hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

12、3日、このブログお休みします

2014年09月30日 | 日記
29日から「ドイツ ライン河、マイン河 クルーズ」に出かけますので、来週いっぱい、このブログをお休みします。
今回パソコンは持参しませんし、スマホでは写真などの編集が不便ですので、帰宅してから10月中ごろに旅行記をアップします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今村夏子『こちらあみ子』を読む

2014年09月29日 | 読書2


今村夏子著『こちらあみ子』(ちくま文庫2014年6月10日筑摩書房発行)を読んだ。

裏表紙にはこうある。

あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれ兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。書き下ろし短編「チズさん」を収録。


「こちらあみ子」
小学一年のあみ子は、お母さんが家で開いている書道教室を覗き、見かけたのり君を好きになってしまう。同じクラスだったのり君と時々学校から一緒に帰るようになったが、のり君はほとんど喋らなかった。
ある日、表面のチョコを舐めとった菓子をのり君にあげる。彼は「チョコじゃないじゃんか、クッキーじゃんか」「おいしいじゃろ」「しけっとるし」・・・あみ子はスキップ(兄からは地団駄だと言われている)して家に帰る。

母の妊娠は死産に終わり、あみ子は、金魚の墓の隣に弟の墓を作って喜んでもらおうと母に見せてしまう。その日から、母はやる気を失くし、兄は不良になった。しかしあみ子は、何も変わらなかった。
あみ子は、時々しか学校へ行かず、行っても先生に怒られ、風呂に入らずクラスでも臭いと気味悪がられる。そして一途の愛は変わらずにのり君を追いかける。

あみ子はまともに生きていけない。仲間からはいじめられ、家族は分解する。しかし、状況がわかっていないあみ子はとことん自由だ。そして、対のないトランシーバーに何度も「応答せよ」と繰り返す。


「ピクニック」
ビキニ姿のローラースケート履いた女の子が接客する『ローラーガーデン』に、30代の七瀬さんが入って来た。皿洗い希望だったが、接客係りになった。ただ、ローラースケートは無理なので、裸足となった。
七瀬さんは、有名なお笑いタレント・春げんきと付き合っているという。七瀬さんは恋の相談をルミたちにし、ルミたちも七瀬さんの恋愛を応援する。七瀬さんは、春げんきの落とした携帯を探しに、ドブさらいに通うが、なかなか見つからない。

「チズさん」
88歳になったチズさんはまっすぐ立つことができず、5分で行けるところも一緒に行くと30分かかった。

単行本は2011年1月発行


私の評価としては、★★★★(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

変わった小説に拒否感がある人には三つ星だ。ともかく変な小説というか、主人公のあみ子は変わっている。
「こちらあみ子」も、「ピクニック」「チズさん」もあちら側の人の立場から書かれていて、我々は変わっていると思うのだが、我々の中にも残っている一途の心を拡大して見られる小説になっているような気がする。映画だとわざとらしくなるし、漫画では絵空事と捉えてしまいがちだ。小説だけが表現できるのかもしれない。


漢字も読めないあみ子さんには軽い知的障害があるかもしれない。他人の反応を読み取れないので発達障害でもありそうだ。それでも、あみ子さんは、厳しい状況にあり、本当は優しのに、ルールが分からず周りの人間を傷つけてしまう。不幸の中にいるのに、本人は無邪気に輝いているし、幸せそうだ。それだけにやるせなさと、かすかな明るさを感じる。確かに、周りの人は大変だろうが。


太宰賞受賞会見で、ある記者からの「特異なケースの人の話で自分たちとは関係ないと思う人もいるのではないか」との質問に、選考委員の町田康さん(本書の解説を書いている)は「こわれたトランシーバーで交信しようとする姿はまさにぼくたちの姿じゃないのですかッ!?」と答えたそうだ。


「ピクニック」の場合は、七瀬さんが自分自身もだましているような気がして、ちょっとひっかかる


今村夏子の略歴と既読本リスト

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梨木香歩『海うそ』を読む

2014年09月27日 | 読書2

梨木香歩著『海うそ』(2014年4月9日岩波書店発行)を読んだ。

裏表紙にはこうある。
昭和の初め、人文地理学の研究者、秋野は南九州の離島へ赴く。かつて修験道の霊山があったその島は、豊かで変化に富んだ自然の中に、無残にかき消された人びとの祈りの跡を抱いて、彼の心を捉えて離さない。そして、地図に残された「海うそ」ということば・・・。五十年後、不思議な縁に導かれ、秋野は再び島を訪れる――。いくつもの喪失を超えて、秋野が辿り着いた真実とは。

