hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

ルツェルン

2008年07月31日 | スイス


スイスのグリンデルワルトに5泊、ツェルマットに5泊し、ルツェルンLuzernに1泊してから、チューリッヒ空港からアムステルダム経由で成田へ帰る。


ツェルマットから、ローヌ氷河Rhoneglescher 、フルカ峠Furkapassを通り、ルツェルンLuzernに着いた。

ルツェルン中央駅の門は焼け残った古いものだ。駅舎はヨーロッパによくあるタイプだが、地下にいろいろな店がある。





駅を出ると丘の上に目立つ建物がある。ガイドさんに聞くと、結婚式場だという。日本でもスイスでも派手な建物は式場だ。




ルツェルンと言えば、カペル橋 Kapellbruke だ。湖からロイス Reuss川が流れ出るところに作られており、湖から市が攻撃されるのを防ぐために1333年に作られたという。





大変な人気だ。三角形の絵が110枚あるという。






1993年に橋の一部が火災で焼失した。修復された箇所は木があたらしいのですぐ判る。




ロイス 川沿いに下って行くと3本目のいかにも古い橋が1408年完成のシュプロイヤー橋 Spreuerbrucke だ。ここにも67枚の絵が掲げられていて、当時、ペストの流行で多くの人が亡くなったため、どの絵にも骸骨、死神が登場する。
橋の向こう側にムーゼック城壁 Museggmauer が見える。9本の見張り台がありそれぞれ異なる形をしている。写真には2本見える。




シュプロイヤー橋の隣に堰が作られていて、ここから急流になっていた。昔、この水の流れを利用して水車による製粉が行われていた。




駅のある新市街からロイス川を隔てて旧市街がある。川べりにはテーブルを出してレストランやカフェが並ぶ。





ロイス 川には白鳥。




旧市街は迷路のような細い道だが、すこし歩くと、噴水のある広場に出る。穀物市場や、ワイン市場があった広場など5つの広場がある。






建物の壁にはフレスコ画が描かれている。






今晩はルツェルンに泊り、翌朝チューリッヒ空港からアムステルダム経由で成田へ向かう。
14日間のスイス旅行もいよいよ最後だ。
  


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フルカ峠とローヌ氷河

2008年07月30日 | スイス


11日は一日、山の上の方に雲がかかっていた。私たちは休養日として、ツェルマット村をぶらぶらし、12日の移動に備え荷物の整理などのんびり過ごした。
12日は、ツェルマットから列車でテッシュTaschに出て、バスでローヌ氷河Rhoneglescherに向かった。

途中、ツェルマットとサンモリッツを結ぶ氷河急行の路線と並走する。新フルカ・トンネルの開通によりこの氷河急行のローヌ氷河を眺める路線は廃止になった。旧線からの風景を惜しむ声が高く、ベトナムに売り払われていた当時のSLを買い戻し、フルカ山岳鉄道として開通した。
ローヌ氷河の手前でバスから走るSLが見えた。昔、汽車がトンネルに入ると、あわてて窓を閉めたのを思い出す。




谷の向こう側にローヌ氷河が見えた。というより、氷河はかすかに上部に見えるだけで、すっかり後退して岩山になっている。




日光のいろは坂のようなつづら折を登り、氷河の入口の売店に着く。





氷河は上の方にずっと後退している。




端はここになる。




そして、水となって岩山をくだり、





谷のはるかかなたに流れていく。




このあと、バスは霧で見通しのきかない狭い道のフルカ峠Furkapassを、車を延々と引き連れて越した。フルカ峠は、地中海と北海の分水嶺だ。

今晩はルツェルンLuzernに泊り、13日の朝チューリッヒ空港からアムステルダム経由で成田へ向かう。
  


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スネガからロートホルンへ

2008年07月29日 | スイス


スイスのツェルマットに泊り、スネガ・パラダイス Sunnegga Paradiseからロートホルン・パラダイス Rothorn Paradise へ登った。

マッターホルンを背にロートホルン・パラダイスに着く。




展望台には山を識別しやすいように写真入りの案内板がある。




ここからのマッターホルンはイタリア側も良く見える。




左には、写真左からブライトホルン Breithorn 4164m 、クライン・マッターホルンKlein Matterhorn 3883m とその右のスキー場が見える。




