私なら大声をあげ、ガッツポーズを繰り返していたと思います。
200安打に王手をかけるイチロー選手・・・
初球のストレートをとらえた打球は、快音を残してセンターへ。
イチローは一塁を回ったところで、腕のプロテクターをゆっくりと外して、何事もなかったように、次の打者に視線を送っているように見えました。
しかし敵地にもかかわらずファンが続々と腰を上げて、イチロー選手に拍手を送りはじめました。
低迷するチーム状況で、個人記録のことではしゃげないとイチロー選手は極めて冷静にヘルメットを掲げ、ファンに応えました。
日米通算3500本安打達成のときは、チーム内の不協和音に配慮し、 なんのリアクションもなかったイチロー選手でしたが、ライトの守備につくと、ライトにあるブルペンから、リリーフ投手らが総立ちで万歳三唱を送ったときに、イチロー選手の頬は緩み、左手を伸ばして、それに応じました。
カッコよすぎる!!
最近は、巨人の勝敗よりもイチロー選手がヒットを打ったのかどうかの方が気がかりで、残り試合数とヒット数を見ながらやきもきしていました。
10年連続200本安打という偉業・・・
イチロー選手の言うとおり
「この苦労は理解してもらえないと思います・・・」
分らない、確かに理解できない・・・
でもすごい、すごいということだけは分ります。
そしてその直向さが、おごり高ぶらないクールさが、多くの人々にたくさんの感動と興奮を与えていることが素晴らしい!
生き様が、人々を幸せにすることほど魅力的なことないと思います。
イチロー選手のようにとは、とてもおこがましくて言えませんが、私も目の前の道をしっかりと踏みしめながら、冷静に拳を突き上げられる日まで前進していきます。