東日本大震災に触発されて書かれたこの物語のテーマは「喪失」という。

昭和の初頭。南九州の島・遅島を青年研究者・秋野が人文地理調査に訪れる。許嫁、両親と恩師を相次いで亡くした彼が見たものは、濃い緑の樹木、カモシカや、野生のヤギ、あふれる自然と穏やかで優しい島人だった。しかし、島を巡ると、立ち並んでいた修験道の寺院は、明治初年の廃仏毀釈で打ち壊され、残骸は藪や、海底に沈み、島の歴史は失われようとしていた。

また、海で死んだ霊魂を慰めるモノミミという信仰がかつてこの島に根付いていて、各家にモノミミの御霊棚も取り付けられていたとわかる。しかし、廃仏毀釈運動は、寺院を破壊し、僧侶を弾圧するだけではなく、各地に長く、深く続いていた固有の民間信仰をも壊滅させていたのだ。

そして、50年後の島は・・・。


私の評価としては、★★★★(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

四つ星にしたが、一般受けはしないだろう。「変わった小説!」と切り捨てる人が多いと思う。

九州の南の島に、かっては修験道の寺が立ち並び、土着的信仰が明治までは深くしみ込んでいた。その面影がかすかに残る昭和初期のこの島。素朴で温かい人々、カモシカ、野鳥、珍しい植物に囲まれた島を、著者は丁寧に描き、雰囲気を伝えてくれる。昭和初期には、すでに失われようとしていたこれらを、喪失感を抱えた青年研究者が痕跡をたずね歩く。

しかし、正直言えば、延々と島の山中を訪ね歩き、植物や動物に詳しい著者に付き合うのは少々退屈な面もあった。そして、50年後の島のバブル状況には、今更、それは・・・とも思う。

小説、全体構成には、なっとくできない点があり、テーマも今一つと思うが、著者の描写力には感心させられる。こう書いてくると、三つ星でもよかったかなとも思う。


梨木香歩(なしき・かほ)
1959年生れ。同志社大学卒。在学中と1987年頃と二度、英国留学。
主婦業のかたわら児童文学を書き、『西の魔女が死んだ』で1994年にデビュー
受賞歴
西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学書受賞
『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞受賞
『家守綺譚』で本屋大賞3位
『沼地のある森を抜けて』でセンス・オブ・ジェンダー賞大賞、紫式部文学賞受賞
『渡りの足跡』で読売文学賞随筆・紀行部門受賞
その他のエッセイに、『春になったら苺を摘みに
エストニア紀行

自分の個人的な顔や個人情報を表に出さないタイプの作家の一人
ペンネームの由来は「京都の梨の木神社(同志社大学の隣)を香(かおる・本名)が歩く。
(より)藤本英二氏の「梨木香歩の世界」



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青山七恵『風』を読む

2014年09月23日 | 読書2

青山七恵著『風』(2014年5月30日河出書房新社発行)を読んだ。

3編と掌編の、著者が長編執筆の合間に楽しんで書いたという短編集。

「予感」
見返し(表紙の裏)と後見返し(裏表紙の裏)に著者直筆(勿論コピー)で記されている。
旅行を終えて帰ってくると、わたしの家は消えていた。
と始まる、手書き4ページの掌編。

「ダンス」
優子は踊らない子どもだった。大人になっても踊らなかった。人生の長い時間を踊らないで過ごした。
と始まる。幼稚園でもどんなに言われても踊らないので先生がお遊戯会で苦労し、林間学校のフォークダンスも踊らず、都市銀行の窓口嬢となって休暇で旅行した香港のナイトクラブでも踊らなかった。
結婚して産んだ娘は踊り好きで、幼稚園の運動会の演目に「親子ダンス」とあった。・・・

「二人の場合」
大手の肌着メーカーに同期入社した実加と未紀、二人の友情の始まりと別れ。
営業に配属された二人は落ちこぼれとなる。2人とも、企画を希望していたし、背格好も似ていた。「女子トイレの縦行列と化粧直しの横一列」「本屋の店先で雑誌を立ち読みしている女たちの姿」に二人とも不快感を覚え、「女の集団が嫌い」など二人は共通点が多く、深い友情を築いていった。
「会社を辞めるかもしれない」「一生結婚しない」と言っていた実加だったが・・・。
「結局、自分がつまらない人間であることを認めていく過程が人生なのだ」と、美加は勤めを続け、結婚し娘を持ち、少しずつ普通?になっていき、一方、美紀は会社を辞め結婚もせず自分の好きな道を進んでいく。
美紀は「美加は一人ぼっちだ、夫も娘も部下もいるけれどあたしにはわかる、美加はあたしより、ずっとずっと一人ぼっちだ・・・。」と思う。
美加は「美紀は自分を軽蔑しているのではないか、もしくは憎んでいるのじゃないかという、恐怖だった。」


