自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

昆虫の頭・顔 ~ツユムシ~

2020-11-12 | 昆虫

畑のダイコンの葉にツユムシが。スマートなからだに,長い脚が光ります。体色は葉とそっくり。遠目からでは葉と見分けがつかないほど。

 

脚の長さが印象に残る一コマをどうぞ。つい先日,草むらで撮ったものです。

 

さっそく正面から撮っておきました。ほんとうはもっと近寄りたかったのですが,動かれてしまい叶いませんでした。頭の大きさにしては,脚の長さが際立っています。撮影中,何度か飛んで移動しました。1mは飛びますね。

 

頭部を横から撮りました。複眼の色模様はとても特徴的です。眼の緑は環境にマッチしているのでしょう。保護色は草食性昆虫にとって積極的な防御手段なのです。

 

こんなふうに撮影していると,畑仕事はなかなか進みません。この日の大きな作業は,畑の一角にはびこるドクダミの地下茎を掘り起こすことでした。スコップで地中深くにある茎を掘ると,とにかく驚くほどのはびこりようです。放っておくと,耕作部分が追いやられてしまいます。

 


寒さに耐えるアゲハの幼虫

2020-11-12 | アゲハ(ナミアゲハ)

11月11日(水)。アゲハの庭園にあるレモンに木に,アゲハの終齢幼虫が一匹。じつは終齢直前の幼虫を見てからずっと気になっていたものです。終齢前から終齢へ,そして写真を撮ったこの日まで,じつに一週間もじっとしているのです。つまり終齢を迎えてからまったく動いていません。

 

脱いだ皮が葉にくっついたまま。

 

この写真は朝撮ったものです。からだには露が付いたまま。いかにも冷たそう。今朝の最低気温は3.6℃。

 

この幼虫がどうなっていくか,気にしておこうと思います。些細なことでも,生態につながる事実は見届けるのが大事ですから。

11月12日(木)。同じ位置でじっとしたまま。今朝の最低気温は2.4℃。