hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

柏木麻里『もっと知りたい やきもの』を読む

2020年12月31日 | 読書2

 

柏木麻里著『アート・ビギナーズ・コレクション もっと知りたい やきもの』(2020年10月25日東京美術発行)を読んだ。

 

出版社の宣伝文句は以下。

絵画に比べて、鑑賞のポイントがわかりづらいといわれるやきもの。長年やきもの展を企画担当してきた著者が、縄文から近代までの主要な名品を辿りながら、暮らしに一番近い芸術、やきものの見どころと味わい方を平易に解説します。

 

表紙裏の「はじめに」からの引用には、「古くから人々はやきものを手に取り、口に触れて使ってきて、重みや感触、冷たさと温かさ、使う時の音など五感の喜びを感じてきました。
一方で、日本のやきものには、考える、知的なたくらみが随所にみられます。暮らしの中の楽しみと美しさも、この本には詰まっています。」との趣旨が書いてある。

 

 

目次

はじめに
第一部 やきもの日本史ー縄文から近代まで
1 縄文・弥生・古墳時代
2 奈良・平安時代
3 鎌倉・室町時代
4 桃山時代
5 江戸時代
6 近代
第二部 やきもの文化とは何かー身体・精神・言葉・季節
1 「きよしとみゆるもの」とかわらけ
2 和漢
3 不定形の美しさ
4 負の要素が美となる
5 生命のやきもの
6 言葉とやきものー隠す・遊ぶ・豊かにする
7 旧暦の季節とやきもの
8 ファッションとやきもの
9 世界を駆ける伝言ゲーム
名称・技法・年表・地図で知るやきもの基礎知識
掲載作品一覧/やきものをもっと知るためのブックガイド

 

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

写真と文が半分づつで、B5版79頁のコンパクトな本だが、日本の陶磁器の基本はきっちり抑えている(と思う)。写真もきれいでじっくりと鑑賞できる。
初心者が要領よく日本のやきものを知るには最適だろう。また、中級者が、短時間で日本の世界に誇るべきやきものについてあらためて味わうにも適している。

なお、朝鮮や中国からの輸入したやきものの名器は除外してある。

 

私が久しぶりにすばらしさを味わったものを列挙すると、
「火焔型土器」「緑釉水注・椀・皿・段皿」「織部扇形蓋物」「黒楽茶碗 銘俊寛」「黒楽茶碗 銘時雨」「葆光彩磁葡萄文香爐(板谷波山作)」「黒織部沓形茶碗」 銘わらや」となる。
本当に日本人に生まれて誇らしい。

 

 

柏木麻里(かしわぎ・まり)

詩人。陶磁展覧会、色絵展、染付展などの企画、執筆・企画・講座を行う。慶応義塾大学非常勤講師。
1970年‐ドイツ・エルランゲン生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。
出光美術館学芸員を経て独立。

1995年‐第33回現代詩手帖賞受賞。
2006年「斥力、遠さにふれる」展(国際芸術センター青森)、2008年「蜜の根のひびくかぎりに」展(森岡書店)などの個展を行なう。

著書に、詩集『音楽、日の』(思潮社2000年)、『蜜の根のひびくかぎりに』(思潮社2008年)。美術書『かわいいやきもの』、日英2ヵ国詩集『蝶』(思潮社2020年)ほか。

 

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12月の散歩

2020年12月30日 | 散歩

 

青空に聳えるニレ(楡)の木(11月28日)

 

並んだもう一本のニレ

 

まだ満開には少々早いのかピラカンサ(11月30日)

 

子供の頃、庭にあって、トゲトゲしてるし、ちょっと不気味だし、大嫌いだったヒイラギナンテン。鮮やかな黄色の花に誘われて思わずパチリ。

ういえば柿木もあって、登ったり、竿の先を割いて挟んでとったりしたものだ。(2013年12月5日)

 

でも、こんなに生ったままにしておくなんて!(同)

 

鳥も今や柿など食べないのか?(同)

 

ビルとビルの間のサザンカ(12月8日)

 

逆光で映えるモミジ(12月15日)

 

道端の花壇(12月18日)。

 

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『地球とは思えない世界の絶景』を見る

2020年12月29日 | 海外

 

世界の絶景調査委員会著『地球とは思えない世界の絶景』(2015年2月27日宝島社発行)を眺めた。

 

宣伝文句は以下。

普通の絶景にはもう飽きた!  目を疑う66の異世界ガイド。

 

