燕岳に登山した日が8月4日です、例年は7月の中旬から下旬に登っていますが、今年は天候が不順で登山日和が無いまま8月にずれ込んでしまいました。
その間にも山の季節は進んで花の最盛期を逸してしまった花もあります、9合目あたりに群生しているハクサンシャクナゲや黄花シャクナゲは花が終わっていました。
登りながら見た花を写真に収めてきましたが、7月に登山した時より種類が少ないように思います。
コマクサ
燕岳登山で楽しみにしていたコマクサも最盛期が過ぎて色あせた花が目だっていました。
コイワカガミ
ゴゼンタチバナ
ツマトリソウ
クルマユリ
開花が近い蕾のクルマユリが登山道わきにありました。
コバイケイソウ
コバイケイソウが広い面積で群落をつくって咲いていました。
チングルマの花が終わった後の毛の様に放射状に延びているものは実です、この姿が稚児が持つ風車に似ている事から稚児車⇒チングルマになったようです。
毛のあいだに雨粒を貯めた姿も奇麗でした。
バイカオウレン
カラマツソウ
写真に葉を写し込んでこなかったのでカラマツソウかモミジカラマツソウか良く解りません、花の写真を写す時には必ず葉も写し込むようにしないとはっきりとした種類が解らないのです、何回か失敗しています。
オンタデ
トリアシショウマ
ハクサンフウロ
トリカブト
花の形が兜に似ているのでこの名前が付けれれた様です、毒がある事でも知られています。
ミヤマキンポウゲ
テガタチドリ
シナノキンバイ
ナナカマドは花が終わって青い実が着いていました、秋には実も葉も赤く色付き山を紅葉で染めるでしょう。
苦しい登山道を登っている時に可憐な一輪を見ると疲れが癒されます、立ち止まってカメラに収めると弾んでいた息遣いもおさまって再び歩き始める気力を頂きました。
北アルプスの冬は世界でも類を見ない強風が吹きつけて積雪は20mを超える場所もあるそうです、そんな過酷な気象条件の冬を乗り越えて私の目の前で可憐な花を咲かせて微笑んでいる姿に心うたれました。
燕岳への19回目の登山も無事に終えました、気象条件の良い日を選んで登ったのですが結果的に雨に遭ってしまいました、頂上からの遠くの山の眺望や、ご来光は見る事が出来なくて少し残念でしたが綺麗な高山植物の花を見ることが出来て満足しています。
私は早くも紅葉の山に登る事を楽しみにしています。
燕岳関係の記事はこれで終わります、いつもご訪問頂きありがとうございます。
来週初めから出掛けますのでコメント欄は閉じさせていただきます。