幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

災いはお導き?!  (白山比め神社 参拝 記  №5 )

2010年07月01日 18時57分16秒 | ひとりごと
 そんな私が
菊理媛様の前に跪いたとき
出てきた言葉が

「ごめんなさい」だったのだ。

年老いて
弱くなっている父を
いまだに許せないでいる私に
自分がどうしなければいけないかを
はっきりと示してくださったのだ。


荒御霊宮の前ではもっと激しかった。

何度も何度も謝り涙を流し
感謝していた。


感謝していた。



・・・・・
その時
わかったのだ 
はっきりと
わかったのだ。


ここへは両親とともに
こなけらばならなかった・・・ということが。



菊理媛様は
イザナギの命とイザナミの命が争った時に
中にはいり
調停した人
だから「くくり」媛なのだ。



父と母が、
・・・80を過ぎた今でも
毎日、喧嘩ばかりしている父と母が
そろってククリヒメの前に立たせていただく事は
とても大事な事に違いない。

そして
父と共にここへ来る事は
私にとっても
大事であったに違いないのだ。


ククリヒメ様は
きっと
父と母をくくり
私と父をククリ
私と娘もくくりなおしてくださったに違いない。

偶然
夏越の払いのこの日
4人で
ここに詣出させていただけたことこそ
有り難いことだったに違いないのだ。



私は両親の身体を慮って
娘と二人だけで参拝する事を決めた。

けれどそれではだめで
多少しんどくても
両親をも連れてこなければならなかったのだ。


だから車は故障したのだ。


娘と二人だけで参拝してしまえないように
朝一番から故障したのだ。


しかも、一度目で直ってしまえば
きっと
参拝はせずに
そのまま帰宅していたはずだ。



それもダメで
4人で参拝させるために
2時間半という時間が与えられ
レンタカーが与えられたのだ。




なんという神計らい 
なんという幸運  


ありがたくてありがたくて
ただ、ただ、感謝のみである。





4人でゆっくりと境内の樹を眺め
御霊泉水を頂き
父と母のツーショットを撮った。


人は不思議な物で
今まで口げんかしていても
カメラが前にあると
笑う物なのだ。


父と母も
まるで
とても仲のよい夫婦のように
並んで笑っていた。




彼らの笑顔のツーショットは
これが最後かもしれない・・・と
思いながらシャッターを押した。




娘に勧められ
私も入って3人の写真も撮ってもらった。


それこそ
何十年ぶりの親子写真だった。


やっぱり
三人とも
笑っていた。




喧嘩ばかりしている老夫婦が、
素直に愛しあえない父娘が
ファインダーの中でにこやかに笑っていた。




良くも悪くも
紛れもなく
この三次元の
今生でぶつかりあって
泣いて笑った
50年余りの「縁」がそこにはあった。






仲のよいことが一番なのはわかっている。

優しく穏やかに
愛し合えるに限る。


しかし
喜怒哀楽の
全てを味わう事が
この世の目的ならば
喧嘩して
憎んで
悲しい思いをしても
それもまた
意味のあった人生と言えるのかもしれない。





一生懸命味わう事。

与えられた環境を
全身全霊一生懸命に受け止めること。



それができれば
どんな人生も
きっと
価値の在る「成功」の人生だった・・・といえるに違いないのだ。







白山から流れ出す
「手取り川」から上がって来る川風が
私達に心地よい涼しさを与えながら
本殿へと吹き抜けて行った。





                     完





    表参道


                         


    
                        表参道の大きな杉たち




                   笑っている狛犬さん、かわいいい!!


          荒御霊宮



ご本殿は大きすぎてうまく撮れませんでした 


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