「風」
金持ちの父親に守られ、社会に出ることもなく老いてしまった姉妹、55歳のこれ以上ないほど太った澄子と、52歳で痩せこけた貴子。父親の遺言で、緑地の平屋に、2人で住むことになる。互いに真似をし、邪魔にし合って言い争うが、2人は決して離れられない。
そこに保険外交員の若い男が訪ねてきて、姉妹をなんとか保険に入らせようと、マーチングバンドへ勧誘する。妹は入団し、姉は拒否したが、練習には姉も必ず同伴し、・・・。

初出:ダンス「新潮」2013年1月号、二人の場合「文藝」2012年春季号、風「文藝」2013年秋季号、予感「すばる」2014年1月号


私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)
どれも乗り切れない。著者は極端に振って、楽しんで書いているかもしれないが、読む方は共感できないし、違和感が強くなってしまう。

「予感」
確かににありそうな、というか、ふとそんな恐怖がよぎるときもあるので、共感はできないが、とんでもない話とは感じられない。

「ダンス」
著者はダンス嫌いで、折に触れ嫌な思いをしたかもと思わせる。実感を極端にして話を作っているわざとらしさが感じられてどうも・・・。

「風」
子どもの姉妹げんかをそのまま大人になっても続けているだけで、新鮮さがない。太っちょと痩せのコンビはなんか絵になりそうではある。

「二人の場合」
この本ではもっとも普通の話で、たまたま分かれ道で進んだ方向の違いで、離れていく親友の気持ちが良く書けている。ほぼ著者の実話なのかなとも思うが、当たり前すぎて物足りない。このテーマならもっと膨らませて、奥行き深く、長編にして欲しかった。


青山七恵は、1983年、埼玉県生まれ。
筑波大学図書館情報専門学群卒業。旅行会社に勤務し、(2009年)退社。
2005年、在学中に書いた「窓の灯」で文藝賞、
2007年『ひとり日和』で芥川賞受賞。
2009年『かけら』で川端康成文学賞を最年少で受賞。
その他、『やさしいため息』、『魔法使いクラブ』、『あかりの湖畔』、『わたしの彼氏』、『花嫁』。

こう書いてくると、けっこう読んでいる。まだ読んでない本は、『窓の灯』『お別れの音』『私の彼女』『すみれ』『快楽』『めぐり糸』だけだった。う~ん、といっても、まだまだ未読の本はある。作家って、ほんと良く書くね。

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SUIZIGAI CAFE でランチ

2014年09月22日 | 食べ物


井之頭通りの吉祥寺南町病院前にできた自然食品?のレストラン
PUBLIC KITCHEN cafeに入ろうと思ったら、張り紙があった。



当店の農園がある、丹波・福知山地域での先日の豪雨災害の影響のため、
2014年9月8日(月)~2015年1月4日(日)まで、
お店をお休みさせていただくことになりました。

豪雨がこんな形で影響するとは!

しかたなく、ちょっと離れて、元前進座劇場前の SUIZIGAI CAFE に入った。



まず出て来たのが、



いいじゃない!!

しばらく置いて出て来たのが、



フルーツ。いいじゃない!!

私のメインは、ペスカトーレ・ドリア(魚介は海老だった)



相方は、ギリシャの家庭料理ムスカでパン付き。
「野菜とミートソースをミルフィーユ状に重ね、上にホワイトソースをかけてオーブンへ」と説明があった。

パンは



コーヒーはこんなカップで。



2人とも1,100円なら安くて、おいしい。「合格」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユニクロ 都内最大店舗

2014年09月20日 | 日記
吉祥寺の仲道通りに旗がはためいていた。



ユニクロ開店を祝う旗だ。

ヨドバシカメラの上にあるユニクロは既に閉店になっていて、
仲道通り入口、吉祥寺通り沿いには、大分前から、派手に宣伝している新店舗があった。



改めて良く見ると、10月3日開店の下に、「6時」と書いてある。



3日朝5時に並んで買物してから、
6時には売り切れるという(?)「小ざさ」の羊羹でもゲットしてはいかが?




