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古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

裏山への階段に手すりをつけました。

2019年02月26日 23時50分14秒 | 古希からの田舎暮らし

 玄関先から裏山に登る最初の階段です。この階段は道子さんがつけました。94歳で同居することになった母が裏山に登ることを覚え、竹の枝切りにはげみました。だんだん100歳に近付いて危ないので、ぼくが竹の手すりをつけました。
 母は100歳近くまでこの階段/手すりで裏山に登っていましたが、裏山に登れなくなったので手すりを撤去していました。しかしこれからのことを思うと、ぼくも、そして道子さんも、手すりが必要になってきます。で、手すりをつけました。竹では3年くらいなので、足場パイプの支柱を地面に打ち込み、ビニールパイプの手すりにしました。
 これで10年は大丈夫です。10年でぼくは91歳になり、もし生きていても、裏山に登らなくなっているでしょう。
 山頂まで階段と竹の手すりをつけていますが、もう役に立ちません。これも直すか。思案中です。
 
 図書館で『シルバー川柳』という本を借りました。「笑いのおすそわけ」をどうぞ。

   お風呂出て  曾孫と一緒   紙パンツ      熱海三枝子 82歳
   お仕事は   聞かれ思わず  通院と       大須賀博  85歳
   良い人が   出来たか亡夫(つま)は むかえ来ず 佐藤栄子 101歳
   孫が泣く   化粧途中の   ババの顔      及川光子  74歳
   おじいちゃん 迎えに来ないで 彼できた      高橋はつえ 76歳 

 このシルバー川柳はずっと本になっており、引用した『百歳バンザイ編』は10冊目です。
 笑えましたでしょうか。
 笑えた方は相当なお年寄りであります。  (つづく)

人間は「やることがある」だけで元気になれる。

2019年02月26日 03時17分50秒 | 古希からの田舎暮らし
 先日紹介した『絶望老人』という本に、こんなことが書いてありました。
 
  人間は「やることがある」だけで元気になれます。

  三木市の県会議員から市長になった人は、よく「こんなあいさつ」をします。

  老人には〈キョウヨウ〉/〈キョウイク〉が大切です。字を見てもらえばわかります。
  キョウヨウ  …… 〈今日用〉がある
  キョウイク  …… 〈今日行く〉ところがある

『絶望老人』には、老人の(悲惨な)生活ぶりがレポートされています。そんな悲惨を読んでも、気持ちのやり場がありません。だから「悲惨」は読みながら忘れていきました。こころに残ったのは「やることがある」です。
 75歳超/80歳超/の老人は、基本的には、やることがありません。生活上必要な買い物・料理・片付け、医者通い。だから〈今日用〉とか〈今日行く〉といわれても。カレンダーに書いているのは医者の予約日くらい。
 あとは/趣味/交友関係/身内の世話/世話される/ボランティア/などです。
 60歳定年で余生15年ほど、ならちょうどよかったかも。しかし100歳時代になりました。たしかに余生が長過ぎる。
 その「やること」ですが、田舎暮らしをすると、特別な趣味を持たなくても、景色を眺めて季節を感じたり、家庭菜園の世話をしたり、財布を持たないで散歩したり、こころをうるおすことができます。
 この地に暮らして13年目。家のまわりにすることがいっぱいあって、しあわせです。