル(塔)も見える。



今回も、集まった人は50歳以上と思われる女性が圧倒的で、いかにも教師といった地味な服装の人が多い。

今回のサブタイトルは、「百年の氷、溶けよ!」で、今年が日韓併合100年にあたるためだ。*2 このため、演奏曲も朝鮮のものが多かった。

オープニングは林光さん*3 のピアノでバッハの「前奏曲とフーガ ハ長調」。
林さんは、パンフレットに、
バッハはなにかの感情を表そうとしなかった。ただ、すべての音があるべき秩序で並べられるように努力しただけだった。けれども、そのようなバッハの音楽が、わたしたちをあるいはなぐさめ、あるいは励ます力を持っている。

と書いている。バッハは単調で、堅苦しく、私もけして好きとはいえない。しかし、のんびり、静かに聞いていると、いつのまにかぴったりきている。この曲は明るく、コンサートの序曲としてふさわしい曲で、演奏だった。

次は、崔善愛(チェ・ソンエ)さん*4 のピアノと、三宅進さん*5 のチェロで、林さんがこのコンサートのために作曲した「序奏、<トラジのために>」の初演だった。
崔さんは、「私たちはクラシック奏者なので、作曲者ははるか昔に亡くなっていて、自由に演奏できる。しかし、今朝、作曲者の林さんの前で、二人で演奏して、やりにくかった」と話していた。
この他、どこかで聞いたような朝鮮民謡「故郷の春」と、尹伊桑(ユン・イサン)*6作曲の「ノレ」(歌)。

第1部最後が、ユニークな風貌でニコニコ顔の吉村安見子さん*7と、林さんの歌とピアノ。

休憩をはさんで、第二部は、崔善愛さんによる今年生誕200年のショパンで始まった。遺作となった「夜想曲 嬰ハ短調」は激しい曲で、ショパンにもこんな曲があるのかと驚いた。また、彼女の在日としての悩みなどの話しは深く考えていることを思わせた。変な言い方だが、日本人であることを何にも考えない私などは、恵まれているのか、そうでないのか。

次に、橋爪恵一さんのクラリネットと林さんのピアノで尹伊桑の曲、沖縄童歌があり、最後に
教職員と市民有志による「自由な風の歌5合唱団」の、カタルーニャ民謡鳥の歌、スペイン民謡ラ・タララなどで盛り上がって終了となった。



*1:私は君が代も、日の丸も好きでないが、国歌と決められているので、歌われるときには起立するのが当然だと思う。しかし、どうしても起立したくない人にどうして強制するのだろうか。処分までするのは、そういう人を排除したくて、そのための踏み絵として国歌を利用しているとしか思えない。

*2:多くの日本人は、もはや韓国を圧迫しているなどと思っていないし、逆にその勢いに危機を感じているだろう。だから、「日韓併合」については、昔の話しで、とくに関心もない人が大部分と思う。しかし、朝鮮半島の人にとって、目の上のこぶ、日本に征服され、従わされた屈辱の経験として忘れられないのだと思う。とくに、在日の人には未だに現実の大きな問題なのだろう。

*3 :林光は1931年生れの作曲家。うたごえ運動では、林さん作曲の歌が多く歌われていた。サントリー音楽賞受賞のオペラ「セロ弾きのゴーシュ」、モスクワ音楽祭・作曲賞受賞の映画音楽「裸の島」や、合唱組曲「原爆小景」が有名で、著書も多い。

*4 :崔善愛(チェ ソンエ)は、北九州出身。愛知県立芸術大学、および大学院修士課程修了。後に米国インディアナ大学大学院に3年間留学。ピアニストとしての演奏活動のかたわら、全国各地で「平和と人権」をテーマに講演をおこなっている。著書に「自分の国を問いつづけて―ある指紋押捺拒否の波紋」

*5: 三宅進は、チェリスト。桐朋学園、インディアナ大学で学ぶ。群馬交響楽団首席チェロ奏者を経て、現在はソロ、室内楽、主要オーケストラへ首席奏者などとして活躍している。崔善愛さんの夫。

*6 尹伊桑(ユン・イサン、1917年 - 1995年)は、朝鮮(現韓国)生れで、おもにドイツで活動した作曲家。

*7 吉村安見子は、フリーのピアニスト、歌手。国立音大を途中でやめて、小コンサート活動を開始。日本各地を巡って幅広く歌い、演奏している。さまざまな劇団と共演して舞台ピアノの演奏も行う。