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辛酸なめ子『アイドル処世術』を読む

2014年09月18日 | 読書2

辛酸なめ子『アイドル処世術 滝川クリステルからモー娘。まで、なめ子の異常な愛情』(コア新書003、2014年4月17日コアマガジン発行)を読んだ。

剛力彩芽、滝川クリステル、矢口真里、ローラ、芦田愛菜…今をときめく22人の芸能人・アイドルたち・・・コラムニスト・漫画家の辛酸なめ子が・・・ときに冷静に、ときに妄想を交えつつ、・・・芸能ニュースがもっとエキサイティングに、もっとスキャンダラスに、もっとエンターテイメントになる、ほんのり辛口なイジワル目線のバイブルです。

矢口真里 男の数だけ趣味がある・・・
夫が192cmで間男は193cm・・・。矢口はとにかく長身の男性が好きなようです。144.5cmの彼女の遺伝子が大きいものをもとめているのかもしれません。住んでいたのもタワーマンションで、窓からは東京タワーやスカイツリーが見渡せたそうです。 以下特に略。

西野カナ 恋愛依存の歌姫
改造、修正しすぎて人間離れしてしまい声もかすれ気味のあゆ、結婚してから影が薄くなってしまった大塚愛、一時活動休止していたYUI・・・そして胃の内容物をもどしそうな勢いで歌う綾香のソウルフルすぎる歌声にも世間は食傷気味でした。

佐々木希  「呪いの伝説」を持つシンデレラガール
今年のはじめに流出したプリクラには、くわえタバコで「ミスドでいっぷく」と書き込まれていた、おそらく中学時代の彼女が写っています。
・・・
グラビアアイドル出身なのに女子に好かれたのは・・・貧乳のおかげ

初出:アイドル雑誌『BUBKA』に連載


私の評価としては、★★(二つ星:読めば)(最大は五つ星)

中途半端にアイドル事情に詳しい人にのみお勧め。名前も、顔もあやふやではおもしろくないし、たいていのゴシップを知っている人は、著者のえげつない語り口を楽しむだけになってしまう。


辛酸なめ子
1974年東京都千代田区生れ、埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。
女子学院中学高校卒。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科卒業。
著書に『女子の国はいつも内戦』『女の一生すごろく』『男性不信』『女子高育ち』など。

筆者は中学受験を経て、東大合格率も高い中高一貫の女子学院に入学。制服もなく浪人生に間違われるような学生生活を送ったという。


目次

アイドル編
松浦亜弥 12年の蜜月交際を実らせて祝結婚
矢口真里 男の数だけ趣味がある
辻希美 すてきな奥さんにシェイプシフト
加護亜依 ダークさがにじみ出てフェロモンに…
マリウス葉 Sexy Zoneの魔性BOY

第二章 女優編
剛力彩芽 なんだかよくわからないけど魅力的
沢尻エリカ 「エリカ様」というレジェンドも確立
黒木メイサ デート中も英語で会話するおしゃれ夫婦
芦田愛菜 完璧に子どもを演じるプロフェッショナル
宮沢りえ 透明感とカルマのギャップ

第三章 歌手編
SPEED 4人それぞれの人生が奏でる不協和音
浜崎あゆみ もはや海外セレブのカテゴリー
西野カナ 恋愛依存の歌姫
YUI 中二病より難しい症状の高二病疑惑が
木村カエラ いまや幸せな結婚の象徴的存在

第四章 タレント・女子アナ編
ローラ タメ口&サブリミナル変顔で独走中
美奈子 男の人生を狂わせるファム・ファタル
佐々木希 「呪いの伝説」を持つシンデレラガール
小林麻央 負のスパイラルからの復活
滝川クリステル お・も・て・な・しの呪力
田中みな実 ぶりっこはエロキャラ隠し
有働由美子 NHKの性の伝道師



岡田準一との対談での、なめ子さんのこの本の紹介は以下。といっても、何も語っていないが。

Growing Reed   On Air 2014/04/13 Guest 辛酸なめ子(漫画家、コラムニスト)

・・・
岡田「これ、どんな本ですか?」
辛酸「そうですね、こちらは…なんとなく、昔から…ま、SPEEDに始まり、すごくアイドルが好きだったりするので、」
岡田「うん」
辛酸「そのアイドルの人生とか…あの…いろんな女の業(ごう)とかについて、ちょっと妄想を…交えて書かせていただいた…」
・・・
岡田「難しいかぁ…。へぇー…なんか…どういう本って紹介しますか?この本は…『アイドル処世術』」
辛酸「そうですね…なんですかね…やっぱりアイドルは…何ていうか…光もあれば、すごく闇の部分もあるというか」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Soup Stock でランチ