見開きの写真が66枚続くシンプルな構成。写真に加えた説明は2行のタイトルと、場所と国名だけ。あとは4本のコラムと、巻末に、絶景インフォメーション(各4,5行)、50音順掲載地リスト(引用元)、世界地図のみ。

 

とくに私が目についたものを挙げる。

1:張掖丹霞地貌(中国)(鮮やかに地表に着色したような光景)
2:クリスタルの洞窟(メキシコ)(探検する人が小人に見える巨大な結晶)
5:フライガイザー(アメリカ)(砂漠にぬるりと噴出したオレンジの塔)

7:チョコレートヒルズ(フィリピン)(木々の間にポッコリポッコリと顔をを出すモコモコ。絶景には珍しいほっこりする景色。表紙に採用)
14;チャンド・バオリ(インド)(13階、3500の階段が規則的に並び目がおかしくなる井戸)
16:デスヴァレー(アメリカ)(元塩湖の砂漠で、謎の石が動いた跡がある)

20:ドラゴンブラッドリー(イエメン)(シンガポールのスーパーツリーのモデル?)
22:ラルワースコーブ(イギリス)(恐竜時代の迫力ある地層が露出。タモリが喜びそう)
25:ダナキル砂漠(エチオピア)(冬でも気温40度以上、火山からの硫黄や塩水が作る見事な地獄絵)

39:フィンガルの洞窟(イギリス)(柱状節理の絶壁)

 

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

寝る前に絶景写真をパラパラ楽しむには最適だ。

A5版と写真が小さく、どこかで見た写真もあり、巻末の説明も簡単すぎるが、そんなこと言わずにパラりと開いたページを気軽に眺め、考え過ぎずに眠りに誘われるのがいいじゃない!

 

私の絶景写真を1枚だけご紹介(2008年7月のスイス旅行)

晴天はもちろん、無風でないと湖面にさざ波が立って逆さマッターホルンの写真は撮れません。

 

 

 

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『絶景の旅 未知の大自然へ』

2020年12月27日 | 海外

 

『地球新発見の旅 絶景の旅 未知の大自然へ』(2014年7月16日K&Bパブリッシャーズ発行)

 

この本の構成は、見開きで絶景の写真と、次の見開きがある場合は4,5枚の写真と概要説明、旅の予算と行程、達人の実体験メモ、さらに3枚目の見開きにアクセス、旅のお勧めシーズン、アドバイス、モデルプラン、オプションプランと地図と並ぶ。この3見開きセットあるいは2見開きセットで43スポットを紹介している。

 

あまたある絶景本と違って、この本はあこがれを実際に実現するための情報が提示されているのが特徴だ。つまり、モデル旅行プラン、予算、行き方から旅のアドバイス、ツアー会社、詳細地図が示されている。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

実際に絶景を求めて僻地まで行きたい人には★★★★★だろうが、写真を眺めるだけで十分という私には旅行プランなどは不要だ。というか、予算や工程の困難さを眺めるだけで、ため息が出る。
たとえば表紙の写真のノルウェーの「トロルの舌」など、傾斜40度の、下りは恐怖の階段を、1時間かけて登り、所要時間10~12時間の本格登山コースとあれば、読んだだけでくたびれてしまう。

 

以下、紹介されている絶景

1.レンソイス砂丘(ブラジル)/2.イグアスの滝(アルゼンチン/ブラジル)/3.ペリト・モレノ氷河(アルゼンチン)/4.マーブル・カテドラル(チリ)/5.ブルーホール(ベリーズ)/6.カーニョ・クリスタレス(コロンビア)/7.ウユニ塩湖(ボリビア)/8.カナイマ国立公園とエンジェル・フォール(ベネズエラ)/9.マチュピチュ(ペルー)/10.アンテロープ・キャニオン(アメリカ)/11.ザ・ウェイブ(アメリカ)/12.ホワイトサンズ国立モニュメント(アメリカ)/13.キャニオンランズ(アメリカ)/14.イエローストーン(アメリカ)/15.レイク・ルイーズ(カナダ)/16.アブラハム湖(カナダ)/17.ナイアガラの滝(カナダ/アメリカ)/18.フェアバンクスのオーロラ(アメリカ・アラスカ州)/19.ウルル(エアーズ・ロック)(オーストラリア)/20.ホワイトヘヴン・ビーチ(オーストラリア)/21.フランツ・ジョセフ氷河(ニュージーランド)/22.ミルフォード・サウンド(ニュージーランド)/23.ロック・アイランド(パラオ)/24.武陵源(中国)/25.九寨溝(中国)/26.盤錦の紅海灘(中国)/27.カッパドキア(トルコ)/28.パムッカレ(トルコ)/29.エベレスト(ネパール)/30.チョコレート・ヒルズ(フィリピン)/31.バイカル湖(ロシア)/32.モラヴィアの大草原(チェコ)/33.リーセフィヨルド(ノルウェー)/34.トロルの舌(ノルウェー)/35.ポストイナ鍾乳洞(スロベニア)/36.アイスリーゼンヴェルト(オーストリア)/37.プリトヴィツェ湖群(クロアチア)/38.ブライデ・リバー・キャニオン(南アフリカ共和国)/39.ラック・ローズ(セネガル)/40.ナトロン湖(タンザニア)/41.ナミブ砂漠(ナミビア)/42.サハラの白砂漠(エジプト)/43.ダナキル荒地(エチオピア)/

