今回の景気回復は、どうやら本物のようです。昨年からの近隣のオフィス賃料の上昇をみていると、ちょっと尋常ではない(少々バブルかという)感じです。
加えて、これだけ知財が注目される時代になったから出願も急増、かと思いきや、特許の出願番号の数字を見ていると、例年並みか、若干少ないくらいなのではないでしょうか。私はソフトウエアやビジネス関連発明が中心ですが、この分野については、案件数がかなり減っているという印象を受けます。いわゆる「ビジネスモデル特許ブーム」が去ったというのもあるのでしょうが、それは既に2~3年前から表れていた傾向であり、今般の減少傾向には他の要因もあるように思います。
推測するに、おそらくこういった分野では、トラディッショナルな技術分野と比べて、特許が商品やサービスの主たる競争力をカバーする性格のものではないことが多いので、景気がよくなって売上が伸びるようになれば、特許に対する期待や関心が薄くなる傾向にあるのではないでしょうか。逆に、景気が悪くてどうにも売上が上がらないときには、起爆剤の一つとして特許に対する期待が高まってくるのではないかという気がします。
逆に、昨年に比べて増えていると感じるのが、商標登録出願です。景気がよくなると商品やサービスの数も増加し、利益が増えてくるのでカバーしておく範囲も広めにとる余裕が出てくるのではないでしょうか。こちらは、素直に景気連動型、という感じです。
ということは、ソフトウエア・ビジネスモデル系の特許事務所は、商標にも力を入れることがリスク管理上は望ましいポートフォリオ、ということになるのでしょうか。こうやって分析すると、特許事務所向けのファイナンシャル・プラニング業務ができるかもしれません(笑)。
加えて、これだけ知財が注目される時代になったから出願も急増、かと思いきや、特許の出願番号の数字を見ていると、例年並みか、若干少ないくらいなのではないでしょうか。私はソフトウエアやビジネス関連発明が中心ですが、この分野については、案件数がかなり減っているという印象を受けます。いわゆる「ビジネスモデル特許ブーム」が去ったというのもあるのでしょうが、それは既に2~3年前から表れていた傾向であり、今般の減少傾向には他の要因もあるように思います。
推測するに、おそらくこういった分野では、トラディッショナルな技術分野と比べて、特許が商品やサービスの主たる競争力をカバーする性格のものではないことが多いので、景気がよくなって売上が伸びるようになれば、特許に対する期待や関心が薄くなる傾向にあるのではないでしょうか。逆に、景気が悪くてどうにも売上が上がらないときには、起爆剤の一つとして特許に対する期待が高まってくるのではないかという気がします。
逆に、昨年に比べて増えていると感じるのが、商標登録出願です。景気がよくなると商品やサービスの数も増加し、利益が増えてくるのでカバーしておく範囲も広めにとる余裕が出てくるのではないでしょうか。こちらは、素直に景気連動型、という感じです。
ということは、ソフトウエア・ビジネスモデル系の特許事務所は、商標にも力を入れることがリスク管理上は望ましいポートフォリオ、ということになるのでしょうか。こうやって分析すると、特許事務所向けのファイナンシャル・プラニング業務ができるかもしれません(笑)。