2014年09月18日 | 日記
吉祥寺駅ビル・キラリナの南東にあるSoup Stockに入った。といっても、実は8月中ごろの話だが。



私が、スープストックセット 950円で、
 
 カボチャのスープSサイズ、ヴィシソワーズSサイズとパン



相方は、レギュラーカップセット 780円で、

 カボチャのスープ Rサイズとパン



とても若い人ではランチにならないだろうが、高齢者には十分というか、一応収まる量だ。

味は、普通で、思ったほど深い味はしなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉祥寺のお神輿

2014年09月17日 | 日記
9月14日(日)、買物に出かけた吉祥寺はお祭りだった。

吉祥寺大通りがJRのガードをくぐるところで、



けっこう女性が多いが、担ぎ手は男性で、男神輿だった。



サンロードにくると、子供が綱を引いている。といっても、周りを親など大人が囲んでいて子供は見えない。



引かれた太鼓がやってきた。



吉祥寺美術館前の元町通りにいると、サンロードから神輿が入って来た。



男しか見えないが、担ぎ手は女性で、女神輿だった。



やはりいいですね。いなせで威勢の良い女性は。



周りの男性の興奮すること。私以外は。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井の頭公園

2014年09月16日 | リタイヤ生活
久しぶりに、散歩コースの一つ井の頭公園へ



火曜日なので、どこも人影まばら。



文化園の入口に看板が。



休みのお知らせと思ったら、



敬老の日の無料サービスのお知らせだった。

でも、「60歳以上の方と付き添いの方」って、60歳でもう付き添い? 失礼でしょ!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バルサミコでランチ

2014年09月14日 | 食べ物


武蔵野市吉祥寺図書館の東側にある「Bal Samico バルサミコ」でランチした。



「Bal Samicoは、未来に残していきたい発酵食品や、伝統的な食のスタイルを提案しています。」
ということで、バルサミコ・オイル・調味料・日本酒や新鮮野菜などを売っていると同時に、
和麺にこだわり、オリジナル麺のぶっかけなどの食事を提供している。

食べたのは「よくばりセット」950円と、



「つけ和麺セット」993円



これに、デザート(かかっているのは、バルサミコ酢)と、



コーヒー



すみません。例によって、気づいたときは飲んだ後でした。

ちょっと変わった料理で、味は「いいじゃない」。たまには入りたい店だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「鶏や すみか」でランチ

2014年09月11日 | 読書2

吉祥寺美術館前の元町通りが東急にぶつかる手前、左側、吉祥寺ビルB1
にある「鶏や すみか」に入った。
「野菜料理、鶏」と年寄りにはぴったりで、若い女性も一杯そうな雰囲気に釣られた。



鳥取県の大山鶏を使った鶏すきと炭火料理や産直野菜料理の和風ダイニングだそうだ。


私めは頑張って「吉祥御膳」、今回はメンチカツ。



カツ嫌いな奥様は蕎麦、野菜のてんぷら、月見ととろなどの「蕎麦御膳」。



ともにデザートとコーヒー付きで 1,200円。



店中は意外と広く、内装は落ち着いていて、味も「いいんじゃない」。
ただ、若い女性は少なかった??
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川上未映子『きみは赤ちゃん』を読む

2014年09月09日 | 読書2


川上未映子著『きみは赤ちゃん』(2014年7月10日文藝春秋発行)を読んだ。

宣伝文句は以下。

35歳ではじめての出産。それは試練の始まりだった!
芥川賞作家の川上未映子さんは、2011年にやはり芥川賞作家の阿部和重さんと結婚、翌年、男児を出産しました。つわり、マタニティー・ブルー、出生前検査を受けるべきかどうか、心とからだに訪れる激しい変化、そして分娩の壮絶な苦しみ……妊婦が経験する出産という大事業の一部始終が、作家ならではの観察眼で克明に描かれます。
さらに出産後の、ホルモンバランスの崩れによる産後クライシス、仕事と育児の両立、夫婦間の考えの違いからくる衝突、たえまない病気との闘い、卒乳の時期などなど、子育てをする家族なら誰もが見舞われるトラブルにどう対処したかも、読みどころです。
これから生む人、すでに生んだ人、そして生もうかどうか迷っている人とその家族に贈る、号泣と爆笑の出産・育児エッセイ!


川上未映子さんというと、書くものから、お気楽で楽しい人と想像していたが、本人によると、

物心ついてときからものごとの暗い面をさらに暗い色をした眼鏡ごしにみつめ、ネガティブさにかけては人後に落ちないという自負のある、いわばネガティブ・ネイテイブたるわたしである。



こんな川上さんが、妊娠が分かったとき、嬉しさは一時のことで、

わたしはありとあらゆる最悪なできごとをことこまかに想定して、くる夜もくる夜も、あべちゃんにきかせつづけた。あべちゃんは「頭がおかしくなる」といっていたけど、少しでも面倒な顔をするとわたしの話はさらに長くなるので、最後は目を閉じて口を半分あけたまま無表情であいづちを打つだけの、なんかエジプトの壁画の人みたいになっていた。

(男性である私は思う。あべちゃん、かわいそう!)