 

 

 

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久坂部羊『善医の罪』を読む

2020年12月26日 | 読書2

 

久坂部羊著『善医の罪』(2020年10月25日文藝春秋発行)を読んだ。

 

文藝春秋の作品紹介は以下。

彼女は善意の名医か、患者を殺した悪魔か――。

クモ膜下出血で意識不明の重体で運ばれてきた、横川達男。彼の手術の執刀医の白石ルネは、これ以上の延命治療は難しいと、本人の意志もあり治療を中止することを決意する。横川の苦しむ様子に耐えられなくなった家族は同意し、白石は横川を尊厳死に導いた。
数年後、白石が記したカルテと、立ち会った看護師のメモが食い違っていることが告発される。そのメモによると、白石は患者に筋弛緩剤を静脈注射したというのだ。事態は病院中を巻き込んだ大問題になり、やがてマスコミがかぎつけることに。白石を名医だと感謝していた横川の遺族は考えを変え、彼女を告訴することにした。
一体どこで歯車がくるってしまったのか。外科医に鬱屈を抱える麻酔科医、保身にはしる先輩外科医、女性としてルネに劣等感を感じる看護師。
様々な立場の者たちの思惑が重なり合い、事態は思わぬ方向へと転がることに――。現役医師が圧倒的なリアリティで描いた、スリリングな医療小説。

 

登場人物

浦安厚生病院

白石ルネ:脳卒中センターに医長。32~36歳。父は敏明、母はオランダ人。
山際逸夫:脳外科医長。ルネの5年先輩。
大牟田寿人:麻酔科医長。46歳。
小向潔:脳外科部長。副院長に昇進。
橘:院長。野沢は事務部長。上部の厚世会本部の専務は藤森。
堀田芳江:横川の担当看護師。井川は一年生看護師。加橋は介護師長。

 

横川達夫:66歳。クモ膜下出血で意識不明から多臓器不全へ。妻は保子。長女は石毛厚子(元夫は石毛乾治)。
横川信一:達夫の長男。妻は祥子(さちこ)。
沼田純一:横川側の弁護士。
速水祐樹:ルネの山友達。ルネの2歳下。大手出版社の編集者。バツイチ。
宇野公介:「週刊時大」の記者
寺崎美千代:ルネの弁護士。44歳。
大内義彰:刑事部検事

 

 

久坂部羊の略歴と既読本リスト

 

本書は書き下ろし。

巻末に、須田セツ子著私がしたことは殺人ですか?』等の参考文献があり、「本作は事実をモデルにしたフィクションであり、登場人物および団体は、実在のものとはいっさい関係ありません。」とある。

参考ニュース:治療中止で殺人罪に…須田セツ子医師語る「ALS女性嘱託殺人」

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

前半は展開が見え見えで「ハイハイハイ、それで?」と飛ばし読みしてしまった。真ん中も、病院側の陰謀があまりにも露骨、幼稚で、わざとらしく感じてしまった。後半の裁判がらみになると、重い問題提起に「フムフム」となる。

脳死状態になると、医師には、患者の死と同義語であり、極端に言えば、患者はもはや物体になったと考えてしまうのではないかと思う。そこで、状況認識ができない患者家族と齟齬が生じるのだろう。

 

 

大牟田は私立医大出で、特別寄付金なしでも6年間で4千万円を超えた。

 

