古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

出会う!

2010年12月15日 01時35分38秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 我が家の裏山の写真です。クヌギ・コナラの木々はすっかり落葉しました。5・6月頃に生えた竹は切りましたので、少しだけ冬枯れの里山気分を味わえる空間ができています。
 きのう姫路の知人夫妻を久しぶりに訪問しました。同年輩の夫妻とは長年の付合いなのですが、「忙しいわね」と妻同士が電話を掛け合うくらいで、なかなか訪ねる機会がなかったのです。その知人はいま民生委員をしておられ、出掛ける機会が多く、カレンダーには毎日なにか用事が書き込んでありました。
 でも今日のタイトルにした『出会う!』は二組の夫婦が久しぶりに出会ったことではありません。その知人が「マジック」と「出会った」ことを伝えようと思います。
 民生委員として独居老人の食事会の世話をするうちに「食事だけでなくなにか楽しみがあるといい」ということになり、マジックをやっている人に「15分ほど何か演技をして欲しい」と頼みました。すると三人の方が張り切って来られ、次々と一時間マジックをしたのです。面白くないから帰る人もあり、白けた集りになってしまいました。
「マジックなら亡くなった夫の道具を使ってください」と申し出られた方があり、知人は「自分でやれば会の雰囲気に合わせて自由に調節できる」とその道具をもらうことにしました。もらいに行ってびっくり。軽トラックに山積みして運ぶほどのマジックの道具があったそうです。
「それからその道具を使う練習をしてマジックをマスターしていき、あちこち老人の集りや幼稚園などでマジックを見てもらって二年になる」と聞いて感心してしまいました。
 もらった道具の山にはまだまだ多くの種目が埋もれており、それを発掘して練習し、あるいはネットで新しい種を仕入れ、次々と声の掛かる集りに備えておられました。いままで出掛けたあちこちの集りで披露した種目は、集りごとにリストにまとめてあり、次に見てもらうときダブらないよう配慮したり、演技の練習を積んだりして、自分のスキルが上がっていくのを自分でたのしんでおられます。
 アラ古希の歳になってマジックと出会い、長年生きてきた姿とひと味ちがう空気をまとって人前に立つ。新しい人生が拓(ひら)くのを見ました。
 
 
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