
玄関先から裏山に登る最初の階段です。この階段は道子さんがつけました。94歳で同居することになった母が裏山に登ることを覚え、竹の枝切りにはげみました。だんだん100歳に近付いて危ないので、ぼくが竹の手すりをつけました。
母は100歳近くまでこの階段/手すりで裏山に登っていましたが、裏山に登れなくなったので手すりを撤去していました。しかしこれからのことを思うと、ぼくも、そして道子さんも、手すりが必要になってきます。で、手すりをつけました。竹では3年くらいなので、足場パイプの支柱を地面に打ち込み、ビニールパイプの手すりにしました。
これで10年は大丈夫です。10年でぼくは91歳になり、もし生きていても、裏山に登らなくなっているでしょう。
山頂まで階段と竹の手すりをつけていますが、もう役に立ちません。これも直すか。思案中です。
図書館で『シルバー川柳』という本を借りました。「笑いのおすそわけ」をどうぞ。
お風呂出て 曾孫と一緒 紙パンツ 熱海三枝子 82歳
お仕事は 聞かれ思わず 通院と 大須賀博 85歳
良い人が 出来たか亡夫(つま)は むかえ来ず 佐藤栄子 101歳
孫が泣く 化粧途中の ババの顔 及川光子 74歳
おじいちゃん 迎えに来ないで 彼できた 高橋はつえ 76歳
このシルバー川柳はずっと本になっており、引用した『百歳バンザイ編』は10冊目です。
笑えましたでしょうか。
笑えた方は相当なお年寄りであります。 (つづく)