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アガサ・クリスティー『終わりなき夜に生まれつく』を読む

2020年12月25日 | 読書2

 

アガサ・クリスティー著、矢沢聖子訳『終わりなき夜に生まれつく』(クリスティー文庫95、2011年10月10日早川書房発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

誰が言い出したのか、その土地は呪われた〈ジプシーが丘〉と呼ばれていた。だが、僕は魅了された。なんとしてでもここに住みたい。そしてその場所で、僕はひとりの女性と出会った。彼女と僕は恋に落ち、やがて……クリスティーが自らのベストにも選出した自信作。サスペンスとロマンスに満ちた傑作を最新訳で贈る。   解説:真瀬もと

 

原題は「Endless Night」で、ウィリアム・ブレイクの詩『無垢の予兆』の一節「甘やかな喜びに生まれつく人もいれば/終わりなき夜に生まれつく人も…」(“Some are born to sweet delight, Some are born to Endless night.”から採られている。

 

ジプシーの占いばあさんが「ジプシーが丘」から出て行けと二人を脅す。エリーが誰よりもグレタを頼りにしていることにマイケルは不安と嫉妬を感じる。そして、エリーに干渉しようとする継母や親族。互いに仲が悪そうな信託管理人の弁護士と財産管理人。膨大な資産を巡って暗雲が立ち込める。

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

犯人はすぐにこの人があやしいと思ってしまった。雰囲気と匂いがプンプンする。

 

約半分まで事件は起こらず、退屈。後半はようやく動きが速くなってどんどん読めた。

 

 

登場人物(表紙裏の紹介に追加)

マイケル(マイク):主人公。点々と職を変えた過去を持つ。エリーと結婚し、ジプシーが丘に新居を建てる。

エリー(フェニラ・グートマン(グッドマン)):アメリカの大富豪の一人娘。マイクと結婚する。

グレタ・アンダーセン:エリーから信頼を得ている世話係。金髪の美女。

ルドルフ・サントニックス:建築家。マイクの友人。不治の病で余命短い。

コーラ・ファン・スタイブサン:エリーの継母。贅沢で世界を遊びまわる中年女性。

フランク・バートン:エリーの叔父。

ルーベン・パードー:エリーのかなり年上の従兄。エリーからは“叔父”と呼ばる。

アンドリュー・リピンコット:エリーの後見人。財産管理人。

スタンフォード・ロイド:エリーの財産管理人。銀行家。

クローディア・ハードカスル:村に住む女性。エリーの乗馬友達。サントニックスの異母妹。

エスター・リー:村のジプシーの老女。マイクとエリーに〈ジプシーが丘〉の呪いを吹き込む。

フィルポット:キングストン・ビショップ村の村長であり、治安官。

ショウ:村の医師。

キーン:村の巡査部長。

 

本書は、2004年8月にクリスティー文庫から刊行された物の新訳。

 

 

アガサ・クリスティ “Agatha Christie”

アガサ・クリスティーはこう語った。

どんな女性にとっても最良の夫というのは、考古学者に決まっています。妻が年をとればとるほど、夫が興味を持ってくれるでしょうから。

アガサ・クリスティーは、夫に愛人ができた為に離婚し、40歳の時、26歳の青年と再婚した。再婚相手は、考古学者だった。

裏表紙の長い長い著者紹介を以下引用

1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。

1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な憶測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。

1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている。

 

矢沢聖子(やざわ・せいこ)

1951年生れ。津田塾大学卒。英米文学翻訳家。

訳書、クリスティー『スタイルズ荘の怪事件』、スタウト『手袋の中の手』、ハリス『事件現場は花ざかり』等。

 

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ショートケーキの日

2020年12月24日 | 雑学

 

今日はクリスマスイブですが、ショートケーキの日をご存じですか?

 

毎月22日がショートケーキの日です。

 

何故かって?

