堂に上りて室に入らず

先人からいただいた言葉が突然こころに響く時がある。
「堂に上りて室に入らず」という言葉がふと浮かんできます、レイキの奥儀はまさしく道の探究です。
その道は険しく一つの道に精通して相当にレベルが高くなったとしても、まだまだ奥儀にまでは至ってはいないと言う言葉です。

1999年にヒーリング・ザ・レイキを書きあげてから新刊は書かれないのですかと質問をいただいきます、思い返せばもう12年前になります。
いまでは書店に並ぶこともなくアマゾンから取り寄せて読みましたとの有難い連絡をときどきいただくことがあります。
今日ではレイキ書籍はどんどん発刊されて、日本を代表する手当療法の世界が世に知れ渡る努力をされている指導者が多く輩出する時代となりました。
その間臼井霊気を源泉とするレイドウレイキは何をしていたのかというとレイキの全容を表現する受講生向けのテキスト作りに全力を注いでおりました、そしてレイキの本質を探求するレイキの道を自ら歩むことを優先して研鑽して参りました。

お陰で指導者コースに至るまで全容４００ページ以上になる各段階のテキストは完全な学びを深める生徒さんように完成したのです。
そのテキストは縁あって学ばれたその方の尊い経験が網羅されて、また行間に研修を深めた一行が加わり完璧なレイキマニュアルとなるように構築するのに長い時間を要しました、レイドウレイキの集大成と言ってもいいかもしれません。
レイキに関連するやり方や方法論が記載された書籍は有難い資料となるでしょうが、文章では表せない奥深い学びををどれだけ生活の中で実践する事が出来ているでしょう？

生・老・病・死の苦の中で活き活きと人生を全うできますように日常生活に反映されることの願いを込めて創作したテキストはより充実したテキストとして活用していただけるものとなるようにこれまで専念しておりました。

研修に参加した時は学ぶことで精一杯でしたが、何度も何度もテキストを読み返してみると、その行間に自分の経験が重なり今では座右の書のひとつになりましたと言うヒーラー、またある方からはテキスト創りは人生の功績ですねと有難い言葉を伝えてくれるヒーラー達によりこのテキストがそれぞれの人生で活用していただければこんな幸せなことはありません。

このテキストも再受講などされるとその研修で新たに理解を深めていただくための資料添付が増してより深いテキストとして成長していることも事実です。

レイドウレイキの独自性が創造される為に要した歴史はまさしくレイキと共に歩むことで体得した発見→気づき→洞察の連続です、一朝一夕ですべてレイキの本質を提供できるほど器用ではありません。
あなたのペースでしっかり・ゆっくり・じっくりレイキの醍醐味を共感していただけるレイキ教室であり続けております。

堂に上りて室に入らずの言葉のように「堂」とは客間、「室」とは奥の間の例え通り、その道は険しくまだまだ客間の技の技量と心得て奥の間に入れるようにレイキ実践者として志・技・質の向上を促進するべく日々精進が必要と痛感します。