自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

秋! 虫の目写真シリーズ(28) ~ハマニガナ~

2020-11-15 | 

一カ月前に訪れて印象深かった日本海側の海辺に再び行きました。もっとも,これには訳があって,一人の亡き登山家を記念する資料館を訪ねる旅でもあったのです。

昼は手作り弁当を浜辺で食べ,目の前に広がる海を眺めて目の保養。前とは打って変わって静かな海でした。はるかかなた水平線を行く船が見えました。ほんとうに点のようで,それが右に,左に動くのがかろうじてわかる程度です。静かな海は気持ちを安らげます。

さて,さっそくハマニガナの撮影に。その前にニガナの味覚を確認。海辺の味わいあり,です。

 

小さなハエの姿はなし。花の後にもう綿毛が。

 

あちこちに綿毛。キク科植物らしいすがたです。

 

穏やかな浜辺で花をいっぱいに開くハマニガナ。

 

小さなハナバエがやっと見つかりました。寒くなると,昆虫のすがたが激減。

 

晴れ渡る空の下,日を浴びて咲くハマニガナ。それを観察・撮影するのはじつにたのしいことでした。

 


切り株のアキアカネ

2020-11-15 | 昆虫

サクラの切り株でアキアカネが休憩中。すっかり安心し切っているようで,じっとしたまま。それだけ注意深くレンズを近づけます。翅先はレンズに触れるほどです。後方の葉の間に,ずっと遠くの山がわずかに見えます。

 

空の青さを入れたくて,カメラ位置を右にずらしました。翅先はレンズに触れています。左に見える木はソメイヨシノです。株の切り口が下の方なので,遠景を写し込むことができません。そこが惜しいところ。この下は谷川が流れているのです。

 

秋の今はアキアカネにとってもっとも活動的な時期。まだまだすてきな場面に出合えそう。