どーも、プーカプカです。
先日、当ブログもご覧下さっている方のところで、
低糖質の製菓製パンで生地がまとまらない場合は、サイリウムを使ってみては?
とコメントしたところ…
サイリウムを使用しているのは食物繊維摂取のためかと思っていた、とお返事ありました。
確かに。
通販お取り寄せ禁止ルールで生活している自分は、ある時、日本海の街に出張して、そこの薬局でやっとサイリウム店頭販売と出会って、少しずつサイリウムの使い方を覚えていく様子をブログに綴って参りましたが、それも2年以上前になります。
サイリウム(オオバコの根っこを乾燥させた粉末)は、それ自身の食物繊維量もさることながら、水分を放さないという特性があります。
50倍にも膨らむ、という事ですが、一旦吸収したら、二度と手放しません。
覆水盆に戻らず、ならぬ、サイリウム元に戻らずです(笑)
よって、おから製品で製菓製パンする際に決定的に欠けているグルテン要素を、サイリウムの保水力で補うことが可能です。
材料同士が水分でくっつき、焼成後もそれは保たれます。
おから蒸しパンや、焼きおからパンなどは、サイリウム無しでも作れますが(自分も当初はそうしていました)、サイリウム入りにすると、喉越しが全然ちがいます。
喉が開くのです。
あと、甘味と塩分も追加してやると、もっと喉が開きます…市販製品はそゆことだったのね、と
焼きバージョン。サイリウム入れても気泡はちゃんとできて、フワフワに。
蒸しバージョン。電子レンジですけど。
茹でピーナッツとか、茹で大豆を入れて、塩気を強めに作ると、全部をお口のなかで咀嚼した際に、サツマイモみたいな感じになります
美味しいんだけど、中々作る気にはならないクッキーなる物も、サイリウムで上手にまとまります。
保水力を利用して、水分を餅化、ゼリー化することが容易です。
わらび餅やコーヒーゼリーのレシピもクックパッドでたくさん挙がっていますね。
他には、トロミを付ける、という便利な使い方もあります。
普通のトロミは片栗粉でつけたり、小麦粉を使ってベシャメルソースにしたりと、糖質を増やすいっぽうなので、サイリウムを上手に振りかけて、望みのトロミ具合に出来る事は、たいへん助かる調理法です。
これは鍋の残りを、八宝菜っぽくトロミをつけて、糸寒天にかけた、なんちゃって麺。
サイリウムでのトロミの付け方
あっても無くても良さそうなサイリウムですが、絶対に無かったらアカン~というメニューは、お好み焼でしょうか。
焼きたてである限りは、普通のお好み焼と殆ど変りなく仕上がります。
(冷めると、おからなので、豆腐化しちゃいます)
再現性抜群のレシピは、クックバッドに掲載中
以前、コメント欄でも質問を受けたことがありますが、使用するサイリウム製品によって、仕上がりが全然違うようです。
自分が使っているのは、井藤漢方製薬のサイリウムです。
amazon井藤漢方製薬
500g入りなので、多いと思われるかもしれませんが、賞味期限が長いので、1日2g程度の使用でも使い切れます。
楽天市場のドラッグストア系店舗だと、タイムセールで2個購入で1個当たり1,500円程度&送料無料になる時があるので、まとめて買ってあります。賞味期限は2年以上先です。
ちなみに実家の老父は、長年の便秘対策として、味噌汁やコーヒーに1回1g程度(少量なのでトロミは出ません)、1日2~3g服用するようになって、劇的に改善されました。
胃腸が弱くない普通の方には、有効な場合が多いと云えましょう。商品のウリも、そっち方面で宣伝してますね。
ということは、胃腸の弱い方は、注意深く使用する必要があるという事でもあります。
以上、勝手にサイリウム宣伝隊長でした
メーカーによって違うのか?など、知りたかったことが全部書いてあって嬉しいです。
ありがとうございます!
田舎ゆえ、オオバコなんてその辺にいっぱい生えてる厄介者の雑草です。
サイリウムが自作できると最高なのになー