経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

知財が中小企業にもたらす意外なメリットとは?-ブランド力を高め、企業間共創を加速させる知財の捉えかた

2023-01-31 | お知らせ
 ロフトワークさんのWebサイトの「Dcraft デザイン経営リーダーズゼミ」のコンテンツに、同社のクリエイティブディレクター・加藤修平さんとの対談記事、
  知財が中小企業にもたらす意外なメリットとは?
  ブランド力を高め、企業間共創を加速させる知財の捉えかた
をご掲載いただきました。

 https://loftwork.com/jp/project/dcraft/dcraft-kansai2022-chizai

 未来感のあるポジティブな内容にまとめていただきましたが、特に強調したかったのは次の一節です。

 一方で、これから知財の中で特許以上に重要になってくるのは、ブランドのロゴマークや商品名といった「商標」かもしれません。そのサービスやプロダクトを通じてどんなメッセージを発信していきたいか、どんなビジネスをしかけていきたいのか。昔の武将が自分たちの旗印を掲げて仲間意識を高めたみたいに、コンセプトやビジョンをロゴマークなどに可視化し、ストーリーを語りながらユーザーやパートナーに提示して、そこに共感してくれる仲間と新しいビジネスを創っていく。そうした意味で商標は、特許やノウハウなど企業に固有の資源である知財を束ね、それらを自社らしさや自社の想い、ビジョンを発信する役割を担うものです。そして共通の目的でつながる仲間との知の重なり合いにより新たな知が生まれ、そうした知のアップデートが他には追随できない強いビジネスを作り出していくのではないかと。