さらに左には、写真左から、リスカン Liskamm 4527m、 Castor 4228m 、Pollux 4092mがある。




さらにさらに左には、写真右から、Dufour 4634m 、Nordend 4609m というモンテローザMonte Rosaの二つの峰と、かすかに頭の先だけ見えるJagerhorn 3969m がある。




ヴァイスホルン Weisshorn 4505m




写真左から、Dent Blanche 4358m, Ober Gabelhorn 4062m, Wellenkuppe 3903m が氷河を抱いている。




駅の下の日陰には、角が大きく、顔が真っ黒な羊がいた。顔をいくら拡大しても目鼻立ちがわからない。





展望台のレストランで昼飯とし、一時間以上のんびりして、そのままロープウエイ、ケーブルカーで早めにツェルマットに戻り、買物してアパートメントホテルに帰った。






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スネガ・パラダイスへ

2008年07月28日 | スイス


スイスのツェルマットに泊り、スネガ・パラダイス Sunnegga Paradiseからロートホルン・パラダイス Rothorn Paradise へ登った。

ツェルマット駅から北へ数分歩くとマッターフィスパ Matter Vispa川の橋がある、そこから見たマッターホルン。




すぐ傍に地下ケーブルカーの駅があり、トンネルの中の標高差690m を一気に登ってスネガ・パラダイスに行く。




スネガ・パラダイスはロートホルン・パラダイスへのロープウエイの出発点でもあるが、レストランもあるし、ここから、ネズミ返しのある古い家々のフィンデルン Findeln 集落や、湖ライゼー Leisee などを通りツェルマットへ下るハイキングコースもある。




マッターホルンもここから見ると、北壁が良く見える。




コルナーグラートへ登る登山電車のなだれシェルターや、その向こうのクライネ・マッターホルンが見える。




三角形の山はヴァイスホルン Weisshorn 4505m だ。




ここからロープウエイでロートホルン・パラダイスへ登った。







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ゴルナーグラート展望台へ

2008年07月27日 | スイス

氷河のぶつかり合いや、スイスアルプスの山々が360度眺められるゴルナーグラート Gornergrat展望台へ行った。

1898年(明治31年)開通の登山電車GGB ( Gornergrat Monte Rosa-Bahnen ) は、レールの間に互いの山の位置をずらした歯車を持つアプト式だ。




電車は滝、マッターホルンなど左右の眺めを楽しませながら登って行く。ドイツ語、フランス語、英語などと共に日本語の車内アナウンスがある。最初の写真は斜面を走る電車を守るなだれシェルターだ。草を食む羊の向こうの雪山、スイスらしい光景だ。





ヨーロッパでは屋外で一番高い駅3089mゴルナーグラート駅に着く(屋内で一番高い駅はユウグフラウヨッホ駅 3454m )。駅から天文台の方へ少し登ると展望台だ。





かなりな人出だ。朝早くは日本人の団体が多い。午前中に見所に行って、午後は自由行動というのが日本のツアーに多いためだという。私たちは宿をゆっくり出たのでこの写真では日本人は少ないのだが。




写真撮影用のセントバーナード犬がいた。サンベルナール峠で人命救助に活躍していた犬を英語読みして、セントバーナードになったようだ。首に釣り下げている樽には気付け薬としての強い酒、シナップスなどが入っている。




駅の上から見たマッターホルンと、その望遠、といってもコンパクトカメラの3倍ズームだが。





展望台からは360度、山山山だ。まず、ヨーロッパアルプス第2、スイスアルプス1位の高さのモンテ・ローザMonte Rosa が写真左端だ。双耳峰の右側が4634m の山頂だ。朝焼けが美しいモンテ・ローザは「バラ色の山」と呼ばれる。朝4時20分ホテル集合のツアーがあったが、とても行く気になれなかった。
真ん中小さな山二つが Nordend 4609m, Dufourspitze で、右端の雪のないのがリスカム Liskamm 4527mだ。
モンテ・ローザから始まっている左の氷河がゴルナー氷河Gornergletscher で、右からこれに合流しているのが Grenzgletscherだ。




