奇跡への絆

図師ひろき

必ず

2010年09月18日 23時40分37秒 | Weblog


 もう23時です。

 遅い夕食をとりながら、私はささやかな幸せにひたっていました。

 定例議会も序盤、そして口蹄疫からの復興を期する各種会合をイベント参加をさせてもらいながら、家にたどり着けるのはこの時間になります。

 食生活が不規則なせいもあり、ここ半年で5㌔ほど痩せました。

 少し晩酌をします。

 ニュースを見ながら、ぼんやりしている横で、親父とおふくろが明日の弁当の仕込をしていました。

 おふくろはもともと高齢者施設も調理師でした。

 親父はサラリーマンでしたが、魚を下ろすのが得意でした。

 その二人が細々と弁当を作っては、木城温泉や農協近くにある直売所で販売をさせてもらっています。

 親父とおふくろが一緒になって、もう40年以上・・・私が言うのもなんですが、ここまで山あり谷ありの夫婦生活だったと思います。

 時には喧嘩をし、時には喧嘩をし、時には喧嘩をし・・・

 その二人が一緒に台所に立ち、味付けはどうだ、野菜の切り方がどうだ、梅干を入れるの入れないなど、ぶっすんかったん言いながら下ごしらえをしています。

 仲がいいのか、悪いのか・・・

 そんなやり取りを見ながら、泣けてきました・・・ 

 私が苦労かけ、すっかり歳をとらせてしまいました・・・
 
 その背中を見ながら、私は誓います。

 “必ず親孝行するから”