そして、つわり、出産、育児と、想像を超える、前の苦しみがなんでもないものに思えるほど加速して襲い掛かり、次元を超えたものになっていく。

しかし、出産直後に思う。

きみに会うことができて、本当にうれしい。自分が生まれてきたことに意味なんてないし、いらないけれど、でもわたしはきみに会うために生まれてきたんじゃないかと思うくらいに、きみに会えて本当にうれしい。



初出:「出産編 できたら、こうなった!」は、「本の話Web」2013年7月~11月
   「産後編 生んだら、こうなった!」」は、書下ろし 


私の評価としては、★★★★(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

奥様の「読んでもらいたいわ」という御下命で、読まさせていただきました。そして、感想は、う~ん、面白かった。確かに、生んで育てるのは大変だ。いやというほどわかりました、ハイ。何もせず、それどころか・・・。とっくに手遅れだが、せめてあべちゃんの爪の垢でも煎じて飲んでと思う反省の毎日です。

未映子さんは言っている。

案ずるより生むが易し、という言葉がある。
・・・男発信だったとしたらまじむかつくな、・・・。生むの、ぜんぜん易しくねえよ! 案じさせろや!っていうのもこれ、じつにたしかな実感である。


でも、でも、私めから見ると一生懸命やっているのに、叩かれっぱなしのあべちゃんがかわいそう。

この本、人気で品切れが続いている(た)そうだ。確かに、「女性だったら、母親だったら当たり前、太古の昔からそうやってきたんだから」と大変さを理解してもらえない妊婦さんや母親は、ずばり言葉にしてもらって、そうだ!そうだ!と叫んでいるのだろう。

この本読んで、「こんな辛いのは自分だけ」「自分が悪いの?」などと思わなくなってくれれば良いのですが。そして、隣でいびきをかいて寝ている旦那さんに殺意を抱かないようにお願いします。
さらに、既に子供が大きくなっている奥さんは、過去のことをあれこれ思い出して、寝た子を起こさないように、あくまで穏便にお願いします。


川上未映子の略歴と既読本リスト

本書に登場する2歳になったオニが、

自分のおちんちんに手をやって、「ちんちん!」などとうれしそうに言うようになった。おお、これも身体の発見だのう、と微笑ましく、「そうだね、オニのちんちんだね」などと言って笑っていたのだけれど、最近はそれにくわえて、わたしの股間をじいっと見つめてから「……かあか、ちんちん、ないっ!」

女性のは「ない」ではないと、川上さんは敢然とオニに教え込む。この顛末は、川上未映子さんの2014年8月22日のブログ「まんまんちゃん、あん!」をご覧あれ!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

村上春樹編訳『恋しくて』を読む

2014年09月06日 | 読書2

村上春樹編訳『恋しくて』(2013年9月10日中央公論新社発行)を読んだ。

村上春樹が、気に入った9編の海外の短編恋愛小説を選んで、翻訳し、本人の書き下ろし短編一編を追加したアンソロジー。

「訳者あとがき」で村上さんはこう語る。
ひょっとしてこの世知辛いポスト・ポスト・ポスト・モダニズムの文学世界に、突如ラブ・ストーリーの時代が花開いたのかもしれない。
・・・
本書の中ではアリス・マンローの「ジャック・ランダ・ホテル」とリチャード・フォードの「モントリオールの恋人」が、小説的に見ても恋愛的に見ても、間違いなく上級者向けにあたるだろう。練れた著者の手になる、練れた大人の愛の物語。「子供にはなかなか、このへんはわからんだろう」という雰囲気がそこには色濃く漂っている。というか正直言って、大人の僕にだってよくわかりにくい部分がところどころあります(それは単に僕がいまだ『上級者』に含まれていないからかもしれないけれど)」

村上は各短篇の最後に、1ページの感想と、その作品の「恋愛甘苦度」なるものを付している。自身の作品については、「恋愛甘苦度・・・甘味★★★、苦味★★」としているが


「愛し合う二人に代わって“The Proxy Marriage”(代理人結婚)」マイリー・メロイ
背が高く、痩せて内気で不格好なウィリアムは、高校時代に女優を目指す自信家のブライディーに数学を教えることがあった。彼は内気過ぎるし、彼女は自分の夢に精一杯だ。米国モンタナ州では、花嫁も花婿も出席しない「二重代理人結婚」を認めていた。2人はブライディーの父親の依頼で、何組かの代理人結婚式を挙げる。そして彼女は女優への道に行き詰り、・・・。

