古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

〈しあわせな気分〉

2023年05月05日 23時46分42秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日〈しあわせな気分〉だった時間を思い出しています。どんなときだったか。

 本棚から『よくわかる樹木大図鑑』平野隆久・著(永岡出版)というぶ厚い本を取り出して、ページをめくりました。
 パソコンに「BOSEのM3」というスピーカーをつけて音楽をききます。音がいいので気に入ってます。〈you tube〉から流れてくるのは、クラシックをピアノでゆっくり演奏する音楽です。
 一時間ほど、むかしの時間を思い出しながら〈しあわせな気分〉にひたっていました。

 むかしの時間 …… 退職して名谷駅の北に住んでいたとき、毎朝散歩に出ていました。
 名谷は計画的につくられた新しい街です。道路は立体交差で交通便がよく、車は気持ちよく走れます。緑の公園や緑地帯/街路樹が整備されて、木に名札がついています。家を出て緑の木々の道を通り、一度も交通信号の道路を横断せずに一時間歩いて帰宅することができます。
 散歩しながら木の名札を見て、樹木の特徴をおぼえていきました。それまで樹木の名前に無関心でしたが、毎日通るうちに「これはトウカエデだったな」と思うようになりました。トウカエデ/トウネズミモチ/アキニレ/エゴノキ/モッコク/クヌギ/トチノキ/ナツツバキ/ガマズミ/ミモザ/ハリエンジュ/など何十種類の樹を見て、名前がわかるようになりました。あの頃はまだパソコンで樹木の特徴や育て方を検索することはできませんでしたが、散歩で樹木を見て、図鑑を見て、樹木を姿を思い浮かべました。

 いまは裏山にいろんな樹を植えて、生長をたのしみにしています。樹の育て方をパソコンで調べ、肥料をやり、剪定しています。そんな日々の原点があの散歩にありました。
 もう一つ思うこと。あの頃は若かったなー。
コメント
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