自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

キタキチョウ,カワラケツメイに産卵(続)

2022-09-05 | 昆虫

8月25日(木)。産付二日目。

卵期間は当然気温に影響を受けるでしょう。一般的には高ければ短く,低ければ長いはず。では,晩夏から初秋にかけての今だったら,どのくらいなのか。孵化に至る観察には欠かせない点です。

下写真は現地にてコンデジで撮ったものです。縦方向の線が見えるので,写真としては合格でしょうか。卵の大きさは直径0.45mm,高さ1.37mm。

 

観察中なのですが,一つ書き忘れたことがあります。それはこれらの卵4個ともが,同じ時間帯に産付されたものかどうか,わからないという点です。もしかすると,ばらばらに産み付けられているのかもしれません。ただ,いちばんおしまいに孵化する卵の卵期間については正確に言い切ることができます。

8月26日(金)。産付三日目。

びっくりしたことに,もう卵内部に変化が見え始めました。思いがけないことです。順調に推移しているようです。

上の方に窪みができています。

 

窪みのところに,ほんの薄っすら複眼らしいものが見えます。

 

 

 

 

8月27日(土)。産付四日目。

中の様子がよくわかるはずと思っていたのに,どうしたことか卵の姿が見当たりません。よくよく探してみると,なにかに食べられたような形跡が残っていました。

 

自然はとても厳しい! 観察者としてはがっくり,がっかり。順調に行けば明日ぐらいには孵化すると予想していたのに。

 


"魚露目"で見たキツネノカミソリ

2022-09-05 | 

キツネノカミソリはヒガンバナのなかまです。花は橙色に近いやさしい色。花弁の反りはヒガンバナほどでもありません。8月下旬に,ヒガンバナより一歩先に咲きます。この花を見ると,秋が近づいたなあと感じます。

これが我が家近くの国道の法面に咲いています。

 

青空によく似あいます。

 

国道をトラックが走り抜けていきました。

 

夕方にもう一度行ってみました。飛行機雲が一本。

 

雲は夏のそれとはずいぶん違ってきました。昼間は綿のような雲が大空に散りばめられたように浮かんでいる様が,それを見る者の気持ちを軽快にしてくれます。