先日、4場所連続全勝優勝を成し遂げた、横綱白鵬。
来場所にも双葉山の持つ69連勝を更新する可能性があります。
正直・・・
記録更新をするのは日本人力士であってほしい・・・と思っていましたが、そんなちっぽけな気持ちを吹っ飛ばす話に出会いました。
今場所は、力士の賭博問題により危機的状況の中始まりました。
それでも横綱白鵬は雄雄しく、圧倒的強さを示し、自らが勝ち続けることで相撲界を立て直すんだ!という気迫が全身から発せられていました。
オーラが見えるとは、まさにあの姿のことを言うんでしょうね・・・
そして堂々と完全優勝!
後日、白鵬の生い立ちから紹介するテレビ番組があり、見入ってしまいました。
なんと来日したばかりの白鵬は、体重が67kgしかなかったそうです。
67kgといえば、今の私と同じ体重です。
最初は相撲部屋ではなく、倉庫会社で働きながら生計を立てていたそうです。
そこの社長からは
「もやし!ごんぼう!」
と呼ばれるほど細かったようです。
そして3ヵ月後、念願の相撲部屋入門を果たしますが、体重を増やすことに苦労します。
食べては、吐き、吐いた以上に食べ、泣きながらかき込んでいたとのこと・・・
そして初土俵!
2001年春場所のデビュー場所は3勝4敗の負け越し・・・
それから9年。
大横綱となり、一人横綱の重圧を感じさせない安定感で、来場所連勝記録更新に挑みます。
私が感動したのは、倉庫会社の社長に白鵬から今場所の優勝報告の電話がかかってきた場面が映されたときです。
お世話になった恩を忘れず、驕ることなく、絆を大切にすることは、誰しもができることではありません。
強いはずです。
体重が同じだった頃があるとはいえ、私は力士になることはできません・・・が、力強さの中にも感謝の気持ちを忘れない姿勢を大いに見習っていきます。