ゴルナー氷河Gornergletscherを見ると、氷の河であることが実感できる。




少し右に目をやると、写真左端のブライトホルンBreithorn 4164m が見え、その右の小山が、「マッターホルン・グレーシャー・パラダイス(クライン・マッターホルン)へ」でご報告の Klein Matterhorn 3883m だ。





逆に、モンテ・ローザのずっと左側を見ると、山頂に建物があるのが、Hohthalli 3286m で冬季のみ運行のロープウエイの駅だ。その右がStrahihorn 4191m 、左のギザギザの峰を持つのがRimpfischhorn 4202m だ。




さらに左側には、写真中央の三角形の山がTaschhorn 4494mで、その奥に重なっているのがドームDom 4554m で、一番右はAlphubel 4207m だ。ドームは山全体がスイスにある山のなかでは最高峰だそうだ。




帰りに駅で電車を待っていると、崖の上に大きな角を持つアイベックスがいた。塩をなめにきたのだろう。25日のこのゴルナーグラート紹介のTVでも登場していた親子だ。
















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シュワルツゼー・パラダイスへ

2008年07月26日 | スイス

スイスのツェルマットに泊り、シュワルツゼー・パラダイスへ登った。

ツェルマットからマッターホルン・グレーシャー・パラダイスに登り、 展望を楽しんだ(前回報告)。
その後、トロッケナー・シュテーク経由、フーリ Furi まで降りてから、また、マッターホルンにもっとも近づけるシュワルツゼー・パラダイス Schwarzsee paradise までロープウエイで登った。




鉄塔の日陰で羊が休んでいる。




駅に着くと、マッターホルンの北壁が目の前だ。この方向(北西)からの眺めたときに、鋭さが際立って一番良いと思う。




マッターホルンを目指す人は、この道を登って行く。




我々はホテル・レストランで一休みしてから、シュワルツSchwar(黒い)ゼーsee(湖)まで降りた。
実際は小さな池で、小さな建物は素朴な礼拝堂だ。後方左の高くとんがった山はDom 4545m だろうか。
池の礼拝堂側に回っても手前の山に隠れてマッターホルンは見えないので、池に移る逆さマッターホルンは撮れなかった。





高山植物の花がいろいろ咲いていた。一つだけ、ご紹介。マメ科、シャジクソウ属のトリフォリウム・アルピヌムだろう。今年は気候の関係で高山植物の花が咲くのが遅れ気味だという。




ここからフーリまでロープウエイの下の急な道のほかに、遠回りして行く比較的なだらかな道もあり、古い建物が並ぶ村があると聞いたのだが、疲れたので、ロープウエイでフーリに戻り、さらにロープウエイに乗ってツェルマットに戻った。



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マッターホルン・グレーシャー・パラダイス(クライン・マッターホルン)へ

2008年07月25日 | スイス

スイスのツェルマットに泊り、マッターホルンの東側にある尖った小峰、マッターホルン・グレーシャー・パラダイス Matterhorn glacier paradise、別名クライン・マッターホルン Klein Matterhorn (小さなマッターホルン)へ行った。ヨーロッパ最高地点にある展望台で、夏でも滑れるスキー場でもある。

ツェルマットの西のはずれから6人乗りのゴンドラリフトでフーリ Furi 1864m に登る。

磁気カードを差し込んで引き抜くか、非接触ICカードを左の大きな板にタッチするとゲートのロックがはずれ回転できるようになる。




フーリで乗り換え、トロッケナー・シュテーク Trockener Steg 2929m まで登る。トロッケナー・シュテークには、レストランやスキー・ロッカーなどがある。




トロッケナー・シュテークから終点までの最後のロープウエイからの眺めはすごい。下には氷河glacier。




最後は「あんなところまで行くのか」というほど急角度に登り、ロープウエイは正面の小峰の中に吸い込まれる。




駅に着いてからもトンネルの中を歩き、エレベータに乗り、外に出てからも階段を登ったところが展望台だ。展望台の標高は3883m で富士山より高いので、ゆっくり登らないと息が切れる。
雲がたなびいているが、展望台からははるかかなたの山々まで見える。




