次の日、午前8時30分にホテルを出発し、バスで移動。
基地が見渡せる小高い丘の展望台までは徒歩でした。
容赦なく太陽は照りつけ、展望台に着く頃には汗だくでした。
階段を上りきると、伊波洋一宜野湾市長が笑顔で迎えてくれました。
写真では分かりにくいと思いますが、宜野湾市にある普天間基地の周辺には、約9万人の市民が居住し、公共施設、ショッピングセンター、幼保育園施設、病院など121ヶ所以上の施設が隣接しています。
市長は訴えます!
「米軍は離発着及び飛行ルートについては、学校や文化施設の上空を避けるように特別設定されていると言うが、沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故は、米軍の矛盾を如実に示している。」
「基地がなくても、地域振興のための政策は創り上げている。
普天間飛行場の即時閉鎖・早期返還のため皆さんも力を貸してください!」
続いて、嘉手納基地に向かいました。
嘉手納町は、町総面積の約83%が米軍基地となっています。
そのため残されたわずかな地域に13,800人余りの町民がひしめき合った生活を余儀なくされています。
また昼夜に関係なく生じる航空機騒音は、日常会話や安眠、テレビ、電話などの視聴を妨げることはいうまでもなく、町域内でこれまで4件の航空機墜落事故が発生し、町民に死者3名、重軽傷者24名の被害が出ています。
さらに資料館にあった写真で驚いたことに
以前、地下水に基地から流れ出た重油が混入し、井戸水をくみ上げ火をつけてみたら、井戸水が燃え上がる事態が発生したことがあったそうです。
想像をはるかに越える厳しい環境下での、沖縄の方々の暮らしがあります・・・
タクシーの運転手さんから言われました。
「政治家は1年でいいから、基地の近くに住んでからアメリカとの交渉に臨んで欲しい・・・」
平和は与えられるものではない!
県議会議員として、宮崎県民として、日本国民として、平和を考え、行動していきます。