カレンダーを見てください。22日の上には必ず一週間前の15日があるでしょう。

22日の上には、15(イチゴ)がのっているから、ショートケーキの日なのです。

 

語呂合わせの記念日は嫌になるほどありますが、一週間前の日を巻き込んだ語呂合わせには感心します。

 

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伊岡瞬『祈り』を読む

2020年12月23日 | 読書2

 

伊岡瞬著『祈り』(文春文庫い107-1、2020年6月10日文藝春秋発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

東京になかなか馴染めない25歳の楓太(ふうた)は、ある日公園で信じられない光景を目にする。炊き出しのうどんを食べる中年男・春輝(はるてる)が箸を滑らせたその瞬間――。“田舎者”の劣等感を抱える若者と、“望まない力”を持つがゆえ暗い過去を背負って生きてきた中年男の人生が交錯するとき、心震える奇跡が起きる。   解説・杉江松恋

 

第一章は2014年。第一の主人公、アパレルメーカー「パサージュ」の営業職の宮本楓太は、いつも上司に叱られ、金がなくて、次のカード引き落とし日を心配している。東京都庁近くの新宿中央公園で仕事をサボっているとき、向かいのベンチの中年男(26年後の春輝)が落としたちくわ天が宙に浮いているところを目撃した。

 

第二章は1988年。もう一人の主人公、小5の大里春輝(はるてる)は岐阜県美濃市で理髪業の父・哲男と母・景子の長男で二つ年上の姉・秋恵がいる。ミニバスケのクラブチームに唯一の友人・小田尚彦がいる。出場選手選抜、いじめ、物を浮かせられる不思議な力により、春輝は尚彦の恨みをかってしまう。

 

自分の人生がついてないのは、他人が悪いと考える自分勝手で危なっかしい楓太と、納得いかないことも自分が引けばいいのだからと逃げてしまうじれったい春輝の人生がやがてからまってくる。
痩せて背が高く、黒いシャツと黒いスーツを着た迫力ある男・鶴巻と、ボランティアと共に富裕層相手の金融営業の新妻千穂と共に。

 

本書の杉江松恋による解説が「文藝春秋BOOKS」で全文読める。

 

初出は、『ひとりぼっちのあいつ』「別册文藝春秋」2011年11月号~2012年11月号で、単行本は2015年3月23日文藝春秋から刊行。『祈り』に改題、大幅加筆修正して文庫化。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

問題に立ち向かわず、自分が楽な方向へ行く楓太、逃げまくる春輝の二人には、イライラしながら、著者の作戦に乗せられていると分かっていても読み進んでしまう。スカッとするキャラではないが、キャラが立っていると言ってもいいのだろう。。
鶴巻はいろいろな小説に出てくるかっこよいヤクザのイメージで普通と言える。千穂は最後の最後でって、そりゃないよって話なんじゃない。

 

最初の6章ほどは、ほぼ現在の楓太の話と、26年程前の春輝の話が交互に出てくるので、休み休み読んでいると混乱する。

 

伊岡瞬の略歴と既読本リスト

 

 

 

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カッチョ良い自転車スタンド

2020年12月22日 | 散歩

 

散歩中、何か変なものを付けている自転車を見つけた。

サドルに付けるスタンドだった。スポーツバイクなどにはスタンドは標準装備ではないらしい。軽い一本の棒のようなスタンドを予め付ける場合が多いようだが、サドルにはめ込むこのタイプなら持ち運び可能だ。

ちなみに、後輪に付けているロック用チェーンは、ネットでみたらABUS社の商品で約3万円! 本当? どうも、ロックして盗難された場合は3年間最大12万円の報償金付きらしい。私のママチャリに最適だ??

 

バンクバーへ行ったとき、色々な自転車を見かけた。

前はベビーカー(乳母車)付きで、後ろは二人乗り。

我々二人も、バンクバーのスタンレーパークの周囲10㎞ほどを二人乗りバイクTandem(縦連結)で一周したことがある。

 

こちらもふたり乗りの自転車で、大好きなお父さんと一緒。しかも目の前にはお気に入りのお人形。

バンクバーのイングリッシュベイで見かけた小さな男の子は、じっと彼方の海を眺めていた。

久しぶりに見る足の短さにほっとした。

 

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ピエール・ルメートル『わが母なるロージー』を読む

2020年12月21日 | 読書2

 

ピエール・ルメートル著、橘明美訳『わが母なるロージー』(文春文庫ル6-5、2019年9月10日文藝春秋発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

パリで爆破事件が発生した。直後、警察に出頭した青年は、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金を要求する。カミーユ・ヴェルーヴェン警部は、青年の真の狙いは他にあるとにらむが……。『その女アレックス』のカミーユ警部が一度だけの帰還を果たす。残酷にして意外、壮絶にして美しき終幕まで一気読み必至。 解説・吉野仁

 

『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』『傷だらけのカミーユ』のカミーユ警部シリーズ番外編で中編だ。