村上さんの感想は「ふうん、今どきこんなにストレートは短編小説があるんだ。・・・このまっすぐなところが、僕はけっこう好きです」 「恋愛甘苦度・・・甘味★★★★/苦味★」


「テレサ“Therresa”」デヴィッド・クレーンズ
14歳で190cmある少々とろい少年アンジェロは、メキシコ系で長い黒髪、不思議な雰囲気を持つ少女テレサに恋し、学校から帰る彼女の後を追って見知らぬ土地を延々と歩いて行く。さまざまなことが起こり、彼は思う。
ひょっとして、思い切って何かをやり、どこかに一歩踏み出せば、おれは今とは違う風に、この自分の身体のサイズにぴったりと合った人間になれるのではないだろうか。ひょっとして、と。
「恋愛甘苦度・・・甘味★★半★/苦味★★半★」


「二人の少年と、一人の少女“Two Boys And A Girl”」トバイアス・ウルフ
大学進学を控えた少年ギルバート、親友のレイフと、メアリ・アンはいつも一緒だった。皮肉屋のギルバートは素直なアンが好きだが、アンはレイフに惹かれている。しかし、レイフはコネチカット州のイエール大学に移って行くだろう。沿岸警備隊の大佐で四角四面の彼女の父親は、家の正面の壁と垣根を真っ白に塗りなおすことを命じた。しかし、レイフが帰ってくると聞いたギルバートは・・・。
「恋愛甘苦度・・・甘味★★★/苦味★★」


「甘い夢を “Sweet Dreams”」ぺーター・シュタム
銀行で働くララ21歳は、一緒に暮らしはじめて4か月、24歳のシモンの仕事が終わるのをバス停で待って、一緒に帰宅するのが好きだった。ララは言う「もし私のことが好きじゃなくなったら、ちゃんとそう言ってね」
チャンネルを変えたTVに町で二人を見つめていた作家が出てきた。彼は言う。
「私の関心を引いたのは、何かを始めようとするときの、そのような幸福に満ちた、しかし同時に僅かな不安をも感じる瞬間なのです」・・・「私はそれについて短編小説を書くことになるでしょう」

「恋愛甘苦度・・・甘味★★★★半★/苦味半★」


「L・デバードとアリエット “L.Debard and Aliette --A Love Story” 」 ローレン・グロフ
1910、20年代を背景とし、短編なのに大河ドラマのように古風で昔懐かしいロマンス小説だ。
第一次世界大戦が最後の数か月を迎えた頃、元オリンピック水泳選手で貧乏な詩人、43歳のL・デパードは、病気で両脚の自由を失った富豪の一人娘16歳のアリエット・ヒューバーに水泳のレッスンを行うことになる。
二人の懸命な努力、愛の力で、アリエットはニューヨークの最優秀女性水泳選手にまでなる。しかし、インフルエンザの猛威が北米を襲い、・・・アリエットのお腹は・・・。

村上さんは、
「ああ、この悲しき純愛の行く末やいかに!」と無声映画の弁士風に合いの手をいれたくなるような筋書だ。こういう正面切っての話って、今どきなかなかお目にかかれない。・・・「水泳」と「スペイン風邪」・・・を結び付けて小説を書いてみようと思い立った著者の勇気に、僕としては熱い拍手を送りたいと思う。

「恋愛甘苦度・・・甘味★★★/苦味★★」


「薄暗い運命 “A Murkey Fate” 」 リュドミラ・ぺトルシェフスカヤ
30代の未婚の女が、健康に問題のある42歳の子供みたいな大人を一晩アパートに呼ぶ。翌朝彼は何一つ理解せず、足取りも軽く立ち去る。彼女は、今後も無神経で残酷な彼に電話をかけ続けるだろう、そして、関われば関わるだけ傷つくに決まっていることを知っている。
しかしそれでも彼女は幸福のあまり泣きだし、泣きやむことができなかった。

3ページほどの小品。作者は、「作品の内容があまりに暗い」という理由で冷遇されていたという。村上さんは
その仄かな赦しを感じさせるタフな作風は、不思議に読者の心をポジティブに打つ。・・・『あるところに一人の娘がいて、彼女は姉の夫を誘惑し、その男は首を吊った』という実に凄まじいタイトルの短編集でこの作品を見つけた。
「恋愛甘苦度・・・甘味★/苦味★★★★」(別に逆でもかまわないような気がする。(村上))