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万華鏡を楽しむ

2010年04月01日 | 趣味
数年前から万華鏡に凝っている。いろいろな万華鏡を買ってきてはボーとのぞいて楽しんでいる。
今のところ一番のお気に入りをご覧あれ。デビット・コーリエ制作のマーベル・アイだ。なにしろ14,700円だ。

ただの筒で、先端に粘性の高い液体が封止してあり、中に鮮やかな色の小さな物体が幾つか入っている。
筒を回すと、液体の中を物体がゆっくり動き、鮮やかな模様がしだいに変化していく。



静止画だが、まずはごらんあれ。





















































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藤原真理のチェロ・リサイタルを聴く

2010年03月20日 | 趣味

武蔵野市民文化会館での藤原真理のチェロ・リサイタルを聴いた。
毎度お金の話で恐縮だが、1700円の絵本付きで、藤原真理のリサイタルが会員価格1900円とは破格の低料金だ。しかも、前から2列目で、美人の誉れ高い藤原さんを間近で拝めた。
いただいたのは、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」と佐藤国男の版画が一体化した(株)さんこう社発行の絵本だ。



一曲目は「セロ弾きのゴーシュ」。この曲は、宮沢賢治生誕100年(1996年)記念で林光さんがオーケストラ版を作曲し、その後オペラとして創り、サントリー音楽賞を受賞した。その序奏をチェロの独奏で演奏した。
藤原さんが、文を数行読み上げ、その後、チェロを弾く。
藤原さんが楽しそうに、幾分恥ずかしそうに宮沢賢治の一節を読み上げるのが微笑ましい。
そして、あらためてチェロの音は深い響きだと思う。まさに哲学的だ。

林光さんは、「コンサート自由の風の歌」に行ったときに演奏を聴いたことがある作曲家で、有名な方だ。日本のうたごえ運動の創成期の頃から活躍されている方で、うたごえ運動では、林さん作曲の歌が多く歌われていた。サントリー音楽賞受賞のオペラ「セロ弾きのゴーシュ」、モスクワ音楽祭・作曲賞受賞の映画音楽「裸の島」や、合唱組曲「原爆小景」が有名で、著書も多い。



休憩をはさんで、フランクの「ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロ編曲版)」。ピアノは倉戸テル。フランクの曲の中では、一番有名な曲だそうだが、私はオルガニストじゃなかったかという記憶だけで、フランク自体をよく知らない。あまりに美しく、哲学的な音にこっくり、こっくりしてしまった。


次は、グリーグ作曲(寺嶋陸也編曲)の「ペール・ギュント第2組曲より『ソルヴェイグの歌』。良く聞く美しいメロディーに思わず身体が揺れる。

最後は、ファリャの「7つのスペイン民謡から『ムーア人の織物』『ナナ』『ホタ』を勢力的に弾く。

アンコールは、まだ東京は桜には少し早いがと言いながら、グリーク?の「桜」を演奏し、鳴り止まない拍手に早めに応えて、サン・サーンス組曲「動物の謝肉祭」から「白鳥」で最後となった。

廊下には、CDを買って藤原真理さんにサインを貰おうと並ぶ人の列がずらり。相変わらずの人気だ。



藤原真理(チェロ)
1949年大阪生まれ。1959年に桐朋学園「子供のための音楽教室」に入学し、以後15年間、斎藤秀雄に師事する。
1971年日本音楽コンクール・チェロ部門第1位および大賞受賞。
1975年デビュー・リサイタルで芸術選奨文部大臣新人賞受賞。
1978年チャイコフスキー国際コンクール第2位。
以後、ベートーヴェン・チェロソナタ全曲演奏会、バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会、など日本を代表するチェリストとして国内外で活躍。
特にDENONレーベルで多数リリースしたアルバムは、無伴奏作品やソナタ集はもちろん、
最新CDは、2008年4月「ベートーヴェン『街の歌』~クラリネット・チェロ・ピアノで奏でる5つの詩~」(オクタヴィア・レコード/OVCX-00042)をリリース。





