経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

任天堂、イビデン、キヤノン、タムロン・・・

2007-10-18 | 新聞・雑誌記事を読む
 本日の日経金融のトップ記事に、過去20年の株価上昇率のランキングが掲載されています。1位の任天堂以下、イビデン、キヤノン、タムロンと技術系の企業が続いていて、長期的にみるとやはり技術力で差別化できる企業は強い、ということがよくわかります。
 その技術がどのように守られてきたかですが、「特許」についてはキヤノンがランクインしてくれていてなんとか面目躍如といった感じですが、その他は匠系、練り物系など、どちらかというとノウハウの要素が強そうな企業が多そうです。トップの任天堂に関しては、特許の貢献についてはよくわかりませんが、何となく特許云々を超越した独創性でビジネスの決着がついてしまっているような印象も受けます。
 世界的には、近年は技術より一次産品の希少性が高まっている傾向が強くなっていますが、資源の乏しい日本の競争力は、やはり技術力をおいて他にない、ということを改めて思い知らされます。


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2 コメント

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Unknown (大阪の弁理士受験生)
2007-10-19 13:49:19
任天堂の「特許」は知りませんが、「知財」では超一流だと思います。「ポケモン」の成功は、任天堂の知財戦略がなければ、ありえなかったと思いますし、マリオブラザーズの「ルイジ」というキャラクターは意匠の「類似」から名づけられたそうです。
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Unknown (土生)
2007-10-19 15:34:59
大阪の弁理士受験生さん、
コメント有難うございます。
日経金融新聞では、今日からランキング1位から順に特集記事が掲載されているので、任天堂の記事については追ってご紹介したいと思います。
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