物語は『一日目』『二日目』『三日目』の三部構成。その中で視点は、カミーユだけでなく様々な人物へ移り変わるが、『十七時』『十七時一分』『十七時十分』と時系列で語られるので、ストーリーはわかりやすい。

 

話が始まってすぐ警察に犯人が出頭するが、一日ごとにあと6カ所を次々爆破するという。場所を教えるから、500万ユーロを用意し、オーストラリアへ逃亡させ、さらに恋人を殺した母親を釈放せよと要求する。

 

 

カミーユ・ヴェルーヴェン:パリ警視庁犯罪捜査部 警部。身長145センチの小男。妻イレーヌを亡くし、今の恋人はアンヌ。飼い猫はドゥドゥーシュ
ルイ・マリアーニ:パリ警視庁刑事 カミーユの部下。金持ち。秀才で能力が高い。
バザン:パリ警視庁 中央研究所技官。爆発物のプロ。同僚はフォレンティエ
ペルティエ:パリ警視庁 テロ対策班 班長。
ル・グエン:パリ警視庁 犯罪捜査部 部長。
ジャン・ガルニエ:連続爆破事件の犯人。28歳。恋人カロル・ヴェンランジェを母に殺される。
ロージー・ガルニエ:ジャンの母。ジャンの恋人カロルを殺した罪で8か月前から未決勾留中。
マルセル:デュペルー公園の24年前からの管理人。
クレマンヌ・クリゼチャンスキー:爆破犯の目撃者

 

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

犯人は捕まっているのに爆弾の設置場所がわからず、時間が迫りイライラしながらついつい読み進めてしまう。恋人を殺した母親を釈放しろとの要求も謎だ。

何度も担当を外されるカミーユが丹念で正確なルイの調査結果を得て、犯人を追い詰めていく。

中編なので濃厚さ、意外な大転換はないが、楽しめる。

 

 

ピエール・ルメートル

1951年、パリに生まれる。
2006年、カミーユ・ヴェルーヴェン警部3部作第1作『悲しみのイレーヌ』でデビュー。同第2作『その女アレックス』でイギリス推理作家協会賞を受賞。日本では「このミステリーがすごい!」ほか4つのミステリー・ランキングで1位、「本屋大賞」翻訳小説部門でも第1位となった。
『天国でまた会おう』でフランスを代表する文学賞ゴンクール賞、カミーユ警部3部作完結編『傷だらけのカミーユ』で、イギリス推理作家協会賞を受賞

 

橘明美(たちばな・あけみ)
1958)年東京生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。英語・フランス語翻訳家

訳書にP・ルメートル『その女アレックス』『監察面接』、j・ディケール『ハリー・クパート事件など。』

 

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まだまだスムージー

2020年12月20日 | 食べ物

 

11月18日に「スムージーにハマる」として、お気に入りの「グリーンスムージー」、今一つのシャインマスカット」、果肉入りの「梨」を紹介した。

 

久しぶりに大規模スーパーに行ったら、見たことないスムージー3種類があって、思わず手を伸ばし、相方に見つからないようにそっと籠に入れた。

まずは写真左の「あまおうスムージ」12月1日新発売。

何と言ってもあまおうだ。ただし、小さな字で「MIX ラズベリー入り」とある。そしてお気に入りの「冬限定」の文字が。
「砂糖・甘味料・増粘剤無添加」とあり、「野菜汁35%+果汁64%+食物繊維1%」と、暗算で足すと100%になるではないか! 
しかし、飲んでみると味はいまいち。舌に残る甘さはないのだが、さわやかさ、さっぱり感はない。本物のあまおうの記憶はかなた遠くへ去っていく。

 

写真真中の「Wベリー&ヨーグルトMix」

ブルーベリーとクランベリーの2種のベリーとりんご、レモンの果実、各種野菜と、ヨーグルト入りだ。
「甘酸っぱくコクのある味わいでおいしく、しかも砂糖・甘味料・増粘剤無添加です。毎日お飲みいただけます。」と言うのだが。
かすかな甘さと、ヨーグルトのこくは結構だが、わずかに薬臭く感じてしまった。まあまあだが、おいしそうなものを全部入れればよいというものではないと証明された。やはり「グリーンスムージー」には及ばない。

 

 