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山崎ハコを聴く

2010年03月02日 | 趣味

ハコちゃんの、といっても50歳は過ぎているが、ライブが身近であると知り駆けつけた。2月28日(日)武蔵野商工会館で開かれた山崎ハコのライブだ。



入場無料で、先着50名のこじんまりしたライブだ。開場30分前に並んだのは10名程度、全部おじさんよりおじいさんに近い人(私を含む)。
会場は普段は市役所の地域情報コーナーで、ステージと言っても10cm位の段があるだけで、パイプ椅子が50人分並んだ前から2列目に陣取る。

山崎ハコが登場する。150cmもないだろう小さな身体に大きな目。高校生でデビューし、今年35周年。”暗い”と言われ続けて、笑うこともできなかったという。そして、目をつぶって、首をすこし振ってギター弾き語りで歌い出したのが、「織江の唄」。「信介しゃん うちはあんたに逢いとうて・・・」と福岡弁?で訴える。作詞は五木寛之で、「青春の門」のテーマソングだ。

炭坑町近くで生れ、横浜で出てきて2年でプロになったが、その後も長らく横浜に住み続けた。どぶ川が好きで、歌っていると目に浮かぶと言って、「ヨコハマ」を歌い出す。

つづいて、美空ひばりの「りんご追分」。良く通る声で、あいだに入るセリフも臭くない。激しい間奏の後の2番はちょっとジャズ風。サポートギターは、演奏・作編曲などいつも一緒の旦那の安田裕美。

「Beetle」「会えない時でも」、そして17歳で作ったデビュー曲「飛びます」をキーが苦しいと言いながら歌って終わる。
曲の合間の話しかたは、なんとなく緊張しているようで、慣れていないような様子がこれも良い。しかし、歌いだすと小さな身体全体が楽器になって、張りのある大きな声が響く。歌詞をはっきりした日本語で発音するのも好感できる。
ハコちゃんを良く知らない人は、「山崎ハコの世界」を。



続いて、司会も兼ねる松野こうきの歌。1980年ポーラ化粧品のCMソングになった「クィーンはまぶしい」で知られる(私は知らなかったが)。「むさしの-FM」の朝のエリアゾーン9:00―13:50の火曜日と水曜日の担当でもある。こちらも数曲歌い、歌は上手いし、ギターとハーモニカも器用だが、日本語の発音をくずして歌うので、歌詞が聞き取れない。

最後に、山崎ハコと松野こうきが、二人でハコの「横浜ホンキートンク・ブルース」をご機嫌に歌って終了となった。身体をクネクネさせて歌うこうきとシャンとしたハコの対比が面白い。

この模様は、3月6日の20時(再放送3月9日12時)から「むさしの-FM」で放送される。私も出演しているから聴いて欲しい。ただし、拍手だけだが。



最後に、山崎ハコのデビュー35周年記念アルバム「未・発・表」¥3,000なりを買って、サインしてもらい、小さな手と握手してホクホクして帰った。

BEETLE / 会えない時でも/ 未来の花/ 白い花/ 気分を変えて/ 飛びます/ 織江の歌 / リンゴ追分/ 横浜ホンキートングブルース/ 新宿子守唄/ あなたの景色/ ヨコハマ/ BEETLE(アコースティックVer.)と、今日の曲が全部入っている(逆?)。

パソコンでリンゴ追分を聴きながら、これを書いている。浅川マキ亡き後、ハコちゃんにはメジャーにならずにシコシコ頑張って欲しいとわがままなことを思う。




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新日本フィルの英雄を聴く

2010年02月24日 | 趣味

2000円で新日本フィルハーモニー交響楽団が聴けるというので、市民文化会館に申し込んでいたコンサートを先日聴きに行った。

あらためてパンフレットを見ると、大きく、<新日本フィルハーモニー交響楽団>と書いてある上に、小さな小さな字で<フレッシュ名曲コンサート>とあった。どうも<若きスター>フルートの上野星矢と、<期待の新星>ハープの景山梨乃を売出す企画らしい。
当日のプログラムには、東京文化会館との共催で、「都民の皆様に身近な地域で気軽にクラシック音楽等の名曲に親しんでいただく機会を提供し、併せて新進音楽家の発掘、育成を図ることを目的としている」とあった。
なお、指揮はアンドレアス・シュペリンク。