いつもと違う角度からマッターホルンが見える。右側が500人ものクライマーを飲み込んできた北壁だ。こんな山を登るなど考えられない。





下を見るとスキー場があり、良く見ると、けっこうな数の人が滑っている。イタリア側へ滑り降りる人も多いという。





峰続きのブライトホルン Breithorn 4165m を列を成して登っている人達が見える。





帰りもテオドール氷河 Theodulgletscher の上を通り、急角度に降りる。




遠くに谷間に長く広がるツェルマットの村が見え、振り返れば、降りてきたクライン・マッターホルンの小峰が見える。





ここまで来ると、また、マッターホルンの形が変わる。頂上部は前に倒れてきそうだ。




トロッケナー・シュテーク経由、フーリ Furi まで降りて、シュワルツゼー・パラダイスまで登った話は、次回。



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スイスのツェルマット

2008年07月24日 | スイス


スイス・アルプスの、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3山への足がかりグリンデルワルトに5泊し、マッターホルン Matterhorn の麓の村、ツェルマット Zermatt に5泊する。

シャレーは、もともと山小屋という意味だそうだが、実際は小さなホテルになっている。そして、建物の形式はけっこう厳しい規制があって、細かく見ると州(カントン)によって多少異なるらしいが、私の目からはどこもほぼ統一された外観になっていた。

例えば、窓には花を飾らないといけない規則があるが、飾られている花はゼラニュームが多い。色が鮮やかで、一日一回水をやるだけで丈夫なことが好まれる理由だが、スイスでは冷房がない家がほとんどなので、暑い日は窓を開けて風を入れる。ゼラニュームはにおいがあるので、虫が入らなくなる効果があることも好まれる理由だそうだ。





狭い駅前通りバーンホーフ通り Bahnhfstr. は観光客でごった返していて、両側には土産物屋、レストラン、時計屋などが並ぶ。建物の切れ目には、倒れこみそうなすぐ近くに、険しい山々が見える。




マッターホルンも頂上部だけがところどころから見える。





スイスを代表する花、エーデルワイスEdelweiss を一株約200円で売っていた。山で自生するエーデルワイスを見つけられることはまれだという。




通りは石畳が多い。適当にカットした石をどんどん並べて、見事な波模様の石畳を作っていく。




アパートメントホテルに居ると、カラコロカラコロとカウベルCowbell の音がする。下をのぞくと、ヤギの行進だ。そういえば、ガイドの人から村はずれの放牧場へ、朝晩、ヤギが移動すると聞いた。角つき合わせてケンカした二匹が付き添う赤い上着と帽子の牧童?に棒で叩かれていた。




ヤギの行進の後を歩くと、点々とナニが落ちている。新鮮なので踏むと靴に挟まってなかなかとれない。

欧米の、と言っても知っているのはオーストラリア、カナダとここスイスだけだが、犬は大型犬が多く、よく訓練されていて飼い主の言うことを良く聞く。ただし、日本のように散歩のときに袋を持ち、ナニを飼い主が始末する習慣はないようだ。村の道端で下の写真のようなナニ用の袋を見つけた。




昔は日本でも道によく大きなナニが落ちていて、誰かが踏みつけて一部、平になっていたりした。そして、そこから、点点々と必死にこすりつけて、徐々に少なくなるこすり付けられたナニの残骸が続いていたものだ。おもわず、その姿が思い浮かんで、笑ってしまう。人の不幸は私の幸せだ。

村の南端にあるアパートメントホテルの前の道路から見上げるとマッターホルンの威容が眼前に見える。





しかし、雲が出て、まったく見えない日もある。




アパートの部屋の窓からは、マッターホルンは見えないのだが、反対の西側にDom 4545m が見える。




山の上には Trockensteg ?や、 Furi ?のロープウエイの駅が見える。





ツェルマットの村の斜面には点々とシャレーが並ぶ。



明日からは、展望台めぐりや、トレッキングだ。










マッターホルンを見ると、スイスの食品メーカー「ネスレ」、古い人間には「ネッスル」の方がお馴染みだが、のインスタント・コーヒーの写真を思い出すのだが、記憶違いだろうか。





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スイスのツェルマットへ

2008年07月23日 | スイス

スイス・アルプスの、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3山への足がかりとしてはグリンデルワルトが、そしてマッターホルン Matterhorn へはツェルマット Zermatt が便利だ。