写真右端の「豆乳バナナMix」

「バナナの甘みと豆乳のコクでおいしく、しかも砂糖・甘味料・増粘剤無添加です。朝食のお供におススメです。」とある。さわやかな健康生活を思わせる名前だが。
戦後のズルチン、サッカリンといった発がん性甘味料で育った身にはいまさら感があるし、残り少ない人生、好きなものを食べてやるとの想いから、不味そうなネーミングに気が進まない。飲んでみると確かにあのバナナの臭みがある。なにもバナナのいやみな癖を際立たせなくてもと悪口の極み。

その他、KAGOMEのホームページを見ると、「野菜生活100 Smoothie パイン&アセロラMix」、「野菜生活100 Smoothie とうもろこしのソイポタージュ」、「野菜生活100 Smoothie かぼちゃとにんじんのソイポタージュ」が並ぶ。
開発担当の方々、ご苦労様です。 でも、とても付き合いきれません! 

 

ということで結局、「グリーンスムージー」が、私的には(ナウい!)一番ということになった。

 

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誉田哲也『アクセス』を読む

2020年12月19日 | 読書2

 

誉田哲也著『アクセス』(中公文庫ほ17-13、2020年9月25日中央公論新社発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

親友の自殺は自分のせい。悲しみに暮れる可奈子の携帯が着信した。悪意に満ちた声が言う、「お前が殺したんだよ」と――。すべての始まりは、誰かを勧誘すれば無料となるプロバイダ「2mb.net」。登録した高校生たちに襲いかかる殺人の連鎖。仮想現実を支配する「極限の悪意」を相手に、生き残りを賭けた壮絶な戦いが始まった! 〈解説〉大矢博子

 

高校生の二人、美女の川原雪乃がモデル並みの宇野翔矢に、携帯電話の基本料、通話料が無料になるサイトへの登録を勧める。次の人を紹介した時点で無料になるシステムだ。
雪乃の同い年の従妹の麻月可奈子が母のと親友で自殺した石塚尚美の通夜に出席する。その後、可奈子に尚美の死は彼女のせいであるという嫌がらせの電話があり、どんどんエスカレートして可奈子は落ち込む。
翔矢がサイト登録を勧めた17歳の喜多川光芳が純白の特攻服を着て母親を日本刀で斬殺し逃亡する。
やがて、可奈子、雪乃、翔矢の周囲に怪異が起き始める。



初出:2003年第四回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、2004年新潮社から単行本が刊行。2007年2月新潮文庫



私の評価としては、★☆☆☆☆(一つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

私は、ホラーはどうしても荒唐無稽だと思えてしまい好きになれない。そこで評価が厳しい上に、高校生らの話が、しょせんおじさま目線になってしまって書かれている。そして、その上、大部。
おもろなくて真中からは飛ばし読みした。劇画風の過激な殺人場面もおどろおどろしさを強調するわざとらしさが目立つ。

 

この小説が書かれた17年前には最先端だった通信、システムの説明に多くのページが割かれているが、近年通信環境が大幅に向上したので、どうしても古めかしく思えてしまう。



誉田哲也(ほんだ・てつや)
1969年東京都生まれ。
2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞
2003年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。

主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』『歌舞伎町ゲノム』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から始まる〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズがあり、映像化作品も多い。『背中の蜘蛛』『妖の掟』ほか著書多数。

 

 

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12月(1)の花

2020年12月18日 | リタイヤ生活

 

12月11日に届いた花

ガーベラが13本、白く扇状に広がったレースフラワーが2本、後ろに花なしで広がっているのがソリダコで、かすむように下に垂れているのがアスパラペラ。

ガーベラは白、ピンク、赤が各3輪、黄、オレンジが2輪。

 

近くでじっと見ると、見事な出来栄えに神秘を感じる。

注意書きに「ガーベラは茎のうぶ毛が水を濁らせる」とあったので徐々に茎を詰めて、2日後にはこのように。

上からは丸く、横からは扇状に広がるレースフラワー。下には細かい花粉が一杯。

 

10月(2)の花で、ルスカスには真ん中に虫のように見える小さな突起があり、やがて小さな花芽が出てきて花が咲くとお知らせした。

そして、8日後

これ以降、水を入れたコップに挿して延々と変化を待った。

そして、50日以上経過した12月6日現在、ようやく花芽らしきものが顔を出した。

果たして、これ以上待ち続けることができるか、疑問がある。

 

そして、この虫状のものが見当たらない葉状枝の裏に花芽を発見。

自然って、変! だから面白い。

 

なお、12月は花の配達は1回だけで、月末に正月の花が届く。

 

