自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

産卵 ~ギンヤンマ~

2022-09-10 | 昆虫

N公園にて。

夏の,ギラギラする暑さが去って,秋が漂うにつれトンボの動きが緩やかに見えます。池のハスを見ると,ギンヤンマのペアが産卵の最中でした。スイレンの葉はちょうどよい台場です。ここはわたしから10m以上離れています。

 

メスは腹端を水に差し入れ,葉裏に卵を産み付けているのでしょう。

 

しばらくすると,歩いて移動。葉の表に水が溜まっています。なんだかそこにも産卵しているように見えました。

 

そのまま歩いて隣りの葉に移って行きました。そこでも産卵。副担を動きで波紋が軽くできました。

 

産卵を終えたかと思ったら,飛んで近くの藻に着地。そこでも産卵。

 

子孫を残す使命感のようなものがくっきり。この池は比較的環境が安定しているとはいえ,外来魚が生息しています。カエルやカメがたくさんいます。生まれた幼虫が無事に育つには壁がたくさん。そんな先をこのペアが読めるわけもなく,産める数だけの卵を産むのに懸命です。

 


ウラギンシジミの季節(1)~卵第一号~

2022-09-10 | 昆虫

つい先日,我が家の庭にウラギンシジミがやって来ていました。玄関先で吸水行動をしているのを発見。「もうすぐ産卵が始まるなあ」と思って,たのしみになりました。

8月29日(月)。ウォーキングをしているとき,道脇に生えたクズを見ると,花が一つ咲きかけでした。秋到来です。

 

とりあえず卵はないか確認。すると,なんとあったー! 一個でしたが,もう産卵に訪れたということです。しかし惜しいことに,孵化済みでした。

 

孵化した幼虫をルーペで探したのですが,見つかりませんでした。

さらにほかにも花が咲いていないかと探しました。すると,同じ茎の花穂に一つ。小さいながら下写真に写っています。これも孵化済み! 幼虫は見当たらず。このままにしておけば,大きくなった幼虫が見られるかもしれません。

 

いよいよクズの開花の幕開け。ウラギンシジミの卵探しが始まります。昨年は羽化を撮影しそこなったので,今年こそという気持ちが強くあります。この記事は本シリーズの一回目です。