最初は、ハイドンの交響曲第44番「悲しみ」
楽団員に若い人の姿が目立つ。広告によると、「100曲以上の交響曲を作曲したヨーゼフ・ハイドンが自らの葬儀で演奏するように遺言に残した疾風怒濤時代の傑作」だそうだ。この曲の印象は・・・、思い出せない。なにしろ一週間も前だし、多分半分寝ていたのだろう。

次が、モーツアルトのフルートとハープのための協奏曲
どうしても、フルートに比べ音量の小さなハープは目立たない。おまけに、この星矢くんは派手な演奏をする。アンコールで演奏したビゼーのカルメンの闘牛士の歌の、派手でテクニックを誇ること。

最後は、ベートーヴェンの交響曲第3番英雄
この曲も何回か聴いたはずだが、印象が濃くない。今回の新日本フィルのコンサートマスターが、髪の毛がモジャモジャのアフロヘアーで、葉加瀬太郎のようで、気になってしかたなかった。葉加瀬さんより、幾分スマートだし、新日本フィルに出演するとは思わなかったが、このときは2階席だったので、顔が判然としなかった。帰宅して調べたら、ソロ・コンサートマスターの崔文洙(チェ・ムンス)だった。

久しぶりの交響楽団、それなりに満足して家路についた。



新日本フィルハーモニー交響楽団は、「一緒に音楽をやろう!」と、1972年、指揮者・小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立。声楽・舞台作品や近現代作品の重視等で独自の路線を歩む。



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レオン・ベルベンのチェンバロとオルガンを聴く

2010年02月09日 | 趣味
武蔵野市民文化会館の小ホールで、レオン・ベルベンのチェンバロとオルガンを聴いた。

レオン・ベルベンは、1970年オランダのヘーレン生れ。現在ケルン在住。デン・ハーグとアムステルダムでオルガンとチェンバロを学び、2000年からムジカ・アンティクヮ・ケルンのチェンバリストを務め、解散後はソロとして活躍。特に歴史的な楽器を使用してのソロは高い評価を受けているらしい。
スリムな身体にパーマした髪をゆらゆらさせ、細身の顔にメガネをかけ黒尽くめの服装で現れた。30歳でもおかしくない。動きも軽やかでとても40歳には見えない。



第一部のチェンバロは、J.S.バッハの3曲。
久しぶりに聴くチェンバロの音は、ピアノのように澄んだ音でないし、強弱音の変化がないので違和感があった。しかし、2曲目のバッハのフランス組曲が明るい曲で、ばらけた音に聞こえていたチェンバロの音が味わいある軽やかな音に聴こえるようになってきた。バッハがピアノの時代に生まれていたら、どんな曲を書いたのだろうかと思ってしまった。現代のピアニストがイメージを膨らましてバッハをピアノで弾いているのとは、おそらく全く違うのだろう。

チェンバロは、ブルース・ケネディ1995年製作の、ミヒャエル・ミートケ(ベルリン1702-1704)モデル。
第二部前に係の人が二人で舞台上で位置をずらしていたが、それほど重そうではなかった。



休憩をはさんでの第二部のオルガンは、J.カバニーリェスの4曲とJ.S.バッハの(トスカータとフーガ「ドリア調」。

ファン・カバニーリェス(Juan Bautista José Cabanilles、1644-1712)は17世紀スペイン・バレンシアの作曲家。21歳から45年間バレンシア聖マリア大聖堂の主席オルガニストとして活躍。スペインのバッハと呼ばれる。

私には、バッハの方がペダルを駆使して、ダイナミックで面白かった。なお、「トスカータとフーガ」には他に3曲あり、もっと荒々しく豪快らしい。

小ホールのパイプオルガンは、マルクーセン&ソン製(デンマーク)1984年




アンコールは、オルガンとチェンバロそれぞれ一曲づつ。

J.S.バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685年- 1750年)は、近代音楽の父、ベートーヴェン、ブラームスとともに“ドイツ三大B”と呼ばれる作曲家。オルガン奏者としても高名で、手の鍵盤の他に足鍵盤(ペダル鍵盤)を煩雑に駆使する難曲を作曲した。