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伊岡瞬『痣』を読む

2020年12月17日 | 読書2

伊岡瞬『痣』(徳間文庫い70-1、徳間書店2018年11月15日発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

平和な奥多摩分署管内で全裸美女冷凍殺人事件が発生した。被害者の左胸には柳の葉のような印。二週間後に刑事を辞職する真壁修は激しく動揺する。その印は亡き妻にあった痣と酷似していたのだ!  何かの予兆?  真壁を引き止めるかのように、次々と起きる残虐な事件。妻を殺した犯人は死んだはずなのに、なぜ? 俺を挑発するのか―。過去と現在が交差し、戦慄の真相が明らかになる! 

 

警察小説であり、警察署内の勢力争い、刑事個人間の確執が渦巻くミステリーだが、舞台は都市部でなく奥多摩。しかも南青梅警察署のさらに分署。
建物も古ければ、署員も最小で、刑事課も木戸係長の他に、河原井と大柄な岩本、そして真壁宮下だけだ。分署長の59歳の伊丹も息子の敏和巡査部長が勤務中に失踪したままで、妻も事故死し、無気力となっていた。問題があって飼い殺し状態にある署員がほとんどの署だった。

冒頭は数年前。初めての結婚記念日、32歳の真壁はバス停で降りて激しい雨の中、妻の朝美が待つ自宅に向かう。救急車のサイレンが聞こえ、女物の傘が開いたまま転がっている。救急隊員がうつぶせの人間を仰向けた。「朝美っ」真壁は叫んだ。

 

真壁は妻が刺殺されて以来生きる活力を失った。上司の久須部が真壁の退職を止めて、分署勤務を命じた。しかし、真壁はここでも退職届を出し、後14日となった日に残忍な殺人死体が発見される。

捜査本部が作られ、警視庁捜査一課からかっての上司の久須部係長(通称鬼軍曹、クズリ、54歳)がやって来て、強引に真壁も参加させられる。その他の捜査メンバーは、捜査一課から有能で颯爽とした三田村警部補、南青梅署から久須部の実の息子の清塚も参加。


朝美の胸にあった痣と同じ形に刻まれたナイフの傷跡が死体にあるのを見て、かつて野良犬と呼ばれた真壁の嗅覚が目覚め、刑事魂が湧き上がってくる。真壁はその後の『悪寒』にも登場。

真壁の相棒となる宮下は、刑事にしては線が細く、相手の目を見て話ができない。一橋大学を出て一般試験で入ってきた。ネットや省内での情報通で、真壁の冷たい指導にもめげず、意外にぬけぬけと食いついていく。宮下は本作品前に『本性』で登場。

残忍な殺人は連続し、そして被害者の身元が割れてからは、2年半前の有馬事件、敏和失踪事件との関連が明らかとなっていく。


初出は雑誌「読楽」(徳間書店)2015年5月号~2016年5月号で、2016年徳間書店から単行本刊行。


私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)


被害者の身元もわからない連続殺人事件が薄皮をはぐように真壁の妻の殺人事件との関連が明らかになっていく過程が興味深く描かれる。
ハグレものが集まる分署のメンバーもキャラが立っていて面白いが、乱暴で不愛想な真壁と、気弱だが意外としたたかで食わせものの宮下の組み合わせも面白い。

これほど残忍な死体にしなくても良かったのではないかと思う。

伊岡瞬の略歴と既読本リスト

 

 

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バターカステラを食す

2020年12月16日 | 散歩

 

吉祥寺キラリナの2Fを通りぬけようとしていると、甘い香りに誘われた。

平日の10時半なのに発酵バター専門店「HANERU」には列ができていて、さらにドアの外にも列を整理する綱が張ってあり、そのうち行列になると思え、せかされるようにともかく買うことにする。

そういえば、11月19日にオープンし、今人気だとネットニュースで見たことがある「バターカステラ」に違いない。

さっそく大枚500円でご購入。袋はセンスいいし、簡単な防水になっている。

まずはそのまま食べて、次に皿に載せてラップなしにレンジで500W10秒でふわふわの食感を味わい、最後にトースターで1分、外はサクサク、中ふわふわを味わうとの案内紙。

実物はこれ。

甘いバターの香りたっぷりで、中身はフワフワのカステラ。さっそく3時にいただきました。小さく、軽く、美味しくて、若い女性に、ついでに年寄にも人気になるだろう。

 

 

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