畑を耕していると,ムカデが何度か出て来ました。体長は5,6cmと小さめ。その中で,まったく動かない個体がいました。なぜなのか,わかりません。それで,せっかくなので拡大写真を撮ることにしました。
よく見てきたムカデなのに,こうして撮影するのは初めて。
節ごとに脚が付いています。
頭部に目があるか見てみたのですが,あるはずの位置にはっきりと「これだ!」というものは見当たりません。まだ透明感がある段階なのでわかりづらいのでしょう。
ひっくり返して頭部を観察しました。大きな顎脚があります。その先端が第2小顎と呼ばれ,その奥の中央にあるものが第1小顎といわれているもの。毒は第2小顎の先端から出ます。これに刺されると,跡形の穴傷が残るわけです。わたしは何度か噛まれたことがあります。
ムカデが生まれる瞬間が見られたらスゴイと思うのですが,よほど熱心に卵を探し続けなくては無理でしょう。