ギラギラと太陽が照りつける夏の日のこと。お気に入りの池の畔を歩いていると,草むらカマキリの幼虫が一匹。イネ科の草に紛れ込んでいるので,パッと見ても判別しにくいでしょう。カマキリにとっては,それこそが生きるのに好都合と答えるにちがいありません。
のっそのっそと歩いていきます。もちろん,餌を求めてのことでしょう。
近寄り過ぎました。後脚がレンズに触れました。
相手の気持ちになったつもりで,辛抱強く付き合います。これが接写の心得です。
撮影している間は獲物を捕獲するチャンスはありませんでした。