5泊したグリンデルワルトから移動してツェルマットでまた5泊する。
ツェルマットは標高1620mの村で、そのはずれにはマッターホルン4478mが突然巨大な姿を現す。

朝、バスでグリンデルワルトから、インターラーケン経由でカーデルシュテーク Kandersteg に出た。ここからバスごと列車に乗る。人は車やバスに乗ったままだ。





数十台の車が次々と簡単な屋根だけの列車台の上を進む。特にバスは両側をこすりそうで、フェンダーミラーをたたんでゆっくりと進む。機関車が最後尾に接続されてようやく出発。約10分でレッツェルベルクトンネルを抜けて、ゴッペンシュタイン Goppenstain へ出る。また、車はぞろぞろと列車内を進み、次々と降りてくる(写真は乗り込んだカーデルシュテーク)。




ここからバスでターシュTaschに移動する。




ここからツェルマットまではガソリン車は入れない。車で来た人も駐車場に車を置いて、列車ツェルマット・シャトルでツェルマットまで行く。





約12分でツェルマット駅に着く。駅前は観光用馬車もいて結構なにぎわいだ。




昼飯は手作りのラクレット。大きな半円形のチーズ(アッペンツェラー)の塊を火で温め、大きなナイフで皿に削り取る。
昼飯後、生活に必要ないろいろな場所を案内された。スーパーCoop, 土産物屋、ケーブルの駅、日本料理屋、郵便局などを案内される。

村の中はすべての車は電気自動車だ。なんでも一台800万円ほどだそうだ。エンジンがなく、モーターなので音が静かで、後ろから来てもわからないことがある。




旧市街には、ねずみ返しのある古い家々が並ぶ。




17世紀の納屋、ライ麦、穀物の倉庫で、今も使われているものが多い。ねずみ返しは、日本のものと同じ原理だが、薄い一枚石だ。




屋根も薄く大きな石で葺いている家が多い。




袋がぶら下げてあり、中には硬くなってしまったパンが入っていて、回収して家畜の餌にすると聞いた(観光客用?)。




この機械は2階に刈った干草を入れるためのものだ。




狭い駅前通りバーンホーフ通り Bahnhfstr. は結構な人ごみだ。




教会前ではイベントが行われていて、ブラスバンドが演奏し、角がクルクルの羊がいた。





村の南端のアパートメントホテルに入る。洗濯機は共同で、電子レンジや炊飯器はないが、通常の台所道具はそろっている。




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世界遺産のベルン旧市街

2008年07月22日 | スイス


スイスのグリンデルワルト滞在中、スイスの首都、世界遺産に指定された旧市街をもつベルン Bern に出かけた。
前回のローズガーデンに引き続き、旧市街を散策した。

ローズガーデンからゆるやかな坂道を下って、 Nydeggbruke橋へ。

橋からアーレAare 川を見下ろす。雨に濡れて黒味を加えた赤い屋根に、氷河からの水のためだろう、くすんだ水色の川面が映える。左にはニーデック教会 Nydeggkirche が見える。




橋を渡って旧市街のメインストリートへ入る。通りの名前は駅までの1.5kmほどの間に4回も変わるので省略。
石の建物、石畳、石のアーケード。雨に濡れて落ち着いた色になっている。




ベルンに100箇所ある噴水の中でメインストリート周辺にある11箇所の変わった像を乗せた噴水が有名だ。





道路とアーケードの境に扉があった。地下への扉だろう。今日は日曜日なのでしまっているが、地下にお店があるところもある。




ここのアーケードは世界一長いと何かに書いてあった。アーケードには店が並んでいるのだが、今日は日曜日でどの店もお休みだ。奥様もウインドショッピングのみで助かった。写真はアインシュタインの家 Einstein Hausの入口。




アインシュタインはベルンに7年間滞在し、特殊相対性理論など30本の画期的論文を作成した。また、特許局に勤め、結婚し、長男が誕生した。このアインシュタインの家 Einstein Haus は彼にとっても、世界にとってももっとも重要な場所となったのだ。
このソファーに座り、この窓から外のクラム通りを眺めていたのだろう。かってノーベル賞を目指していたものとして感慨深い。いや、小学生のときで、中学であきらめました。





