昨日の日経金融新聞の記事ですが、知財人にはあまり馴染みのない「不動産鑑定士」が大人気らしいです。公示地価の鑑定などの従来業務以外に、不動産ファンド関連の業務が急増する一方、2004年の制度改正後も最終合格率は2%程度の狭き門で、需給がどんどんタイトになっているとのことで、○○士とは随分状況は異なっているようです(これからは「不動産」より「知財」の時代、とかよく言われてたような気がするのですが・・・)。
需要が増えている要因は、REITなどの不動産ファンドの増加によって、物件取得時の鑑定評価、ファンドの決算期毎の保有不動産の評価が増加しているとのことです。特に後者はストック型で需要が増えていくので、安定収益として効いてくるそうです。となると、○○士も、これからは証券化・価値評価に期待、ということになるのでしょうか。
福田新首相の答弁風にいうと、
「特許や商標は不動産のように流動性が高まっていますか?高まっていませんね。」
「評価の開示が必要な投資家が増えていますか?増えていませんね。」
実は、不動産鑑定の業界でも、ファンド関連の売上は全体の1割にも満たないそうです。J-REITだけでも5兆円規模の市場がある業界でこれですから、流動性が極めて低く、投資適格性にも多くの難がある知財について、同じような期待は残念ながら考えにくそうですね。
需要が増えている要因は、REITなどの不動産ファンドの増加によって、物件取得時の鑑定評価、ファンドの決算期毎の保有不動産の評価が増加しているとのことです。特に後者はストック型で需要が増えていくので、安定収益として効いてくるそうです。となると、○○士も、これからは証券化・価値評価に期待、ということになるのでしょうか。
福田新首相の答弁風にいうと、
「特許や商標は不動産のように流動性が高まっていますか?高まっていませんね。」
「評価の開示が必要な投資家が増えていますか?増えていませんね。」
実は、不動産鑑定の業界でも、ファンド関連の売上は全体の1割にも満たないそうです。J-REITだけでも5兆円規模の市場がある業界でこれですから、流動性が極めて低く、投資適格性にも多くの難がある知財について、同じような期待は残念ながら考えにくそうですね。