以前に紹介した「アップルとグーグル」で、「アップルの行ってきたこと」を次のように定義しています。
まだまだわかりにくい数歩先のテクノロジーを、質の高いソフトウェアや、わかりやすいユーザインターフェイスを通して、誰もが使える形で提供すること。
グーグルについても基本的には同じで、
そのままではなかなか使いづらい世界中の情報を整理し、、質の高いソフトウェアや、わかりやすいユーザインターフェイスを通して、誰もが使える形で提供すること。
となるそうです。
翻って知財業界を見ると、果たしてこうした方向での努力がなされてきているでしょうか。知財の専門家に求められる方向性は、専門知識をさらに深堀りすることだけでなく、ユーザインターフェイスという視点があってよいのではないかと思います。
個人的には、①企業評価に必要な知財に関する情報をどのように伝えていくかという金融業界とのインターフェイス、②特許に馴染みのないソフトウェア業界において特許の意義や取組方法を経営サイドや事業サイドとどのように考えていくかというソフトウェア特許に関するインターフェイス、③効果的な知財戦略を推進するために知財部門以外の関係者にも知財で何ができるかという基本知識を共有してもらう知財専門ではない関係者とのインターフェイス、といったところに取り組んできていますが、言うは易し行うは難し。「わかりやすいユーザインターフェイスを通して、誰もが使える形で提供する」ということは、少なくともビジネスパーソンを対象にする世界において、特許制度などをカラー刷りでマンガチックに表現すればいいというものではありません(そのあたりをこの業界では誤解していることが多いように感じますが)。アップルの製品でもそうですが、そこはユーザが「格好いい」と感じられるようなスタイルで提供できないとダメなんです。たぶん。
まだまだわかりにくい数歩先のテクノロジーを、質の高いソフトウェアや、わかりやすいユーザインターフェイスを通して、誰もが使える形で提供すること。
グーグルについても基本的には同じで、
そのままではなかなか使いづらい世界中の情報を整理し、、質の高いソフトウェアや、わかりやすいユーザインターフェイスを通して、誰もが使える形で提供すること。
となるそうです。
翻って知財業界を見ると、果たしてこうした方向での努力がなされてきているでしょうか。知財の専門家に求められる方向性は、専門知識をさらに深堀りすることだけでなく、ユーザインターフェイスという視点があってよいのではないかと思います。
個人的には、①企業評価に必要な知財に関する情報をどのように伝えていくかという金融業界とのインターフェイス、②特許に馴染みのないソフトウェア業界において特許の意義や取組方法を経営サイドや事業サイドとどのように考えていくかというソフトウェア特許に関するインターフェイス、③効果的な知財戦略を推進するために知財部門以外の関係者にも知財で何ができるかという基本知識を共有してもらう知財専門ではない関係者とのインターフェイス、といったところに取り組んできていますが、言うは易し行うは難し。「わかりやすいユーザインターフェイスを通して、誰もが使える形で提供する」ということは、少なくともビジネスパーソンを対象にする世界において、特許制度などをカラー刷りでマンガチックに表現すればいいというものではありません(そのあたりをこの業界では誤解していることが多いように感じますが)。アップルの製品でもそうですが、そこはユーザが「格好いい」と感じられるようなスタイルで提供できないとダメなんです。たぶん。
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