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初笑い武蔵野寄席を聞く

2010年01月15日 | 趣味

今年は、国民読書年でもあり、暮の31日から連続で続けてきた読書感想も、木、金と伊豆に出かけたので、14日間で種切れ。夕方帰宅した今日は、11日武蔵野公会堂で聞いた寄席の話。
101回と歴史ある武蔵野寄席で、350席の小さな公会堂が満席だった。

前座は「昔昔亭A太朗(せきせきていえーたろう)」による「たらちね
大家の紹介で妻をもらった八五郎だが、漢学者の父に育てられた彼女のバカ丁寧でむずかしい言葉づかいに往生する話。名前を聞かれた彼女は、「自らことの姓名は、・・・たらちねの胎内を出でしときは鶴女(つるじょ)と申せしが、それは幼名、成長の後これを改め、清女(きよじょ)と申し侍るなり」と答える。つい先日聞いた噺だったが、前座とはいえ劣らず、大声で立派に話し終えた。

講談「神田京子」
700人も落語家がいるのに、講談師は今や30人(?)で、絶滅危惧種で、しかも、女性がほとんど。講談を海外にも普及と、浦島太郎の話を見事なカナカタ英語でやった。その後は、ながーい、ながーい四十七士の討ち入りの話をさわりだけ1分でやり、アンコールと称して拍手も待たずにカッポレを踊った。
慌ただしい昨今、講談が生き抜くのは大変だ。

古今亭寿輔(ここんていじゅすけ)」の「死神
禿げ上がったちょび髭のオヤジが、派手な模様の衣装で出てきた。噺家700人の中でテトロンの着物は私だけと嘆いてみせて、「正月らしくめでたく・・・「死神」を」と始めた。
この話、名人三遊亭円朝がグリム童話をもとに作ったという。円朝は傍らの茶碗ととってお茶を飲むのも絶妙に自然なタイミングであったのに、自分は、さっきから、お茶碗ばかり気になって、注意の9割はお茶碗で、1割で落語をやっていると笑わせた。さすが、ボヤキの寿輔さん。そして、最後に座布団の上にばたりと伏せて死んでしまうという珍しい噺。

仲入りには、ロビーで甘酒をいただく。

「林家今丸」の「紙切り」
会場が大きいからと、OHPプロジェクターで作品を見せる。見事な恵比寿様で始まり、会場からのお題で、石川遼くん、加藤清正の虎退治、宝船。そして、紙切りの場合はシワはでませんからと、会場の男女ひとりずつを募集して、横顔を紙で描ききった。
昔の正楽そっくりに体をゆらし、しゃべりながら、紙を切るのだが、難しいお題をいただくと無口になると笑わせる。このセリフも正楽ゆずり。

最後が、「春風亭一朝」の「井戸の茶碗」まくらは、86歳まで元気だった師匠の彦六の話。「餅になぜカビが生えるのか」と訳を聞かれて、「早く食わないからだ」。右膝が痛くなり医者に行ったら、「老化ですね」と言われて、「左足も同い年なんですが」。アーモンドチョコをもらって、モゴモゴやった後、ポイと口から出して、「種があった」。
噺は、正直者のくず屋の清兵衛、金に困る頑固な浪人者と、若侍との3者で、仏像から出た50両と、井戸茶碗を売った300両をそれぞれ受け取る道理がないと押し付けあう噺。さすが古典落語の名人、渋く、しっかりと語る。

子供の頃から聞きなじんだ落語はいい。同じ噺を何回聞いても面白いのはなぜだろう。





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クリスマス・オルガン・リサイタルを聴く

2009年12月25日 | 趣味

廣野嗣雄のクリスマス・オルガン・リサイタルを聴いた。

場所は、いつもの武蔵野市民文化会館の小ホール。ここに来る度に見せつけられていたパイプオルガンの演奏をついに聴くことができた。



前半はドイツ音楽で、20世紀のディストラーから、ロマン派のレーガー、そしてバッハと時代をさかのぼり、休憩をはさんでフランス音楽のバロックのダンドリューやダンカンから、ロマン派のヴィエルヌ、20世紀のメシアンと現代に戻る構成だ。もっともらしく書いたが、私が聞いたことがあるのはバッハだけなのだが。