「ジャック・ランダ・ホテル “The Jack Randa Hotel” 」 アリス・マンロー
洋品店を経営するもう若くない女ゲイルは、ウィルとその母クリータと暮らしていた。しかし、ウィルが娘ほどの年齢の若い恋人と駆け落ちし、ゲイルは店を売り、ウィルを追ってカナダからオーストラリアのブリスベーンへ飛ぶ。彼女はふたりの住むところを見つけ、配達人死亡でウィル宛てに返送された手紙を盗み、その宛先人ミズ・ソーナビーになりすまして文通を始める。

これだけが、村上さんから頼まれた柴田元幸氏の推薦による作品で、村上さんの上級者向け折り紙付き。ジャカランダはオーストラリアに多い紫色の花をいっぱい咲かせる木で、題名はゲイルが聞き違えたもの。
出てくる人物がみんな「どことなくまともじゃない」・・・追いかける女もただ「一途」というだけではすまないエキセントリックなところがある。でもそれでいながら、読者は物語の成り行きにどんどん引きずり込まれ、独特のリアリティーがそこに確立されていく。まるで壁に鋲がしっかりと打ち込まれるみたいに。

「恋愛甘苦度・・・甘味★半★/苦味★★★半★」


「恋と水素 “Love and Hydrogen” 」 ジム・シェパード
米国で爆発事故を起こしたナチスドイツの飛行船ヒンデンブルク号の乗務員のとして乗り込んでいるゲイのカップルは、狭い飛行船の隅で、人目を忍んで密会する。しかし、年上のマイネルトが乗客の若い娘テレスカにチョッカイを出すので、年下のグニュッスは気をもむ。そして、グニュッスの不注意が、大惨事を引き起こす。

村上さんは
危なっかしい隅っこで、人目を忍んで持たれる二人の密会がなにやら切なく愛おしい、僕は高所恐怖症なので、・・・

「恋愛甘苦度・・・甘味★★/苦味★★★」


「モントリオールの恋人“Dominion”(支配権) 」 リチャード・フォード
建築家の夫と子供を一人もつマデレイン・グランヴィル33歳は、独身の仕事の同僚のヘンリー・ロスマン49歳とこの二年間不倫している。しかし、お互いにそろそろこの関係を切り上げなければと思っている。モントリオールのホテルで二人は密会し、マデレインが去った直後に夫からホテルの部屋に怒りの電話が掛かって来る。弁護士ヘンリーは夫と会うことになるが・・・。

村上さんの上級者向けの折り紙付き。
「恋愛甘苦度・・・甘味★★/苦味★★★」


村上春樹 「恋するザムザ」(書き下ろし)
「目を覚ましたとき、自分がベッドの上でグレゴール・ザムザに変身していることを彼は発見した」と始まる、フランツ・カフカの『変身』を下敷きにした作品。主人公 (自分では正体が分からない) が『変身』の主人公の青年グレゴール・ザムザ に逆に変身しているという話だ。

村上さん自身の訳者紹介(ちょっと気障な)
1949年生まれ。翻訳家としてカーヴァー、・・・ら同時代の作家を精力的に紹介するほか、『グレート・ギャッビー』・・・などの古典小説、音楽に関するノンフィクションや絵本など、幅広い作品を手掛けている。その他の訳書に「村上春樹 翻訳ライブラリー」シリーズ、マーセル・セロー『極北』など。時に小説も書く。

「恋愛甘苦度・・・甘味★★★/苦味★★」


私の評価としては、★★★★(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

村上さんが言うように「いろんな種類の、いろんなレベルのラブ・ストーリーが揃った」ので、一冊でさまざまな恋愛小説、いろんな作者が楽しめ、なんとなく村上さんと一緒に読んでいる雰囲気にもなれる。

私はとくに海外作品を読む方ではないので、知らなかった海外作家も多い。というか、知っていたのはアリス・マンローだけだ。こんな機会にあらたな作家を知って、窓を広げるのも良いと思った。

残念ながら村上さんの「恋するザムザ」はいま一つで、各小説への訳者あとがきの方が面白い。
それにしても、村上さんはこれらの甘々恋愛小説を自分ではとても書かないだろうが、なんかたっぷり楽しんで訳しているように感じる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6年1か月(?)の寿命を終えて

2014年09月03日 | 日記


「8月21日のセミ」で書いたように、我が家のベランダを訪れたセミが、

蝉の一休み」に書いたように、我が家のベランダでひっくり返って、一休みし、

昨日、9月2日、寿命を終えて、ベランダで固くなっていた。




もちろん、同じセミとは限らないのだが、このベランダで殻を脱いで飛び立ち、ここに戻って死んだとも思えてくる。

心から、ご愁傷さまでした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする