古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『ごほうび』はしっかりもらいます。

2020年01月29日 17時08分27秒 | 古希からの田舎暮らし
 ほとんど手伝ってもらったにしろ味噌も仕込んだし、このあたりで「ごほうび」をもらっても「いいでしょう!」。
 というわけで、天の橋立に一泊で「蟹を食いに」行きました。

 ぼくは〈焼き蟹〉が一番好きです。おいしさが全部とじ込めてあります。日本海側にも雪はないし、2時間ちょっとのドライブです。温泉に入って、蟹を食い、ゆっくり休んできました。
 
 よそに泊まってもぼくは夜中に起きます。きのうは遠藤周作の『白い人』を読み返しました。ずいぶん昔に読んだ本ですから中味を忘れていました。
 遠藤周作の作品では「神の存在」と「人間」が対決します。ぼくは神の存在をたしかに感じているのではありませんが、田舎に暮らすようになって「恵まれている」と感じることが多くなりました。そして/神社/お寺/祠/お地蔵さん/などを拝むのが好きになりました。一生懸命に拝んでいるのではないけど、素直に拝める自分が好きです。
 10年ほど前になるか、京都の西本願寺に行ったときのことです。お昼に門前の街を散歩してみました。古い街ですので昔からの家並みがつづきます。そして50メートルも歩けば祠があることに気付きました。「ああ、日本の民衆はむかしから神さまや仏さまを代々拝んできたんだな」と思いました。
 25年暮らした神戸の名谷という新しい街には祠がありませんでしたが、田舎にはむかしからの祠がそのままあります。それがうれしい。
 道子さんはうちの村のゴミステーションに行くときは、石ころにお花を供えます。石ころにしか見えませんが村の人にきくと「大日如来」だそうです。   また考えてみます。
コメント
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