古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

コスミックホールで音楽を聴きました。

2011年05月30日 01時45分35秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 音楽会の写真は撮れなかったので、増水した美嚢川の写真をアップします。大雨洪水警報が出ていましたが、『日本木管コンクール記念演奏会』は予定通り日曜日の午後、コスミックホールで開かれました。この演奏会があるのを知ったのは今年の1月でチケットを購入してたのしみにしておりました。
 聴衆は半分を少し越えていたでしょうか。数年前田舎暮らしの空き家を探して篠山をうろうろしていたとき、田園交響ホールで古楽器のアンサンブル『ロンドンバロック』とエマ・カークビーの来日演奏会があるのを看板を見て知り、翌日再び神戸から篠山まで出掛けて聴いたことがあります。エマ・カークビーは古式の歌い方でバロック音楽を伝える美声の歌手で、2005年来日の東京公演ポスターには「歌の女神が舞い降りる……」と書いてありました。あのときの田園交響ホールの聴衆は半分を少し越えた程度だったでしょうか。人口の少ない田舎ではよくがんばったほうだと思います。(東京の演奏会は完売)きのうも演奏会の最後にはアンコール曲を演奏しましたが、聴衆の拍手もよくがんばりました。田舎の少ないクラシック音楽ファンが互いに応援し合う拍手に聞えました。
 演奏したのは『兵庫芸術文化センター管弦楽団』で、若い活力がしっかり伝わってきました。幻想序曲『ロミオとジュリエット』も『火の鳥』も生の演奏会でははじめて聴いたのですが、コスミックホールの生の音響が優れているのをあらためて実感しました。思い出したのは松方ホールです。収容力は松方706席コスミックホール574席ですが、ホールの空気感、残響と音の広がり、スケール感というかゆとりが快い。車で10分あまりで来れるし、駐車料金はいらないし、クラシック音楽会には必ず来ることにします。
 こんな優れたホールがほとんどつかわれない。もったいない!
 そうそう、兵庫芸文センター管弦楽団とは秋から一年間付き合うことにしました。毎月の定期演奏会シリーズ9回分のチケットを購入したのです。田舎暮らしをするとクラシック音楽会との距離が遠くなりますが、行けるうちは演奏会に行こうと思います。でもだんだん間遠になっています。そんなとき定期演奏会シリーズのチケット案内があったので飛びつきました。西宮北口まで出掛けていくのが負担でなくたのしみです。
『聖断』のことを書くつもりでしたがスペースがなくなりました。ぼくが昭和天皇・裕仁の『聖断』と出会ったのは中央公論社の『日本の歴史』第25巻『太平洋戦争』(林茂著)でした。彼の書き方をそのまま受けて「裕仁は平和愛好者だった。軍部が暴走して戦争をした」と思ってきました。 (つづく)
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