フーゴー・ディストラー(Hugo Distler, 1908年 - 1942年)は、ヒットラーにより頽廃音楽の烙印を押され、34歳で自殺した。

マックス・レーガー(Maximilian Reger, 1873年-1916年)は、とりわけオルガン奏者、オルガン曲の作曲家として知れられている。

J.S.バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685年- 1750年)は、近代音楽の父、ベートーヴェン、ブラームスとともに“ドイツ三大B”と呼ばれる作曲家。オルガン奏者としても高名で、手の鍵盤の他に足鍵盤(ペダル鍵盤)を煩雑に駆使する難曲を作曲した。バッハ以降、足鍵盤を煩雑に使うオルガン曲は100年程作曲されなかったと説明があった。

ダンドリューと、ダンカンはルイ14世の宮廷オルガニスト。オリヴェィエ・メシアン(Olivier Messiaen, 1908年 - 1992年)は20世紀を代表する作曲家で、オルガン奏者としても高名。


廣野嗣雄は、東京芸術大学オルガン科卒業、ドイツ留学で教会音楽を学び、東京芸術大学教授を務め、日本のオルガニストの第一人者。



特製のドイツ・クリスマス菓子(シュトーレン、500円相当)のプレゼント付きで、ペアー券1500円はご満足。
帰り道、アンコールで皆が歌ったきよしこの夜を口ずさみながら、帰途についた。


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歌丸、昇太の武蔵野寄席を聴く

2009年12月23日 | 趣味

武蔵野市民文化会館で第百回となる武蔵野寄席を聴いた。

大ホール1370席の中で前から5列目、ただし、一番端の席。出演者の横顔が見えるような席だった。

開演の15分位前にようやく着いた会館の前の横断歩道に和服にコートを着た男の人がいた。珍しいなと思って顔をしげしげと見た。始まってみたら桂平次さんだった。落語家さんはぎりぎりに来るものらしい。
平次さんの高座が始まると、次に出る団春さんからこの後すぐ駆けつける時間が迫っているので話を伸ばさないでくれと言われたが、いじわるするんだといって、口を開いたまま、しばらくそのままじっとして、笑いをとった。落語家は寄席をはしごすることが多く、ギリギリに来て、自分の高座が終わるとそそくさと帰る人が多いと言っていた。

2003年に亡くなった師匠の春風亭柳昇の真似をしてちょっとだけ小咄をしたが、のんびりして人の良さそうな素振りに変身し、そっくりだった。落語家は師匠のまねをして育つので、皆さん師匠のモノマネがうまい。林家木久扇(旧名は林家木久蔵)の、師匠林家彦六の真似なぞは声の震え方といい、絶品だ。
噺は、お祝いに肥甕(こえがめ)を持ち込んで、それを使った料理を出されて、どれも食べられなくなる「肥甕」。

立川談春は、まくらで円楽さんの話をした。円楽さんが飛行機で熊本へ飛んだが、大幅に遅れて間に合いそうにない。円楽さんは、客室乗務員を呼んで、「スチュワーデスさん。パラシュートはありませんか」と聞いたそうだ。
深夜へべれけで帰宅し、なお酒とさかなを要求するしょうもない亭主が、おでんを買いに行った女房のことを、実は・・・という噺。

春風亭昇太は、お定まりの結婚していない話で笑わせたあと、あの渋顔の立川志の輔と同期で芸歴28年だが、自分は芸の深みが顔に出ないタイプだと笑わせた(笑われた)。噺は、熊五郎がご隠居からなんど説明されても、美人の奥さんを持つと短命になる理由が分からないという「長命」。

仲入りのあと、古今亭志の輔が浪曲を唸る「夕立勘五郎」があり、その後、ボンボンブラザースの太神楽曲芸があって、とりは歌丸さん。   

歌丸さんは、さすが落語芸術協会会長、まくらもなく、人情話をたっぷり、しんみりと、聴かせた。噺は、だまされて宿をとられた主人のために左甚五郎が彫ったねずみが動き出す「ねずみ」。

すでに聴いた噺も面白い。初めての噺はなお面白い。まくらの小咄もはなしかさんの個性が出て笑える。おばかな連中の話には安心して聞いていられる。「あ、なんだな・・・」と始まったとたんに話の中の世界に入っていける。
落語をボーとして聞いていると、子供のころ、唯一といってよい娯楽だったラジオの落語に耳を付けるように聞き入っていた頃に戻っている。

いやー、落語っていいものですね。




  






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