古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「他人事ではないな」と思いました。

2020年01月16日 02時57分27秒 | 古希からの田舎暮らし
 ぼくは夜中12時頃から起き出して、ブログを書いたり、本を読んだり、漢字ナンクロをしたり、深夜のテレビを見たりします。今日は『NHKスペシャル 認知症の第一人者が認知症になった』(深夜の再放送)を見ました。長谷川和夫さん(90歳)が認知症になった日常生活を撮った番組です。
 長谷川和夫さんってどういう人か。
 認知症の専門医で、「長谷川式認知症評価スケール」を考案した人です。「ボケ老人」「痴呆症」などというコトバを「認知症」と替え、その診断に大きく貢献した第一人者です。そのお医者さんが認知症になった。彼の日常生活を撮った番組です。
 80歳を越えて、ぼくも認知症が他人事でなくなったかもしれません。まず思ったのは、毎年「戦争のない、平和な世界を」と熱い年賀状をくれる友人から「今年は賀状が来なかった」。訃報はきいてないし、なにがあったのだろう。それからもう一人、賀状の絶えている友のことを。
 ぼくだって「いつ認知症がはじまるかわからない」。82歳になってるんだから「結構な長生きだ」。膝の手術も白内障の手術もして、まだ元気に生きる感じだ。78歳の妻もなんとか元気だ。だが認知症はそんな『元気』と関係なくやってくるだろう。
 亡くなった先輩にきいたことがある。「認知症になったら風邪引かへん。元気になる。信念というか思い込みがつよいから、やることにパワーがある。全力で〈お守り〉しても力負けする」。夫婦のどちらかが認知症になったとしたら、ならない人のほうが力負けするだろう。
 しかし、何を、どう考えたらいいか。
 田舎の自然に囲まれて、のんびり暮らすのは、認知症予防にプラスになるだろうか。
 そうだ。「歩くのはいい」とだれかにきいた。裏山の向こうの福地池をまわる散歩道を歩こう。いまは寒いから春になったら。
 年寄りになってのんびり暮らしているつもりですが、生きてると悩みは尽きませんな。
コメント
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