1421年着工、1893年完成という後期ゴシック様式の大聖堂Munster 。




高さ100m、てっぺんまで344段の尖塔の階段を大枚4フラン支払って登った。階段はらせん状ですれ違い困難なほど狭く、暗い。




中段で外が眺められるようになっている。





ここでもう十分と思ったのだが、結局最後まで頑張って登ってしまった。






足をガクガクさせながら、階段を下りて、大聖堂内のパイプオルガンや、ステンドグラスを見る。





1530年製造の天文時計と仕掛け時計のある時計台などを見て、昼飯を食べて、早めに帰った。











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ベルンの街へ

2008年07月21日 | スイス


スイスのグリンデルワルト5日目にして、はじめての雨。山登りはやめて、スイスの首都、世界遺産の旧市街のあるベルン Bern に列車で2時間かけて出かけた。

グリンデルワルトの谷を降りる途中、川が霧で曇っている。列車はガラガラ。荷物を積み込む車両には自転車が固定されている。






インターラーケンで乗り換え、列車はトゥーン湖Thunerseeの北側に沿って走り、シュピーツSpiez、トゥーンThunを経て、Bernベルンに到着。
ベルンの駅は世界資産の古都のイメージとは異なり近代的なガラスの建物。地下に列車のホームと数十件の店がありにぎわっていた。駅前はガラスの波打つ屋根を持つ、バスやトラム(トロリー)のターミナル。



まずは、駅前からバスでローズガーデンへ。券売機でローズガーデンRosegartenを探し、ゾーン1-2、往復、2人で2.6フラン。写真はお札も使えるタイプ。




10番の Ostermundigen行きのバスに乗る。




以上、スムーズなようだが、係員の人に聞きまくり、しかも、片道でよいところを、あわててTwo way, Return, Round tickets などと知ってる英語を連発して往復を買ってしまった。

バスは、両側に石造りのアーケードのあるメインストリートを走り、時計台のところで左折して、コルンハウス橋 Kornhausbrucke を渡ってバラ園に向かう。
バラ園には、220種類、1800本のバラがあるという。時季も良かったのだろうか、多くのバラが見事に咲き誇っていた。これだけのバラの手入れは大変だろうに。










高台にあるバラ園からはアーレ Aare 川に包まれるように半島状になった旧市街の様子が良く見える。赤い屋根と石灰岩の石畳などが雨に濡れて落ち着きを増し、いかにも世界遺産。スイスは永世中立国で度重なるヨーロッパの戦争にも無関係、無傷で中世の姿を伝えているという。
そびえているのが、大聖堂 Munster の尖塔で、スイスでもっとも高いという。






バラ園のレストランでお茶を飲んで雨宿り。その後、ゆるやかな坂道を下って、 Nydeggbruke橋を渡り、旧市街へ。



つづきは次回。





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インターラーケンへ

2008年07月20日 | スイス

スイスのグリンデルワルトに泊って、インターラーケンまで出てみた。

インターラーケンInterlakenは、ブリエンツ湖Brienzersee とトゥーン湖Thunerseeの間にあり、ユングフラウ地方へのゲートとして栄えてきた。比較的大きな町なので、ここに泊り、朝、鉄道でグリンデルワルトやラウターブルーネンに出てから山に登る人もいる。

インターラーケンは、鉄道の乗り換え駅のオスト駅 Interlaken Ostと町の中心のヴェスト駅Interlaken Westがある。

オスト駅で降りると、前に大きな生協Coopがあるだけで、閑散としている。





山の方、駅の裏側に出ると、トゥーン湖からブリエンツ湖へと、アーレ Aare 川が流れている。川沿いに山に向かって左手、西に向かって歩くと、トゥーン湖沿いに走る鉄道が見える。このまま1kmも歩けば比較的にぎやかなヴェスト駅に出て、トゥーン湖遊覧船の乗場があるはずだ。カフェなどが並びだんだんにぎやかになってきたところで引き帰した。






オスト駅に戻り、裏手に行くと、ブリエンツ湖遊覧船の乗場があった。



遊覧船と言っても、地元の人の交通手段を兼ねているらしく、湖の方々を経由していくので時間がかかる。アーレ川沿いにブリエンツ湖まで歩いてみた。
まもなく、ブリエンツ湖遊覧船が通って行く。




