東国原知事が、次期知事選挙に出馬しない意向を示されました。
本日は平成21年度決算に対する総括質疑が行われました。
総括質疑では、前年度予算執行が適切に行われたか、予算に対してどれほどの事業効果があったのかを確認し、改善点を指摘するなどして、決算認定できるか判断するための分科会審議に繋がる質疑応答をします。
知事は、就任時に掲げたマニフェストを政策に反映させ「新みやざき創造計画~日本の原点 時代の基点 創造みやざき~」を創り上げました。
また創造計画の重要な特徴は、工程表により達成目標を具現化させたところにあります。
これを外部評価委員会が、項目別に評価した資料によると、進捗状況については、A判定(全ての項目について工程表とおり進んでいる)がほとんどであるのに対し、事業成果は、B判定が全体の57%となっています。
何が言いたいのかと申しますと、知事の描いたマニフェストという“夢”は、まだ完成していないということです。
そして宮崎県を襲った口蹄疫からの復興という大きな課題への取り組みは、これからがスタートです!
知事は、宮崎応援団長ではなく、イチローや白鵬が球場や土俵で勇姿を示したように、政治というフィールドで勇姿を示し、県民を鼓舞し、宮崎を引っ張っていくヒーローになって欲しかった・・・
知事の不出馬に関するコメントは納得できませんが、ポツリと
「・・・心身ともに限界です・・・」
の言葉は心に落ちてきました。
心の力がないときに無理しても、いい仕事はできない・・・
私は12分間の演説よりも、その言葉だけで唇をかみ締める姿のほうが、心は伝わったのではないかと思いました。