奇跡への絆

図師ひろき

雑感70

2010年09月16日 21時58分16秒 | Weblog


 甥っ子がヨーヨーを持って来て

 「ひろき兄ちゃん(一応兄ちゃんと呼んでくれます)、これできる?」

 となめたことを言うので

 「貸してみぃ!」

 クルクルと糸を巻いて、シャーシャーとヨーヨーを投げ出してはキャッチを繰り返すと

 「すげぇ、すげぇ!」

 続けざまに犬の散歩、そしてヨーヨーを前方に投げ、円を描いてキャッチ。

 「すっげえ~!!」

 鼻高々。

 「俺がお前と同じ頃はね、ブランコとか両手で大車輪とかできよったとど。」

 ということでブランコという技にチャレンジしましたが・・・

 「今日はこのくらいにしといてやろう・・・」

 
 小学4年生のころ、何が流行っていましたか?

 ヨーヨーもでしたが、野球版、スーパーカー消しゴム、力士消しゴム、プロ野球選手カードかな・・・

 でも最も印象に残っているのは、竹馬や水鉄砲ですね。

 どちらも親父の手作りで、今考えると温かい玩具でしたね・・・

 特に竹馬は、足を置く所の高さが調節できる優れもので、低い高さが物足りなくなると、丈の長い竹馬を作ってもらい、段々と高くして、自分の背丈ほどに固定して

 「ちゃんと握っちょってよ!」

 と親父がガッシと固める竹馬によじ登り、ヨチヨチ歩いては倒れ、よじ登っては倒れ、ひざやひじをすりむきながらもよじ登り、そしてホイホイ歩けるようになると、調子にのって

 「もっと長いやつ作って!」

 「バカ!これ以上はケガする。」

 と小突かれたものです。

 今どきの子どもは竹馬で遊んだりするんだろうか・・・

 それより竹馬や水鉄砲を作ってあげられるだろうか・・・

 温かい思い出を受け継いでいくためにも、親父が元気なうちに作り方を習わなくてはと思いました。