20分ほど歩いてようやくブリエンツ湖畔に出た。4人乗り漕艇で高校生らしい女の子が騒ぎながら戻ってくるところだった。





明日は、雨らしい。山国のスイスの天気は不安定で、天気予報はあまり当てにならないが、雨だったら山は止めて、ベルンに行こう。





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トゥリュメンバッハの滝

2008年07月19日 | スイス


300mものU字型の断崖に挟まれたラウターブルネンの谷には、「007のシルトホルン展望台へ」に書いた落差287mのシュタウプバッハの滝がある。


その反対側の崖にあるのがトゥリュメンバッハの滝 Trummelbachfalle だ。この滝は外からはほとんど見えないという変わった滝だ。流れる滝が水の流れるところだけを深く深く削り、結果的に崖の途中から滝は、滝壺をただただ深くした形になって、ほとんどが岩窟の中にある滝なのだ。

入場料11スイスフランを支払いエレベーターに乗り、崖の中を100mほど登る。



降りたところは、10個の多段になった滝の途中だ。ここから階段を下りながら、4つの観察地点(下の写真の目のマーク)で滝を見ても良いのだが、あともう少し階段を登り、残り4つの観察地点を是非見たい。





一番上の地点では普通の滝のように見える。




これが、岸壁の中に滝壺を掘り、





また、滝になったりを繰り返す。



そして、これらの多段の滝の周り、岸壁の中にらせん状の階段を作り、まじかに見学できるようにしているのだ。観光のためなら、やたらとトンネルを掘り、どこにでもロープウエイ、ケーブルカーを通すスイスでなくてはやれないことだ。





そして、最後は川になる。



山々の水を集めた毎秒2万リットルという激流は見ものだ。多少飛沫で濡れるが、水のエネルギーをたっぷり味わえる。

























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天上のお花畑、アルメントフーベルへ

2008年07月18日 | スイス

スイスのグリンデルワルトに滞在している。U字の谷間の町ラウターブルネンから見上げた断崖の上ののどかな村ミューレンで昼飯を食べた。その後、ミューレンからケーブルに乗ってアルメントフーベル Almendhubel に出て、花の谷Blumentalを下って再びミューレンへ戻った。

ミューレンの村から見えるかわいらしいがえらく急勾配なケーブルカーに乗った。





ケーブルの乗り口から、シルトホルン展望台への途中駅のビルク Birg が山の上に見える。




ケーブルを降りたアルメントフーベルからはアイガーの威容が目の前だ。北壁を横から見ていることになる。





また、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3山が並んで見える。




のどかな音がアルプスのこだましていると思ったら、アルプホルンだ。さすが観光立国スイス。数人しかいないのにサービスだ。それともレストランのおじさんの趣味なのだろうか。




アイガーを背にして草原を登る。





右に折れて、丘を回りこむようにして、花の谷という意味のブルーメンタールBlumentalをのんびり下る。

さまざまな高山植物が見られる。かなりの数の花の写真を撮り、大枚21フランも払って花の本も買った。いずれまとめて調べてご紹介するとして、今回はひとつだけ。
「プルサティラ・ハレリ、キンポウゲ科、オキナグサ属、イチリンソウ属」らしい。ようするに、奥に見える黄色いキンポウゲの紫版なのだろう。




再びアイガーに向かって進み、ミューレンの村に戻る。





次回は、帰りがけに寄ったトゥリュメンバッハの滝をご紹介。





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崖の上の村 ミューレンで昼飯

2008年07月17日 | スイス

スイスのU字の谷間の町ラウターブルネンから見上げた断崖の上ののどかな村ミューレンで昼飯を食べた。

シルトホルン展望台からロープウエイで途中駅のビルク Birg が見える。



ビルクからさらに降りると崖っぷちに固まったミューレンの村が見える。




ミューレンは素朴な村でありながら、シャレたシャレーと同居している。






ルピナスの隣のケシの花が異様にでかい。




小さなホテル(シャレー)のレストランでランチにした。テラスからは山々がまぶしい。






さすがの日本人もここまでは来ていない。私たち以外は。






次回は、ミューレンからケーブルに乗ってアルメントフーベルに出て、花の谷Blumental を下って再びミューレンへ戻ったご報告。



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