自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

モンキチョウの卵,そして孵化

2024-06-02 | 昆虫

週に何回か,むらの小学生の通学で安全見守りの付き添いウォーキングをしています。その帰り道,生きもの観察のつもりで適当に道草をします。

この日(5月30日),ムラサキツメクサの株をちょっとだけ見て,モンキチョウの卵はないか確認。ここは小群落になっていて,毎年モンキチョウの卵を採取しているのですが,今年はまだ確認しないままでいました。今は草刈りがていねいにしてあるので,群落といっても株はまったく目立ちません。そんなわずかな株に,モンキチョウがちゃんと訪れていたのですっかり感心。

その葉を持ち帰って観察することにしました。はじめの写真が下のものです。高さ1.4mm,直径0.4mm。ピンク色をしているのは,産付後日が経っているからです。産卵直後は真っ白です。

 

6月2日(日)。朝のこと。見ると,頭部のところに穴が開きかけています。

 

横側から見ました。左上にちょっと窪みが見えます。それが開き始めた穴です。

 

やがて誕生。縦方向の筋はアカツメクサ表面の毛です。

 

身を乗り出し,卵から出てきます。

 

これで誕生! この後幼虫は卵殻を食べます。

 

近頃はいろんな卵がたくさん見つかります。それで観察・撮影で大忙しです。