N公園にて。
夏の,ギラギラする暑さが去って,秋が漂うにつれトンボの動きが緩やかに見えます。池のハスを見ると,ギンヤンマのペアが産卵の最中でした。スイレンの葉はちょうどよい台場です。ここはわたしから10m以上離れています。
メスは腹端を水に差し入れ,葉裏に卵を産み付けているのでしょう。
しばらくすると,歩いて移動。葉の表に水が溜まっています。なんだかそこにも産卵しているように見えました。
そのまま歩いて隣りの葉に移って行きました。そこでも産卵。副担を動きで波紋が軽くできました。
産卵を終えたかと思ったら,飛んで近くの藻に着地。そこでも産卵。
子孫を残す使命感のようなものがくっきり。この池は比較的環境が安定しているとはいえ,外来魚が生息しています。カエルやカメがたくさんいます。生まれた幼虫が無事に育つには壁がたくさん。そんな先をこのペアが読めるわけもなく,産める数だけの卵を産むのに懸命です。