幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

願わくば

2012年07月26日 19時50分52秒 | ひとりごと
願わくば花の下にて春死なむ
     その如月の望月のころ       西行


 かっこよすぎます。西行さん。
でも私も願わくばそうありたい。

小高い丘の上
樹齢の高い、大きな桜の木の根元に座り
はらはらと散る花びらを受けとめ
真っ青な空を花の間から眺めながら
自分で、自分の魂を抜きたいと願っている。


 そんなことを考えながら
明日、もし死ぬとしたら、今日は何をしようかしら
と、自問してみた。


 たぶん、みなにお礼を言って回るだろう。
もしくは、お礼の手紙を書くだろう。

家族、親友はもちろんのこと
今まで私にかかわってくださった方々すべてにお礼が言いたい。



 ことばがきつく、思いやりに欠け、マイナス思考だった過去の私にすら
大きな心で接してくれたたくさんの人たちがいる。

 誰にお礼を言おう、なんてお礼を言おう
・・・そう考えていると
次から次へといろいろな人の顔が浮かび
いろいろな出来事が思い出される。
悲しい場面、顔から火が出るほど恥ずかしい場面
あれも詫びたい、これも詫びたい
あの時のお礼が言いたい、このお礼も言えていない
などなど、次から次へと顔が浮かび、場面が浮かんできた。

私は今まで、なんていい加減に暮らしてきたのだろう。
きちんとお礼や謝罪を述べていないことが
こんなにたくさんあるなんて・・・・・


 一つ一つ思い出しながら
ごめんなさいとありがとうの思いを送った。

過去には戻れないけれど
時空は不思議につながっていて
過去の思いに感謝と祝福の念を送ると
その時空が癒されて
起きてくる現実が微妙に変わってくるんですって。






 ああ、それにしても、まさに、

     “ 願わくば花の下にて春死なむ”
                          である。


 関わって下さったすべての人々を思い出し、感謝し、
散る花びらに連れられて
真っ青な空、高く上ってゆけたらいいなぁ。